家電製品ミニレビュー
ケトルよりはるかに便利! 象印の電動ポットがオシャレになったおかげでQOL爆上がり
2019年2月12日 06:00
常に温かい飲み物を飲んでいるので、ウォーターサーバーか電動ポットが欲しいと思っていた。しかしウォーターサーバーは置き場所に困るし、電動ポットは家に置きたいと思えるデザインのものがない。仕方なく電気ケトルを使って毎朝晩お湯を沸かしていたがやはり面倒。オシャレな電動ポットがあれば良いのに、と思っていたところ、なんと象印からめちゃめちゃカッコイイ電動ポットが発売された。発売後すぐに購入し、毎日我が家で大活躍している「STAN. マイコン電動ポット」を紹介しよう。
メーカー名 | 象印マホービン |
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製品名 | STAN. マイコン沸とう電動ポット CP-CA12 |
実売価格 | 15,390円 |
STAN.は、創業101年目を迎える同社が新たに提案する家電シリーズ。ブラックを基調とした本体デザインが格好良く、今までの白物家電とは一線を画している。電動ポットのほか、炊飯器、コーヒーメーカー、ホットプレートの4機種をラインナップする。
ウェブで購入した翌日に製品が届いたが、パッケージにもSTAN.ロゴがありスタイリッシュな雰囲気。贈り物としても喜ばれそうだ。外観はマットな質感でキッチンにも違和感なく馴染んでくれる。
デザインは文句なしだが、機能面も十分。容量は1.2Lでたっぷりのお湯を沸かせる。一度お湯を沸とうさせた後は「90℃保温/70℃保温/保温切」から選べるため、低めの温度で抽出したいお茶などにも適している。このほか自動給湯ロックや、少量ずつゆっくり注げるよう「ゆっくりカフェドリップ給湯」も搭載。
使い始めは湯の通り道をすすぐために、沸騰させたお湯が出なくなるまですべて注ぐ。お湯が出なくなった後も、タンクにお湯が少し残ってしまうため、直接シンクにお湯を捨てる。タンクは外せないが、上ぶたははずせるため、内部に表記されている湯捨て位置からお湯を捨てた。
70℃のお湯がいつでも出てくるのがまじでありがたい
1.2Lの満水状態で沸騰させるのに掛かる時間は約6分。1,300Wのハイスピード沸騰を採用しており、コーヒーカップ2杯分(約120ml×2杯)なら約2分で沸騰する。うっかり給水を忘れたときもすぐに沸いてくれるので安心だ。
なお湯沸かし完了後、設定した保温温度になるまでに掛かる時間は、90℃保温の場合は約15分後、70℃保温の場合は約50分後。90℃/70℃どちらでも給湯してみたが、70℃はちょっと熱いがすぐに飲めるくらいの温度でありがたい。
私の場合、毎朝温かいお茶か白湯を飲むために電気ケトルを使っていたが、温度設定できないため一度沸騰させた後コップに注いで冷めるのを待っていた。その間に身支度をしていると、すっかり冷めてしまうこともしばしば。
白湯なら注ぎ直せば良いが、お茶は冷めると電子レンジで温めることになり二度手間だ。保温マグを使えば冷めにくくなるが、口あたりがイマイチで使う気にならない。しかも沸騰した直後のお湯だと全然冷めないのでいつまでも熱いままで飲み頃にならないというデメリットもある。
しかし70℃保温ならすぐに飲めるくらいの温度で淹れられ、寝起きにすぐ温かいお茶を飲みたいときもスムース。夜にゆっくりお茶を飲みたいときも、ケトルでお湯を沸かすと2時間後にはぬるくなっている。ポットならいつでも飲み頃のお湯が出てきて本当に便利。今まで好みのデザインがなくて諦めていた電動ポットだったが、STAN.のおかげでQOL(生活の質)がまじで上がった。
コーヒードリップに「ゆっくりカフェドリップ」
このほか、コーヒードリップに適した「ゆっくりカフェドリップ」も搭載。ロック解除を2回押すとモードが切り替わり、通常給湯の60%の量のお湯が出るモードで、湯のはね返りが少ないという。
1杯タイプのドリップバッグコーヒーで試してみたが、確かにお湯がはね返らず周りを汚さない。コーヒーをよく飲む人にオススメのモードだ。
本体もそこまで大きくないのでキッチンにも置きやすい。残り湯は1日1回捨てる必要があるが、軽くて上ぶたとコードは外れるのでシンクに持っていきやすい。お湯のニオイが気になるときなどのクエン酸洗浄も、1~3カ月に1回で良いのでそこまで苦じゃない。
オシャレな印象があまりない電動ポットだったが、STAN.はそのイメージを覆す存在になった。今後のシリーズ展開も楽しみだ。