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富士ゼネのエアコンは業界初、外して洗える送風路

左からノクリア Lシリーズ、Wシリーズ

汚れやすい風向板や送風路パネルを外して洗えるようにし、清潔性にこだわった富士通ゼネラルのエアコン「ノクリア Wシリーズ/Lシリーズ」。省エネ性も高めた新モデルを実際に見てきたので紹介したい。

いずれもオープンで、ラインナップと市場想定価格はWシリーズが6畳用~23畳用で16万円~27万円、Lシリーズが同13万円~24万円(いずれも税別)。

お手入れ時に取説不要な親切設計

新モデルは吹出口の上下風向板、左右風向板に加え、業界で初めて送風路パネルまで外せるように。ホコリや汚れが溜まりやすい部品を取り外して水洗いできるようにしている。

送風路まで取り外して洗える

取り外す工程が複雑でないことに加え、製品下部に貼り付けられたQRコードからお手入れ動画を確認できるのもポイント。わざわざ取扱説明書を探す必要がないうえ、動画でわかりやすく作業内容を把握できる。

この動画にもこだわっており、作業のステップごとに「STOP」画面を表示し、ユーザーが動画を一時停止して、ひとつのステップを落ち着いて行なえるようにしている。エアコンのお手入れは高所での作業となるため、安心して実施できるような配慮だ。

動画でお手入れ方法をわかりやすく案内
製品下部のQRコードを読み取り、機種を選択すればお手入れ動画が見られる
落ち着いて作業できるように、ステップごとに「STOP」画面を表示

実際に付け外し作業を体験してみたが、ワンタッチのストッパーを外したり、パーツをそのまま引き出すだけと簡単。迷わなければ30秒もあれば取り外せるだろう。

風向板から送風路までの取り外しデモ

富士通ゼネラルではこれまで、ユーザーに負担をかけずに清潔性を維持するため、エアコン内部が汚れにくいように予防機能をメインに開発してきた。しかし、使用環境によって予防機能の効果にもバラつきがあるため、新たに自身でお手入れしやすいエアコンを検討。

同社の調査では、エアコンの清掃を自身で行なう人は6割で、清掃時の不満として「送風路内部の汚れが気になる」「部品があって内部まで手が届かず十分に清掃ができない」といったことが最も多く挙げられていた。

送風路内部を掃除できるようにすることで課題となったのが、不安定な作業環境と内部破損のおそれ。エアコンは高所に据え付けられていることで不安定な作業環境となり、ケガをするかもしれない。また、清掃時に内部ファンなどに接触して部品が破損し、さらにケガにつながるもしれない。この2点を考慮した結果、清掃作業自体は安定した場所で行なえるように「取り外せる送風路」の開発に至ったという。

ケガや部品破損を防ぐため、取り外してお手入れする設計に

奥行き8cm減、省エネ性も

新モデルは奥行きがスリムなデザインも特徴。従来のWシリーズの奥行き385mmと比べて、新Wシリーズは348mm、Lシリーズは305mmと、Lシリーズでは8cm減に成功している。これは送風機の構造を一新したことや、熱交換器のレイアウト変更により実現している。

また、自然な陰影を生むデザインや、Wシリーズの織物のような表面仕上げはインテリアに馴染み、圧迫感の軽減にもつながる。

奥行きが最大8cm減
手前からLシリーズ、新Wシリーズ。従来のWシリーズ
Wシリーズのパネルは織物のような表面仕上げ

両シリーズともに、6畳用~23畳用の全機種で2027年度の省エネ基準を100%達成した省エネ性の高いモデルであるということもポイントだ。電気代でいえば、省エネ達成率87%の他社モデル(6畳用)と比べて10年で27,000円の節約、省エネ達成率74%のモデル(14畳用)では124,000円の節約になるという。

WシリーズとLシリーズは、同社エアコンではミドルクラスに位置付けられる。清潔性と省エネ性、エアコン使用時に気になるこれらのポイントを強化しつつ、ハイグレードクラスよりも求めやすい両モデルは、多くのニーズに応えてくれそうだ。

全機種で2027年度省エネ基準を100%達成
ミドルクラスに位置付けられる