家電トレンドチェッカー

育児にめちゃめちゃ重宝している家電6選

子供が生まれて1年が経ち、育児にもだいぶ慣れてきました。今度は復職して仕事と育児の両立にてんやわんやしています。

毎日ドタバタな中で役に立つのがやはり家電。本当にいる? 買う必要あるかな? と育児用に家電を買い足すか迷うこともあると思いますが、今回は筆者が実際に使って、本当に便利だと思った家電を紹介します。育児用としては使える期間が短いものもありますが、日常生活でも便利に使えるものを厳選しました。

電動ポット

象印マホービン「STAN. マイコン沸とう電動ポット CP-CA12」

産後すぐに活躍したのが、なんといっても電動ポット。生まれたての赤ちゃんは3時間に1回ミルクを飲みますが、ミルク作りは結構細かなルールがあり、電動ポットがかなり活躍するのです。

象印「STAN. マイコン沸とう電動ポット CP-CA12」(実勢価格:14,203円)

一般的に赤ちゃん用の粉ミルクは70℃以上のお湯で溶かすのですが、このときに使うお湯は、一度沸騰したお湯を70℃まで冷ます必要があります。最近は温度設定ができる電気ケトルが増えていますが、これらの商品は沸騰させていなく、設定温度になった段階で電源がオフになります。

私が使っていた象印STAN.の「CP-CA12」は、沸騰したお湯を90℃か70℃に保温できるのが特徴。ミルクを溶かしたら、あとは湯冷まし(沸騰したお湯を冷まして水にしたもの)を入れるか流水で冷やせばミルクの完成です。

象印のSTAN.は、もともと子育て世帯をターゲットにしたシリーズ。70℃保温も、赤ちゃんのミルク作りを想定して搭載された機能なのです。

ミルク作りに重宝する70℃保温

ミルク用のお湯は、その都度電気ケトルで沸騰させる方法もありますが、沸騰したお湯は冷めづらく、赤ちゃんが飲めるまで時間が掛かります。お腹が空いてギャン泣きということもしょっちゅうあったので、70℃に保温されたお湯がいつでも使える環境にできたのは本当に良かったです。

この電動ポットはもともと持っていたのですが、当初の目的は白湯をいつでも飲みたかったから。70℃保温だと白湯もすぐに飲めますし、デザインがスタイリッシュなのも選んだ理由の1つです。

子供はもうミルクを飲んでいないので、今はまた白湯やコーヒーを飲むのに活躍しています。温かい飲み物を飲む人なら、長く使える家電だと思います。

首掛けワイヤレスイヤホン

Anker「Soundcore Life U2」

育児用としては使える期間は短いですが、産後に重宝したのが首掛けワイヤレスイヤホン。粉ミルクも使っていましたが、夜中は授乳することが多く、とにかく眠くて仕方なかったときにラジオを聞いてしのいでいました。

Anker「Soundcore Life U2」(実勢価格:3,990円)

生後6カ月くらいまでは、まだ夜中も頻繁に起きて授乳をしていたのですが、とにかく眠い、眠すぎます。光や音が気になり電気やテレビはつけられないので、首掛けイヤホンを使ってスマホアプリからラジオを聞いて何とか起きていました。

Anker「Soundcore Life U2」は、音漏れすることがなかったので、授乳中の子供の気が散ることもありません。また首掛け型だと、首に掛けっぱなしにして使いたいときor外したいときにサッと取り外しできるのも便利でした。

子供の事故関連のニュースを見ていると、授乳中に母親がうたた寝をしてしまい、赤ちゃんを押しつぶす姿勢になって窒息する事故が度々報告されています。授乳中に意識をはっきりさせるためにも、スマホでラジオや音楽を聞くのは有効的だなぁと思いました。

ただしこれは子供がうとうとしている夜中のみ有効。ハッキリ起きているときや、動きが活発になってきてからは、赤ちゃんもイヤホンが気になるようで引っ張られるようになりそこからは使えなくなりました。

ですが、昼間はこちらも意識がハッキリしてますし、赤ちゃんの動きが活発になってきたときにはもう夜中の授乳がなくなっていたので、イヤホンが使えなくなっても困らなかったです。今は電話やウェブ会議などで重宝しているので、産後にこだわらず長く使えるアイテムだと思います。

ハンドブレンダー

ブラウン「マルチクイック 5」

育児で使う家電として、イメージが強かったのがハンドブレンダー。私も離乳食が始まる生後5カ月のタイミングで買いました。購入したのは、ブラウンの「マルチクイック 5 MQ535」。価格は7,680円で、ブラウンのハンドブレンダーの中ではスタンダードモデルに位置づけられています。

ブラウン「マルチクイック 5」(実勢価格:7,680円)

