家電レビュー

節電、自動化、防犯も。SwitchBotで安価に自宅をスマートホームへリノベーション!

SwitchBotシリーズがあれば、諦めていたスマート化も可能になるかも

家電の操作を自動化するスマートホーム機器が続々と登場している。上手に使うことで手間を省けたり、節電できたり、安全な暮らしにできたりと、たくさんのメリットがある。さらに、自宅をスマートにするだけでなく、その過程であれこれ試行錯誤すること自体も楽しかったりするもの。

そういう意味で、数あるスマートホーム機器のなかでも、最も使いこなしがいのあるシリーズの1つが「SwitchBot」だ。同シリーズの特徴は、家の中の様々な家電・設備をカバーする製品を2021年9月時点で11種類もラインナップしている点。さらに物理スイッチを操作するアイテムや温湿度計測専用のアイテムなど、他ではあまり見られないユニークな製品が用意されているのもポイントと言える。

今回はこれらのうち4種類のデバイスを使って、どんなことができるのかを試してみようと思う。気軽にプログラミングするような感覚で、快適なスマートホームづくりを楽しく実践していきたい。

何はともあれ最初に導入したいリモコン兼ハブ「SwitchBotハブミニ」

SwitchBotハブミニ

SwitchBotシリーズの各製品をフルに活用したいなら、まず手に入れたい基本アイテムが「SwitchBotハブミニ」。これは、赤外線リモコンの機能を備えつつ、他のSwitchBot製品の文字通り「ハブ」の役割も果たすものだ。価格は3,980円。

テレビやオーディオ、エアコンや送風機など、赤外線リモコンで操作するタイプの多彩な既存家電製品を、専用スマートフォンアプリから操作できるようになる、というのが主な機能の1つ。家電のリモコンボタンをSwitchBotハブミニに向けてワンプッシュするか、家電の種類と製造元メーカーを指定するだけで機器登録でき、すぐに使い始められる。標準対応していない家電でも、ボタン1つ1つを手動登録することで対応させられるのもうれしいところ。

SwitchBotの専用アプリ
標準対応している家電ならリモコンをワンプッシュするだけで機器登録が完了
標準対応していない家電もリモコンのボタン1つ1つを手動登録して使える
送風機をスマホから操作。ちなみに赤外線信号の送り元はSwitchBotハブミニになるので、実際にスマホを家電に向ける必要はない

スマートリモコンとして役立つと同時に、ハブとしても動作する、というのが重要な部分だ。

SwitchBotシリーズの多くは、スマートフォンと直接Bluetoothで接続して操作することができる。けれど、それだと必ずBluetoothの電波が届く範囲でスマートフォンを持ち、操作しなければならない。ところがSwitchBotハブミニがあれば、インターネット(クラウド)経由での操作に対応させられ、そんな制約なしに利用できるようになる。

SwitchBotの各アイテムごとの設定画面で「クラウドサービス」をオンにすることで、クラウド経由で操作できるようになる

「スマートフォン → Wi-Fi → SwitchBotハブミニ → Bluetooth → 各SwitchBot製品」という経路で通信する形で、SwitchBotハブミニを介して、各アイテムをリモート操作できることになる。Wi-Fiが届く自宅の中からはもちろん、インターネットにアクセスできる場所なら遠く離れた外出先からでも操作できる。さらに、例えば赤外線リモコン機能とSwitchBot温湿度計を組み合わせて、室温が一定以上低くなったらエアコンの暖房をオンにする、といった機器連携も、SwitchBotハブミニがあれば可能だ。

右下に見える温湿度計とSwitchBotハブミニの組み合わせで、エアコンを自動制御することも可能

こうしたリモート操作や複数製品を組み合わせた多様な連携を実現したいなら、SwitchBotハブミニは必須。以降で紹介する連携設定についてもSwitchBotハブミニがあることが前提となるので、何はともあれ、とりあえずSwitchBotハブミニを手に入れておこう。

複数のSwitchBot製品を組み合わせたスマートホームの実践例

それではスマートホーム化に向けて、SwitchBotシリーズの製品を使った連携や自動化設定をあれこれ試していきたい。

まず、こういった例でよくあるのが、先ほど挙げたような「室温に応じてエアコンのオンオフや動作モードを切り替える」という、複数機器を連携させる使い方。でも、それだとちょっとありきたりすぎる。なので、SwitchBotシリーズならではの製品を使って、もう少しユニークな自動化にチャレンジしてみたい。

物理スイッチでしか操作できないライトを自動消灯して節電する

照明を消し忘れて無駄に電力を消費してしまうことは、家庭内ではよくあること。筆者宅でも、自宅に誰もいないのに、トイレや寝室などの照明がよくつけっぱなしになっている。これをなんとかして防いで節電したい、というときには「SwitchBotボット」(3,980円)と「SwitchBot人感センサー」(2,480円)の組み合わせがおすすめだ。

