e-bike試乗レビュー

花見も釣りも焚き火も!! 好きなことを自由気ままに楽しむe-bikeソロライド

春ですし、久々にサイクリングをすることにしました。もちろんe-bikeでのサイクリング。愛車のミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」で行こうと考えました。

購入後3年が経過するミヤタ「RIDGE-RUNNER」。故障もトラブルもなく、これまで筆者をいろ~んな場所へと連れて行ってくれました。今回はどこに連れて行ってもらおう?

ちなみに、e-bikeとは主にスポーツタイプの電動アシスト自転車を指します。車体がスポーツ走行に向くのと同時に、電動アシスト機構も高ケイデンス対応でレスポンスに優れたものが採用されています。例えばシマノSTEPSなどがそれにあたります。

RIDGE-RUNNERに搭載されているドライブユニット(アシスト用モーター)は、シマノ最上位機種のシマノSTEPS「E8080シリーズ」です。ほか、オールラウンド用途のE6180シリーズ、コストパフォーマンスに優れたE5080シリーズがあります

なお、e-bikeもシティサイクルタイプのアシスト自転車も、どちらも電動アシスト自転車ではあります。ですが、実際に乗り比べてみると走行感がまるで違いますので、違う乗り物と考えたほうがいいでしょう。その違いはコラム「電動アシスト自転車とe-bikeの違いって何?」にありますのでご覧ください。

さておき、どこへe-bikeサイクリングに行くか。でもまあ、こんなご時勢ですし、とりあえずソロで行くのが無難ですね。目的地にも悩むところ。人気スポットだと、やはり人が集まりがちです。

では、あえて人が集まらなさそうなスポットは? ソロで、誰もいなさそうな場所を目指して走る。それでも自然の中をノンビリ走ればきっと楽しいハズ!! 筆者は自営業なので土日を避けて平日走れば、さらに混雑を避けられます。そうだそうしよう!! 地元近くの静かなエリアでe-bikeソロライドしよう♪

のどかな埼玉県飯能市・名栗エリアでe-bikeソロライド!!

e-bikeソロライドに選んだのは、埼玉県飯能市(はんのうし)の名栗(なぐり)エリア。筆者的にはほとんど地元という感じで、よく知るエリアです。休日はハイキングや登山、あるいはモーターサイクルツーリングの人で賑わう箇所もありますが、平日だと全体的に閑散としています。そんなエリアまでトランポ(自転車をクルマで運ぶこと)し、サイクリング開始です。

飯能市の下名栗(しもなぐり)にある公共駐車場にクルマを止め、一時的な拠点としてサイクリング開始。名栗湖(なぐりこ)への上り口にあり、すぐ近くに公衆トイレもあります。ただし登山目的などでの長時間駐車は禁止されています
この坂を上ると名栗湖。約1kmほどの坂ですが、けっこう急坂。自転車で上る人はあまり見かけません。道路沿いには「名栗武州世直し一揆」の壁画が。幕末の1866年に名栗エリアを中心に発生した一揆で、東京都や群馬県にまで広がった大規模な一揆だったそうです

名栗エリアはスポーツサイクリストにも人気があるエリアです。交通量が少なく道も広めで景色も良好。ヒルクライムに適した激坂もあります。なので、休日はサイクリストがけっこう多い。その一方、平日だと閑散としていて、とてもノンビリと走れます。

さて、まずは名栗湖に向かいます。駐車場の前から始まる坂を約1km上れば湖。上りの中盤からは激坂ですが、前日にチェーン洗浄・注油したRIDGE-RUNNERは、ドライブユニットのパワフルなアシストと相まって絶好調♪ 鼻歌交じりの快走で湖に到着しました。サイクリングの様子を写真と説明文でご覧ください。

走り始めるとすぐに名栗湖へと到着。晴天!!
名栗湖は有間(ありま)ダムにせき止められた湖です。カヌー遊びや釣りなんかもできますヨ♪
このサイクリングは2021年3月末でしたが、湖周辺は桜が満開でした
見上げると、桜、桜、桜!!
湖には周回道路があり、一周すると約4.5km。湖を眺めて自然を感じながら走れます。ただし現在は崖崩れ(2019年の台風19号によるもの)で遮断された道路の工事中で、周回はできません(近日中に工事が完了すると思われます)
誰もいない~♪ 野鳥の声が凄い~♪ ただし土日祝日などはモーターサイクルツーリングの人出を中心に、そこそこ混んだりしますのでご注意を