アタッチメントはブレンダーのほか、みじん切り用チョッパー、泡立て器が付属。刃の回転スピードは2段階に切り替えられます。離乳食初期はブレンダーが活躍し、次第に粒感のあるものが食べられるようになるとみじんぎり用チョッパーが便利でした。

使い勝手の詳細はレビューに書きましたが、ブレンダーの性能としては概ね満足。スピード設定が2段階だったので、おかゆの粒感を残すのは難しかったですが、それ以外は問題なく使えました。

子供の歯がどんどん生えてくる10カ月頃にはあまり使わなくなっていましたが、離乳食初期はうまく作れるか不安だったので、ガーっと混ぜてあっという間にできあがるブレンダーはかなり頼もしい存在でした。活躍する期間は短いですが、あって良かったと思える家電です。

ブレンダーでにんじんペースト作り
簡単にできました

ロボット掃除機

アイロボット「ルンバi3+」

子供の歯が生えてきてごはんをしっかり食べられるようになると、今度は床が汚れてきます。自分でスプーンを持ちたがったり、おにぎりやうどんを手づかみで食べだしたりと、食べこぼしの頻度がかなり上がります。

大きな汚れはその都度拭きますが、放置されてカピカピになったうどんが落ちていることもしばしば。育児で疲れていると掃除をする気力がなくなるので、ここはやはり家電に頼るのが一番でした。

掃除機の選択肢はスティックやロボット掃除機、床拭きロボットなどさまざまですが、どれか1台となると私はロボット掃除機をオススメします。自分で何もしなくても家からゴミがなくなるのは、心身共にかなり負担がなくなるからです。

アイロボット「ルンバi3+」(実勢価格:79,800円)

我が家では「ルンバi3+」を使っているのですが、ルンバを使いはじめてから家が汚れなくなりました。カピカピになって床にこびりついたうどんも、2本のゴム製ブラシで掻き出して吸引するので、キレイさっぱりなくなっています。

ほぼ毎日使っているので髪の毛やホコリといったゴミを見かけることがなくなり、常にキレイな状態を保てて本当に気持ち良いです。ルンバが入りきれない部分はクイックルワイパーなどで掃除すれば、細かいゴミも気にならず生活できます。ルンバを快適に動かすために床に物を置かなくなるので、部屋が散らからなくなるといったメリットも。

また、i3+には自動ゴミ収集機能が付いていて、ダストカップのゴミ捨て頻度も2~3カ月に1回でOK。日常的な手入れが必要なく、使いたいときにいつでも使えるのはかなりポイントが高いです。

スマートウォッチ

Fitbit「Versa 2」

子供と出かけるときはベビーカー移動がメインなのですが、ベビーカーを押していると両手がふさがっているので急な連絡に気付かないことがよくありました。そこで思い出したのがFitbitの通知機能。

Fitbit「Versa 2」(実勢価格:14,903円)

「Fitbit Versa 2」を歩数や消費カロリーを計測するのに使っていたのですが、育児を機に電話やSNSの通知を受け取れる機能も使い始めました。もともとスマートフォンアプリと連携しているので、アプリから設定を変更するだけで簡単に使えました。

私はLINEと電話の着信が通知される設定にしていて、家族との待ち合わせで相手が遅れそうなときなど、スマホをすぐに見られなくても手首でメッセージが確認できるのでとても便利です。また子供といるときはあまりスマホを触らないようにしているのですが、急な電話が掛かってきてもFitbitがバイブレーターで教えてくれるので取り逃すこともありません。

Fitbitで通知が受け取れるアプリはさまざまで、私は「スポナビ 野球速報」というアプリの通知もONにしています。これを設定すると、贔屓の球団に点が入ったときや勝ったときにFitbitに通知がくるので、子供と遊んでいて試合が見れないときでもすぐに試合状況を知ることができて重宝しました。

LINEの通知を受け取れるようにしたらかなり便利でした

電動歯ブラシ

フィリップス「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン 9000」

保育園で知り合ったママさんと話題になったのが歯磨きについて。子供のお世話をしたり遊んだりしていると、ゆっくり歯を磨く時間がないとママさんが言っていました。

フィリップス「ソニッケアー ダイヤモンドクリーン 9000」(実勢価格:20,182円)

子供は常に抱っこを求める時期があったり、母親がちょっとでも他のことをしていると泣く時期があったりと、親は自分の時間が取れないことがしばしばあります。「ゆっくり歯が磨けない」と困っていたママさんにオススメしたのが電動歯ブラシ。

電動歯ブラシは短時間でツルツルになり、手磨きよりもはるかに時間を短縮できます。私が使っているフィリップスの「ソニッケアー」は、モードによりますが2~3分を歯磨きの推奨時間にしています。時間になると運転が自動でオフになるので、今どれくらい磨いたっけ? ということもなく、忙しい中でも効率的に歯を磨けるのでオススメです。

西村 夢音