e-bike試乗レビュー
花見も釣りも焚き火も!! 好きなことを自由気ままに楽しむe-bikeソロライド
2021年4月15日 08:00
春ですし、久々にサイクリングをすることにしました。もちろんe-bikeでのサイクリング。愛車のミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」で行こうと考えました。
ちなみに、e-bikeとは主にスポーツタイプの電動アシスト自転車を指します。車体がスポーツ走行に向くのと同時に、電動アシスト機構も高ケイデンス対応でレスポンスに優れたものが採用されています。例えばシマノSTEPSなどがそれにあたります。
なお、e-bikeもシティサイクルタイプのアシスト自転車も、どちらも電動アシスト自転車ではあります。ですが、実際に乗り比べてみると走行感がまるで違いますので、違う乗り物と考えたほうがいいでしょう。その違いはコラム「電動アシスト自転車とe-bikeの違いって何?」にありますのでご覧ください。
さておき、どこへe-bikeサイクリングに行くか。でもまあ、こんなご時勢ですし、とりあえずソロで行くのが無難ですね。目的地にも悩むところ。人気スポットだと、やはり人が集まりがちです。
では、あえて人が集まらなさそうなスポットは? ソロで、誰もいなさそうな場所を目指して走る。それでも自然の中をノンビリ走ればきっと楽しいハズ!! 筆者は自営業なので土日を避けて平日走れば、さらに混雑を避けられます。そうだそうしよう!! 地元近くの静かなエリアでe-bikeソロライドしよう♪
のどかな埼玉県飯能市・名栗エリアでe-bikeソロライド!!
e-bikeソロライドに選んだのは、埼玉県飯能市(はんのうし)の名栗(なぐり)エリア。筆者的にはほとんど地元という感じで、よく知るエリアです。休日はハイキングや登山、あるいはモーターサイクルツーリングの人で賑わう箇所もありますが、平日だと全体的に閑散としています。そんなエリアまでトランポ(自転車をクルマで運ぶこと)し、サイクリング開始です。
名栗エリアはスポーツサイクリストにも人気があるエリアです。交通量が少なく道も広めで景色も良好。ヒルクライムに適した激坂もあります。なので、休日はサイクリストがけっこう多い。その一方、平日だと閑散としていて、とてもノンビリと走れます。
さて、まずは名栗湖に向かいます。駐車場の前から始まる坂を約1km上れば湖。上りの中盤からは激坂ですが、前日にチェーン洗浄・注油したRIDGE-RUNNERは、ドライブユニットのパワフルなアシストと相まって絶好調♪ 鼻歌交じりの快走で湖に到着しました。サイクリングの様子を写真と説明文でご覧ください。
いきなり素晴らしいぞ、飯能市名栗エリア!!! さすが平日、ホントに空いてるし、桜は満開だし、抜群のe-bikeサイクリング体験です♪
じゃあ峠までヒルクライム? ところが……
名栗湖も桜もキレイだし、野鳥の声は美しいし……でもまだ数キロしか走っていません。まるで走り足りない~。
ということで、ちょっとヒルクライムしてみることに。その様子を写真と説明文でご覧ください。
あっ失敗した!! お弁当持ってくればよかった~。こんなふうな、のどかな自然の中で食べたらきっと超おいしい……次はお弁当e-bikeソロライドを必ずや!!
田舎道サイクリングはいいなぁ~
さて次はどこに行こうか? この日の拠点は「CAZUキャンプ場」。ホタルが多数見られることで有名な地域の川沿いにあるキャンプ場です。 吉田木材という木材会社が運営するキャンプ場ということで、1,000~1,500円を支払えば焚き火用の薪を使い放題!! という太っ腹なキャンプ場です。
ただ、チェックイン時間までにまだ時間があります。ん~むむ、それまで、どうしようかな~。
人の姿を見たら別の方向へ、みたいな感じで誰もいない場所へと向かって無目的にサイクリング。こういうのもイイですね。まったく無名で誰も立ち寄らなさそうなスポットでも、季節の花があったり、ダイナミックな自然を垣間見られたり。田舎道サイクリングは意外なほど楽しいです♪
バックパックを背負わない気楽なスタイル
ここでちょっと、今回のe-bikeについてご紹介。車体は前述のとおりミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」ですが、いろいろとカスタマイズしております。で、そのカスタマイズにより、荷物をたっぷり積める仕様になっています。
ちょっとスポーティな見栄えからは遠ざかるんですが、荷物をたくさん積めるので、バックパックで荷物を背負う必要がナイ。なので、体も気分も非常にリラックスして走れるんです。キャリアを追加したり荷物をたくさん積んだりしても、e-bikeなので走りは軽快です。
フロントバッグに貴重品やスマートフォンなどを入れ、リアバッグにはパンク修理キットや工具、その日に必要になりそうなモノやウェア、あるいはワイヤーロック(鍵)など入れています。そしてこの日、「コレはぜひ持っていきたい!!」と考えたモノは……。
こういうワンタッチ脱着のバッグを使っていると、どこかに立ち寄るときにも便利です。例えば食事のためお店に立ち寄ったりする場合、バッグを自転車から外して携帯すれば盗難の心配はありません。脱着がワンタッチなので、バッグ付け外しの手間はほぼナシ。走行中はラクだし、どこかに立ち寄る時の利便も十二分というわけです。
この日のサイクリングでは、昼過ぎにちょっと時間を余らせてしまったので、カフェに寄りました。バッグ一式を自転車から外して軽食を。
何となく立ち寄ったカフェは、本気のカフェでした。北欧を思わせる外観で、店内もまた独特の落ち着く雰囲気。そして美味しい食べ物に紅茶。「名栗エリアには意外にいいカフェが多い」とは聞いていましたが、ホントそうなんですね。また来よう♪
ぜひ釣りもしてゆきたい!!!
名栗エリアに流れる名栗川(入間川)。大きな川ではありませんが、とても美しい清流です。ある程度人の手が介在して整備もされている、いわゆる「里川」ですね。
じゃあ釣りをするしか!!! ということでリアバッグに入れて持ってきた釣具の出番です。……でもまあ、一度も釣りをしたことがない川なので、どこで釣れるのか全然わからないこともあり、釣果にはあまり期待していません。と書きつつも内心は期待していたりして……。
いや~美しい釣具の写真をキレイな川とともに撮るとキマりますね~。これなら釣れなくても満足ですっ!! 嘘ですっ、釣れたほうがいいですぅ~。
でもe-bikeサイクリングの合間の釣り、自転車でほぐれた体と心が、さらに癒やされほぐされ幸福感が宿ります。サイコー。自然の中でノンビリするのはイイですね~♪
焚き火を眺めて黄昏れて
このサイクリングの楽しみのひとつは焚き火。前述の「CAZUキャンプ場」は材木屋さんが直営するキャンプ場で、1,000~1,500円(キャンプスタイルや時間帯による)で薪を使い放題なのです。焚き火を堪能できる♪
このままキャンプするのもアリなんですが、本日はサイクリングを十分楽しみ、花もあったし鳥もカエルもいたし、釣れなかったけど釣りもできた。焚き火もばっちり堪能。大満足なのでこれで引き上げることにしました。
意外なほど良かったです、誰もいない場所を目指してのe-bikeソロライド。グループライドも楽しいけれど、ひとりで走るのは自由気ままに動けるしとても気楽でいい。ご興味あらば、ぜひe-bikeソロライドをお試しあれ♪