「SwitchBotボット」
「SwitchBot人感センサー」

照明の消し忘れ防止ということなら、電球そのものを一般的な人感センサー付きのものに変えれば、それだけであっさり解決するかもしれない。けれど、照明器具の種類によっては電球の交換ができない場合もある。例えば筆者宅のトイレはE11サイズの小さな電球が照明に使われている。それよりも大きなE17やE26サイズのものしかない人感センサー付きの電球が使えないのだ(変換アダプターを使う手もあるが、見た目が気になるし、明るさも変わってしまう)。

筆者宅のトイレの明かりは小さなE11サイズの電球で、この照明器具に合う人感センサー付きのものはない

また、寝室の照明は天井埋め込み型で、そもそも電球の交換が不可能。照明器具自体を交換するには工事が必要になるためハードルが高い。みなさんのなかにも、同じような理由でスマート化を諦めている人がいるのではないだろうか。しかし、方法はある。その照明をオンオフする時に指先で押す、壁面スイッチの操作を自動化すればいいのだ。

寝室の照明は天井埋め込み型。変更するには電気工事が必要

SwitchBotボットであれば、照明用の壁面スイッチを物理的に押したり、引いたりできる。取り付けは、壁面スイッチの枠部分に、付属の両面テープで接着するだけ。壁面スイッチの種類としては、主に一度のプッシュでオンオフどちらかに切り替えるタイプと、片側を押すことでオン、もう片側でオフにするいわゆるタンブラースイッチと呼ばれるタイプがあるが、SwitchBotボットはそのどちらにも対応可能だ。

小さなSwitchBotボット
背面には両面テープ。予備も付属しているので張り替えもOK
トイレの壁面スイッチに装着
寝室の壁面スイッチにも装着した

ただし、SwitchBotボットだけでは自動化できない。壁面スイッチを押すきっかけ、タイミングをどうするか、という条件設定が必要になるからだ。例えばトイレであれば、人が出入りしたとき(人がいるとき・いないとき)、というのがきっかけの1つになるだろう。そして、照明が今点灯しているのか消灯しているのか、という判断も同時にしなければいけない。SwitchBotボットには、(タンブラースイッチではないオンオフスイッチの場合)今オンなのかオフなのかを見分ける機能がないのだ。

そこで「SwitchBot人感センサー」を組み合わせる。同機は「人体や動く物体を検知したかどうか」を判断できるだけでなく、「周囲が明るいか暗いか」もあわせて検知できる機能をもっている、というのがミソ。これとSwitchBotボットの2つを連携させることで、「人体を検知しなくなってからしばらくたった後、周囲が明るければ(照明が点灯しているとみなして)スイッチを押す」という自動化が可能になる。

SwitchBot人感センサーはスタンドも付属。立たせて使うことも、内蔵マグネットで金属素材にくっつけて使うこともできる
単四形乾電池2本で動作
トイレの窓際にSwitchBot人感センサーをセット
寝室では棚の上にセットした

というわけで筆者がアプリ上で登録した「シーン」設定は、SwitchBot人感センサーで「人体を検知しなくなってから1分経過し、なおかつ周囲が明るいときに、SwitchBotボットを実行する(押す)」という内容。ここでもう1つ注意したいのが、「明るさ・暗さ」の基準をどうするかだ。

アプリでは明るさを具体的な数値で指定して実行条件にするようなことはできない。代わりに、あらかじめSwitchBot人感センサーの設定画面にある「光センサー」のところで、「明るい・暗い」の判断のもととなる基準を設定しておく。外光が入り込む部屋だと、日中に「明るい」と判断して照明オフの状態でも実行されてしまう可能性があるので、基準を設定する時間帯やその時の明るさ、SwitchBot人感センサーの向きに注意しながらセッティングしよう。

自動化するにはアプリで「シーン」設定を行なう
その前に「明るさ・暗さ」の基準を設定しよう。最初に「暗い」状態にして「次へ」
続いて「明るい」状態にして設定完了だ
「トイレのセンサーで動体検出されず、明るいと判断した場合は、壁面スイッチを押す」というシーン設定に。寝室も同様となる

生ゴミ処理機と換気扇を連動して稼働を自動化&ニオイ低減

もう1つ、SwitchBotボットを使った例として紹介したいのが、「生ゴミ処理機をオンにしたら近くの換気扇もオンにする」というパターンだ。筆者宅のキッチンに設置している生ゴミ処理機は、普段はきっちりニオイを封じ込めているものの、稼働させると中身が高温で熱され、それとともに独特のニオイが放たれてしまう。室内にニオイが充満してしまわないよう、すぐ近くにあるキッチンのレンジフードの換気扇を動かし、少しでもニオイを逃がしたいところ。

