e-bike日々徒然

e-bikeのドライブユニット真下に謎のオイル漏れを発見。その原因は……

愛車のミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」。ドライブユニットはシマノSTEPS「E8080シリーズ」を搭載

ある日、玄関に入れてある愛車のe-bike、ミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」を見たら……アーッ!!! 油が漏れてるーッ!!!

リッジランナーのドライブユニットの真下に、数滴のオイル漏れが見つかりました。その時に写真を撮っておくのを忘れてしまいましたので、↓写真にオイル漏れの雰囲気を描き加えて再現してみました。

オイル漏れの雰囲気を加工してみました。こんな感じで、ドライブユニットの真下にオイルがたれていました。写真は屋外ですが、オイル漏れ現場は玄関内です。恐らくドライブユニットからオイルが漏れているのだろう……と思ってドライブユニットの下部に手で触れてみたら、手にオイルが付着。室内だし、このオイルがたれた跡は、やはりドライブユニットからのオイル漏れ?

このオイル漏れの直後、たまたま某社の元ドライブユニット関連エンジニアの方とお会いしました。そこで、「リッジランナーのドライブユニットからオイル漏れしちゃったんですよ~サラリとした感じのオイルなんですけどね~」と言ったら、「……? ドライブユニットは基本的に密閉されていて、それとサラリとした感じのオイルはほぼ使われていないので、別の箇所からのオイルじゃないですか」と。

言われてみると、確かに。以前にドライブユニットを分解して見せてもらった時は、ドライブユニット内にサラリとした感じのオイルなんてなかった。使われていたのはネットリしたグリスでした。

ボッシュのドライブユニット「Performance Line CX」の内部は密閉されており、使われている油は粘度があるグリスでした
こちらはボッシュ「Active Line Plus」。こちらもグリスが使われていました

上の写真はボッシュのドライブユニット内部ですが、オイル漏れが疑われたドライブユニットはシマノ製です。が、考えるほどに「サラリとした感じのオイル」が「ドライブユニット内から漏れ出る」のは考えにくい。

んむむむ~、そうか、アレは別の箇所から出たオイルか。そういえば、手についた漏れオイルのニオイを嗅いだ時、グリスのニオイではなかった。ちょっとパーツクリーナーっぽいニオイがして……アーッ!!! チェーンからたれたオイルかもーッ!!!

オイル漏れの数日前、チェーンをクリーニングしたのでした。その時にパーツクリーナー的な洗浄オイルを使った。アレが拭き取りきれてなくて、たれたのかな?

ちなみに、チェーンのクリーニングに使っているのはパークツール「CM-5.2 サイクロン」。現在は後継機種の「CM-5.3 サイクロン」が発売されています。※画像はメーカーウェブサイトより抜粋
この容器にクリーニング液を入れ、チェーンを通してペダルを回すと、短時間でチェーンの汚れが落ちてピカピカに♪ ※画像はメーカーウェブサイトより抜粋

そうだそうだ、チェーンに残ったオイルがたれたんだ、きっと。……と、一時は納得した筆者でしたが、どうやらチェーンに付着したオイルでもない感じ。

という感じで、オイル漏れの原因はチェーンでもドライブユニットでもありませんでした。原因は、意外なことに、ドロッパーシートポストなのでした。え~っ?

スタパ齋藤