ニュース

東芝、10分で80%充電できる新型電池 バスなどの電気自動車へ

リチウムイオン電池「SCiB Nb」

東芝は、ニオブチタン酸化物(NTO)を負極に用いたリチウムイオン電池「SCiB Nb」のサンプル提供を、6月より開始する。なお、NTOを負極に用いたリチウムイオン電池の販売は世界初。バスやトラックなどの大型商用の電気自動車を中心に導入を進めていく。

SCiB Nbは、正極にリチウムリン酸鉄を用いた炭素系リチウムイオン電池に匹敵する体積エネルギー密度を備えつつ、急速充電と長寿命の両立を実現する。

10分間の充電で約80%の超急速充電が可能で、実用的な部分急速充電と放電を15,000回以上繰り返しても80%以上の電池容量を維持する長寿命性能を有す。

同社は、ニオブの生産量と販売量が世界1位のCBMMと、総代理店の双日と連携し、本製品の導入を進めていくとしている。