いきなり素晴らしいぞ、飯能市名栗エリア!!! さすが平日、ホントに空いてるし、桜は満開だし、抜群のe-bikeサイクリング体験です♪

じゃあ峠までヒルクライム? ところが……

名栗湖も桜もキレイだし、野鳥の声は美しいし……でもまだ数キロしか走っていません。まるで走り足りない~。

ということで、ちょっとヒルクライムしてみることに。その様子を写真と説明文でご覧ください。

名栗湖西端から西へ続くヒルクライムルート。この先には「有間渓谷観光釣り場」があり、さらにその先には有間峠(ありまとうげ)へと続く林道・広河原逆川線(ひろかわらさかさがわせん)があります
こっちも誰もいな~い♪ 鳥のさえずりが美し~い♪ 坂が徐々にキツくなってきますが、e-bikeですのでダイジョーブ♪
アーッ!!! 通行止めになってるーッ!!! そうなんです、2019年の台風19号により道路が崩落するなどして、このあたりの林道の多くが現在も通行不能状態なのでした。「もし開通していたら峠までヒルクライムしようかな」と思っていましたが、その希望はまったく叶わず。残念
じゃあ下りましょう~。あっヤマブキ? 春ですね~
湖に注ぐ川のほとりに下りてみました。カエルがゲコゲコ言ってる!! やっぱり春ですね~
水面には桜の花びらが
川沿いには桜並木が。にしても誰もイナーイ♪ いるのは筆者とカエルと野鳥くらいかな?

あっ失敗した!! お弁当持ってくればよかった~。こんなふうな、のどかな自然の中で食べたらきっと超おいしい……次はお弁当e-bikeソロライドを必ずや!!

田舎道サイクリングはいいなぁ~

さて次はどこに行こうか? この日の拠点は「CAZUキャンプ場」。ホタルが多数見られることで有名な地域の川沿いにあるキャンプ場です。 吉田木材という木材会社が運営するキャンプ場ということで、1,000~1,500円を支払えば焚き火用の薪を使い放題!! という太っ腹なキャンプ場です。

ただ、チェックイン時間までにまだ時間があります。ん~むむ、それまで、どうしようかな~。

名栗湖から少し下った場所、「ノーラ名栗」「さわらびの湯」がある高台から、次に行く場所を模索
……そうだ川沿いを走ってみよう!! と思いつきました。ちなみに眼下の川は入間川。上流部なので名栗川とも呼ばれます。この川沿いに県道があり、多数の「裏道」があったりもします。そんなところを気の向くままに走ってみようかな、と
川沿いにはこんな小径も
梅の花も咲いている!!
そして桜の花も♪

人の姿を見たら別の方向へ、みたいな感じで誰もいない場所へと向かって無目的にサイクリング。こういうのもイイですね。まったく無名で誰も立ち寄らなさそうなスポットでも、季節の花があったり、ダイナミックな自然を垣間見られたり。田舎道サイクリングは意外なほど楽しいです♪

バックパックを背負わない気楽なスタイル

ここでちょっと、今回のe-bikeについてご紹介。車体は前述のとおりミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」ですが、いろいろとカスタマイズしております。で、そのカスタマイズにより、荷物をたっぷり積める仕様になっています。

前後にバッグを積んでいる筆者所有のRIDGE-RUNNER

ちょっとスポーティな見栄えからは遠ざかるんですが、荷物をたくさん積めるので、バックパックで荷物を背負う必要がナイ。なので、体も気分も非常にリラックスして走れるんです。キャリアを追加したり荷物をたくさん積んだりしても、e-bikeなので走りは軽快です。

ちょっと特殊なリアキャリアを装着しており、リアのバッグをワンタッチで脱着できます。リアキャリアについての詳細は別の記事にあります
ハンドルに装着するフロントバッグとして、好みのバッグをリクセンカウル「KLICKfix」対応となるよう改造(リクセン化/リクセン改造)しています。これもワンタッチで脱着可能。改造方法は別の記事にあります
バッグを装着していない状態
リアとフロントにバッグを装着した状態

フロントバッグに貴重品やスマートフォンなどを入れ、リアバッグにはパンク修理キットや工具、その日に必要になりそうなモノやウェア、あるいはワイヤーロック(鍵)など入れています。そしてこの日、「コレはぜひ持っていきたい!!」と考えたモノは……。

この日の荷物はけっこう多め。リアバッグから何かがはみ出しています
コレでした!! リールとロッド。つまり釣り道具一式を載せてのサイクリングです。もっちろん、良さそうな場所があったらフィッシングも!! というわけです

こういうワンタッチ脱着のバッグを使っていると、どこかに立ち寄るときにも便利です。例えば食事のためお店に立ち寄ったりする場合、バッグを自転車から外して携帯すれば盗難の心配はありません。脱着がワンタッチなので、バッグ付け外しの手間はほぼナシ。走行中はラクだし、どこかに立ち寄る時の利便も十二分というわけです。

