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象印、離乳食が作りやすい炊飯器など新たな家電シリーズ「STAN.(スタン)」

 象印マホービンは、現代の暮らしに寄り添ったデザインと使いやすさを取り入れた「STAN.(スタン)」シリーズを、新たに展開することを発表した。IH炊飯ジャー、電動ポット、コーヒーメーカー、ホットプレートの4機種を、2月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、33,000円前後、15,000円前後、10,000円前後、15,000円前後(税抜)。

「STAN.(スタン)」シリーズ

 創業101年目を迎える同社が、“暮らしの道具”として新たに提案する家電シリーズ。現代の暮らしに合わせた使いやすさやデザインを採用したという。メインターゲットを30代の共働き・子育て世代とし、“楽しむ家事”や“ラクな家事”に応える多彩な機能や手入れのしやすさ、子育てに嬉しい使いやすさなど、同社がこれまでに培ってきた製品力をベースに開発。

 デザインおよびクリエイティブ・ディレクションは、クリエイティブユニットTENTとコラボレーションしたものだという。キッチンや食卓になじみ、食の楽しみをSNSなどで見せたくなるようなデザインにしたとする。暮らしにSTANDBY(スタンバイ)し、安全で使用しやすいSTANDARD(スタンダード)な製品を作り続けるという、象印のSTANCE(スタンス)を詰め込んだ新しい家電シリーズとして「STAN.」を提案するとしている。

離乳食が手軽に作れる「ベビーごはん」メニューを搭載したIH炊飯ジャー

 「IH炊飯ジャー NW-SA10」は5.5合炊きで、店頭予想価格は33,000円前後(税抜)。

 ごはん(おかゆ)のかたさを4段階に調節できる「ベビーごはん」メニューを搭載し、赤ちゃんの成長に合わせた離乳食が簡単に作れるという。数食分を一度に作れ、空き時間に調理できるのも炊飯ジャーならではの機能としている。

IH炊飯ジャー NW-SA10

 業界初の「はっきり目盛」を搭載した点も特徴。内釜の水位目盛に偏光性塗料を使用し、お米をセットして水を入れると目盛の色が変化する。水位線がより鮮明に見やすくなったという。手入れも簡単にし、毎回洗うパーツは内釜と内ぶたの2点のみで、蒸気口のセットがいらない構造とした。

 機能面では、沸騰後も火力を下げずにIHの高火力で炊き続けることでうまみを引き出す「豪熱沸とうIH」を採用。芯までふっくらとしたごはんを炊き上げるという。白米炊き分けは「ふつう/やわらかめ/かため」の3段階で、家庭の好みに合わせて選べる。

 本体サイズは、235×290×195mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.3kg。炊飯時消費電力は1,115W。カラーはブラック。

お米をセットして水を入れると目盛の色が変化する
毎回洗うパーツは内釜と内ぶたの2点のみ
電気ケトルのようにお湯がすぐ沸く電動ポット

 「マイコン沸とう電動ポット CP-CA12」は、容量1.2Lの電動ポット。店頭予想価格は15,000円前後(税抜)。

 1,300Wのハイスピード沸とうを採用し、電気ケトルのように使えるという。コーヒーカップ2杯分(約120ml×2杯)を沸かすのに掛かる時間は約2分。満水時の沸とう時間は約6分。

マイコン沸とう電動ポット

 少量ずつゆっくり注げるよう「ゆっくりカフェドリップ給湯」を備え、お湯が飛び散りにくくコーヒーなどもじっくり蒸らせるという。

 ミルク作りに役立つ「70℃保温」も搭載。一度沸とうさせたお湯を70℃に保ち、赤ちゃんのミルク作りに便利としている。このほか、「90℃保温/保温切」も選べる。子供がいる家庭でも安心して使えるよう、「傾斜湯漏れ防止構造」や「転倒湯漏れ防止構造」、「自動給湯ロック」機能も搭載。

 本体サイズは、175×270×250mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2kg。消費電力は1,300W。カラーはブラック。

マグカップ2杯分のコンパクトなコーヒーメーカー

 「コーヒーメーカー EC-XA30」は、容量420mlとコンパクトサイズ。店頭予想価格は10,000円前後(税抜)。夫婦2人での使用を想定し、マグカップ2杯分(約180ml×2杯)のコーヒーを一度に淹れられる。

 コクと香りを引き出す「ダブル加熱95℃抽出」を採用し、水をヒーターで2回加熱してから熱湯と蒸気でコーヒー豆全体を蒸らしてドリップ。深いコクと豆本来の味わいを自宅で味わえるという。

コーヒーメーカー EC-XA30

 このほかガラス容器(ジャグ)とバスケットは一体で、使いやすい構造としている。水タンクは取り外しでき、給水や手入れもしやすい。

 本体サイズは、150×225×235mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.8kg。消費電力は650W。計量スプーンとペーパーフィルター2枚が付属する。カラーはブラック。

焼く/煮るが1台でできる、深さ4cmのホットプレート

 「ホットプレート EA-FA10」は、深さ4cmの深型プレートを採用。店頭予想価格は15,000円前後(税抜)。

ホットプレート EA-FA10

 深さがあるためスープや具材がこぼれにくく、「焼く」だけでなく「煮る」調理も可能。プレート最高温度は250℃。20メニューを搭載したレシピブックが付属する。

 本体ガードはプレート面よりも高くなっており、熱いプレートに手が触れにくい構造。子供との調理時も安心して使えるとしている。プレートは耐久性が高く傷つきにくい「トリプルチタンセラミックコート」を施し、金属ヘラも使用可能。プレート表面は浅い凹凸のダイヤカットディンブル仕上げで、油なじみがよくこげつきにくいという。

 本体サイズは、445×305×140mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.8kg。消費電力は1,200W。温度調節プラグケース、樹脂ヘラ、レシピブックが付属する。カラーはブラック。

「焼く」だけでなく、深さがあるためパエリアなどの調理もできる