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家族全員が笑顔に!! キャンプ×e-bikeの組み合わせを楽しむファミリーの一日

e-bikeは新しいアウトドアアクティビティですよ! というメッセージは、これまでの記事でも何度もお伝えしてきましたが、1人で遊べるだけでなく、家族でも楽しめるのが魅力です。そんなファミリーキャンプ×e-bikeなスタイルを楽しんでいる柏崎さんファミリーのキャンプにお邪魔して、その楽しみ方を見せてもらってきました。

柏崎さんは元々オフロードのモーターサイクルを中心に、自転車なども幅広く楽しんできた人です。最近、メリダの「eONE-SIXTY 9000」を入手したことで、一気にe-MTBの魅力に取りつかれ、休日はほとんどe-MTBに乗っているほどのハマり方だとか。モーターサイクルに乗る機会が減ってしまったので、手放すことも考えているほどだそうです。

BMXなども乗っていた経験があるので、e-MTBに乗るのも上手い!!

e-bikeなら家族一緒に楽しめる!!

そんな柏崎さんが感じているe-bikeの魅力の1つが、家族と一緒に楽しめること。以前から家族でキャンプに出かけたり、アウトドアアクティビティも積極的に楽しんでいましたが、モーターサイクルだと持って行って一緒に楽しむことが難しかったようです。しかし、e-MTBならキャンプ道具などと一緒にクルマに積んで行くことも可能。奥さんや娘さんの分も積んで行けば、家族全員で楽しむことができます。

今回は、キャンプ場とMTBコース、それにドッグランが一体となっている施設「かすみがうらドッグ&MTBパーク」でキャンプするというので、同行させてもらいました。

施設内は全エリアがワンちゃん優先ですが、MTBコースのすぐ横でキャンプができるのが魅力です
クルマの屋根に設置できるルーフテントは、かなりうらやましい装備。家族3人で寝られるそうです
タープを設置してキャンプの準備を終えると、さっそく3人分のMTBをセッティング
娘さんはMTB初体験。まずは慣れるために周辺を走って練習

「かすみがうらドッグ&MTBパーク」には土を盛ったパンプトラックやジャンプトレイルなどに加えて、外周を走るトレイルルートも走ることができます。このルートは初心者がMTBでオフロードを走る楽しさを味わうにはぴったり。それなりの高低差もあり、上り下りの斜面を走るおもしろさも体感できます。まずは家族3人でこの外周路を走ってみます。

安全のために必須のヘルメットをかぶって全員準備完了!!
MTB初心者の奥さん向けには、BESVのハードテイルe-MTB「TRS2 XC」を用意
子どもサイズのe-MTBはないので、上り坂で引っ張れるようにタイヤチューブでつないで走ります
専用コースだからこそできることですが、娘さんも笑顔

外周路は途中に池もあり、木漏れ陽の中を走れる気持ちの良いコース。アシストのあるe-MTBだと、体力差があまり出ないので、家族3人で同じようなペースで走れるのも良いところです。普通のMTBでトレイルに行くと、初心者は体力的にいっぱいいっぱいになってしまい、なかなかオフロードを走る楽しさを味わうところまで辿り着けないこともありますが、e-MTBだとそんな心配もありません。

娘さんのペースに合わせつつ、トレイルを走るのはかなり楽しそう
上り坂はお父さんのアシストもあるので、娘さんもしっかり走れます
かなりの斜度ですが一生懸命ペダルも回します
見事にクリアしてお父さんとハイタッチ!! これは自信にもなるはず

周辺には菜の花畑もあり、ちょうど花盛りでした。こういう自然の変化を体で感じられるのもMTBの魅力です。アシストのあるe-MTBなら、誰もがその楽しさをすぐに味わえるのが魅力ですね。

一周する間にどんどん乗れるようになってきて、子どもの飲み込みの早さを感じます
菜の花畑をバックに家族で走る。こういうことやりたいお父さんも多いのでは?
自転車を降りて駆け出す娘さん。たしかに走り出したくなる景色です