この日のサイクリングでは、昼過ぎにちょっと時間を余らせてしまったので、カフェに寄りました。バッグ一式を自転車から外して軽食を。

なんかちょっと食べようと思って注文したら、予想以上にオシャレな軽食! しかもウマっ!! 激ウマ!!!
紅茶もメチャうま!! すっごく美味しい

何となく立ち寄ったカフェは、本気のカフェでした。北欧を思わせる外観で、店内もまた独特の落ち着く雰囲気。そして美味しい食べ物に紅茶。「名栗エリアには意外にいいカフェが多い」とは聞いていましたが、ホントそうなんですね。また来よう♪

ぜひ釣りもしてゆきたい!!!

名栗エリアに流れる名栗川(入間川)。大きな川ではありませんが、とても美しい清流です。ある程度人の手が介在して整備もされている、いわゆる「里川」ですね。

こんな清流がある名栗川。県道をサイクリングしていてもよく見えます
透明度も高いです

じゃあ釣りをするしか!!! ということでリアバッグに入れて持ってきた釣具の出番です。……でもまあ、一度も釣りをしたことがない川なので、どこで釣れるのか全然わからないこともあり、釣果にはあまり期待していません。と書きつつも内心は期待していたりして……。

用意したロッド(竿)はトラウト釣り向けのパックロッド。コンパクトに携帯できつつ、狭い場所でも振りやすい長さです。リールは小型のスピニングリール。購入検討中でしたが、その前にシマノに借りることができたので早速試してみることに♪
リールもロッドもシマノ製。ドライブユニットもシマノ製。釣りもe-bikeも趣味の筆者はシマノ製品をイロイロ使っているのでした
こんな場所で釣り開始。雰囲気がいいですね~
そして釣ること……1時間。んんんん~お魚ちゃんの反応はありませんでした~。残念
釣れないので釣具の写真を撮っちゃおう~。渓流釣りのお約束ですネ。ここに魚も写っていればサイコーなんですけどネ
ちなみにこのロッドはシマノ「カーディフ NX S48UL-4(2021年モデル)」。ネイティブトラウト・フィッシング向けの4本継ぎパックロッドで、携帯時の長さは39.8cm。使用時の長さは1.42m(約4.8フィート)。パックロッドなのにクセがなくパワーもあって非常に扱いやすい。あまりにイイのでベイトリール用も買っちゃいました♪
リールはシマノ「ステラ 1000SSSPG(2018年モデル)」。ステラはシマノ製スピニングリールのフラッグシップシリーズで、このモデルは最も小型の部類です。物凄いスムーズさと釣具とは思えない美しさ。一度使うと後戻りできない系のリールです

いや~美しい釣具の写真をキレイな川とともに撮るとキマりますね~。これなら釣れなくても満足ですっ!! 嘘ですっ、釣れたほうがいいですぅ~。

でもe-bikeサイクリングの合間の釣り、自転車でほぐれた体と心が、さらに癒やされほぐされ幸福感が宿ります。サイコー。自然の中でノンビリするのはイイですね~♪

焚き火を眺めて黄昏れて

このサイクリングの楽しみのひとつは焚き火。前述の「CAZUキャンプ場」は材木屋さんが直営するキャンプ場で、1,000~1,500円(キャンプスタイルや時間帯による)で薪を使い放題なのです。焚き火を堪能できる♪

この日はCAZUキャンプ場の一角に拠点を置きました。オートキャンプ場なのでトランポに使ったクルマも同じ場所に駐車しています。トランポするとこういったキャンプ用品も気軽に運べるのがいいです
さっそく焚き火。直火は禁止のキャンプ場で、焚き火台はレンタルしています。自転車をバックにして焚き火を撮ると、なんか独特の雰囲気が出ますね~。焚き火サイクリング、アリかも!!
燃える炎を眺めていると、あっという間に時間が経ってしまいます。薪もだいぶ使いました。いや使い放題なのでまだまだ燃やせますが……
でもオートキャンプのお客さんがけっこう増えてきました。平日でも来る人は来るんですね~
RIDGE-RUNNERが黄昏れているから、そろそろ帰ろうかな

このままキャンプするのもアリなんですが、本日はサイクリングを十分楽しみ、花もあったし鳥もカエルもいたし、釣れなかったけど釣りもできた。焚き火もばっちり堪能。大満足なのでこれで引き上げることにしました。

意外なほど良かったです、誰もいない場所を目指してのe-bikeソロライド。グループライドも楽しいけれど、ひとりで走るのは自由気ままに動けるしとても気楽でいい。ご興味あらば、ぜひe-bikeソロライドをお試しあれ♪

スタパ齋藤