楽しみながらスキルアップできる

戻ってきたら、タープの下で走ってきたコースのことを話しながら家族で昼ご飯。景色の良いところを走ってきた後だと、お湯を沸かしてカップラーメンを食べるだけでも、めちゃくちゃ美味しく感じるものです。そんな時間を家族で体験できるのはうらやましい。

タープの日陰に入って昼ご飯の準備
みんなで一緒に走ると、食事中の話しも弾みます

すっかりMTBの楽しさに目覚めた娘さんは、食事の後もまだまだ走りたい様子。今度はパンプトラックのコースも走ってみます。ここのコースは斜度がキツくないので、子どもでも足を付きながら回れるくらい。大人も子どもも楽しみながらスキルアップできる設計になっているのです。

一度楽しさを知ったら、どんどん走りたいのは大人も子どもも一緒
パンプトラックのコースは整地されているので走りやすい
上り坂ではお父さんがそっと背中をアシスト

続いては、奥さんと2人で再び外周路へ。今度はe-MTBをチェンジします。奥さんはハードテイルe-MTB「TRS-XC」を乗った後にフルサスe-MTB「eONE-SIXTY 9000」との違いを体験することに。確かに前後にサスペンションがあると、ギャップを乗り越えるのも楽だし、上り坂でもタイヤを地面に押し付けてくれてアシストが強くなったように感じるので、初心者こそメリットを感じられるもの。一度味わったらハードテイルには戻れなくなるかもしれないですけどね。

どちらのe-MTBもドライブユニットはシマノSTEPS「E8080シリーズ」を搭載
アシストの切り替え方など、操作方法を教えて出発です
大きなギャップのあるコースを走って、フルサスの快適さを体感した様子
フルサスの楽しさで笑顔に
上り坂でも柏崎さんをリードするような走りっぷりでした

奥さんと娘さんがお腹いっぱい走って休憩中の時間は、お父さんが楽しむ番。ヘルメットをフルフェイスに替えてジャンプトレイルを飛びます。中上級者向けにサイズの異なるジャンプ台が設置された3つのコースがあるので、スキルに合わせて練習できるのです。このジャンプトレイルだけを飛びに来る人も少なくないとか。キャンプしている場所のすぐ横なので、家族にも良いところを見せられますね。

上級者向けのジャンプを飛ぶ
重量のあるe-MTBでも技術があればフワッと飛べるんですね
楽しそうに飛んでいると、奥さんと娘さんも様子を見に来ます。コースのすぐ横にテントを張れるキャンプ場ならでは
見ているだけではおさまらず、自分の足で跳んでみる娘さん。気持ちはわかります

キャンプもe-bikeも全部楽しむ!!

この後は、柏崎さんの友人家族もキャンプにやって来ました。こちらの家族はMTB乗りではないのですが、キャンプだけでも楽しめるのも魅力です。ハンモックやスラックラインも設置して、ここからがキャンプの本番。e-bikeを持って来たとはいえ、楽しみはそれだけではないのです。

ハンモックに揺られてリラックスタイム
柏崎さんと娘さんはスラックラインを楽しむ。体験させてもらいましたが結構難しい……
夕食は本格的にBBQを楽しむ。e-bikeは楽しみの1つであり、主役ではなく脇役でもいいのです
柏崎さんの愛車「eONE-SIXTY 9000」。ハンドルがカーボン製になっていたり、要所に乗りやすくするためのカスタムがされています
増谷茂樹

乗り物ライター 1975年生まれ。自転車・オートバイ・クルマなどタイヤが付いている乗り物なら何でも好きだが、自転車はどちらかというと土の上を走るのが好み。e-bikeという言葉が一般的になる前から電動アシスト自転車を取材してきたほか、電気自動車や電動オートバイについても追いかけている。