キッチンにある生ゴミ処理機。コイツが動作しているときのニオイをできるだけ抑えたい

生ゴミ処理機と換気扇は、どちらも物理ボタンで操作するタイプで、もちろんスマートな家電ではない。なので、これまでは、ニオイが出ても(眠っているので)あまり気にならないだろう就寝中に生ゴミ処理機を動かすべく、それ自体のタイマー機能(3時間後か6時間後に動作させるという2パターンの設定しかない)を使いつつ、その場で換気扇をオンにしていた。が、これだと3時間後や6時間後が確実に就寝している時間帯という保証はないし、換気扇も無駄に長く回してしまうことになる。

レンジフードの換気扇も物理スイッチのみ

そこでSwitchBotボットの出番となる。これを2つ使い、1つは生ゴミ処理機のボタンを、もう1つは換気扇のボタンをそれぞれ押すようにセットする。あとはアプリ上で、指定の時刻(曜日)になったら2つのSwitchBotボットを一緒に実行するように、シーン設定する。

生ゴミ処理機の「入」ボタンを押せるようにセット
換気扇のボタンにもセット
こんな感じで準備は完了

定期的に自動実行するようになったことで、間違いなく眠っている時間帯に、ニオイを抑えながら処理できる。電源を入れ忘れて生ゴミが溜まりすぎてしまうこともなくなった。手間が減り、節電できて、暮らしが快適になる「一石三鳥」のスマート化を達成できたのではないだろうか。

「月、水、金曜日の夜中1時に、2つのSwitchBotボットを連続して押す」というシーン設定に

ネットワークカメラと物理スイッチで防犯対策

SwitchBotボットは、実は防犯にも役立てられる。筆者宅の場合、駐輪場に怪しい人物が入ってきて盗難されたりしないか、というのが心配だ。シリーズのなかでは最も新しい製品の1つ「SwitchBot屋内カメラ」(2,980円)と組み合わせた連携設定で、そんな駐輪場の防犯対策を考えてみた。

SwitchBot屋内カメラ

「SwitchBot屋内カメラ」は、フルHD(1,920×1,080ドット)の高画質で監視できるネットワークカメラ。スマートフォン上で手軽にその映像をチェックでき、映像内に動きがあったときは検知して、通知してくれる動体検出機能もある。microSDカードにも対応していて、動体検出を契機に録画を開始するか、常時録画にして24時間映像を残すことも可能だ(録画できる期間はSDカードの容量による)。

人感センサーと同様のスタンドが付属
側面または背面側から支えて立てたり、マグネットで金属部に貼り付けたりできる
microSDカードに映像を記録できる
SwitchBot屋内カメラのライブ映像(背景はぼかし加工している)

盗難などの防犯を目的とする場合、SwitchBot屋内カメラの動体検出機能を活用することになる。あらゆる動くものを検出できるだけでなく、人体に限定して検出する設定も可能なので、例えば自宅駐車場付近を監視しておき、人体検知の通知があったら様子を見に行く、という半分アナログな使い方でもいいだろう。とはいえ、そんな単純な方法だとやはり不都合も多い。

フルHD画質でフルスクリーン表示したところ
被写体が暗いときは赤外線センサーによるナイトビジョン機能で、モノクロながらも鮮明に表示できる
動く物体を検知したときに通知し、SDカードに録画するように設定もできる

まず、夜間などの就寝中に侵入者があった場合、検知してもその通知に気付けない可能性がある。それに、人体に限定していたとしても、ただ通り過ぎただけの人にも反応してしまう。そのため、オオカミ少年効果的な意味で結局は防犯の役に立たない、ということになりかねない。しかし、SwitchBot屋内カメラでは、動体検知をより賢く行なえるようにする機能もある。

それが検知エリアの設定機能だ。映像内の一部を範囲指定して、その範囲内で検知したものについて通知・録画する機能だ。これを活用すれば、自宅の敷地内に深く入り込んできた人だけを検知対象にできる。あとは、それに対してどうアクションするか。よくあるのが、人が近づいたら照明を点灯するという対策だが、それをSwitchBotボットで実現したい。

設定で「特定エリアを検知」をオンにしたうえで、「検知エリアを調整」をタップ
映像内の検知したい部分を範囲指定する

これも、最初に紹介したトイレや寝室のときと同じように、人感センサー付きの照明を使う方法が考えられる。けれど、新たに照明を設置するには工事の手間やコストがかかるのがネック。すでに筆者宅の駐輪場に設置してある壁面スイッチでオンオフできる照明を流用できればベストだ。駐輪場の照明はタンブラースイッチを使っていたので、SwitchBotボットの動作設定を変えておく必要がある。

カメラにスタンドを装着し、駐輪場奥の物置に貼り付けた
SwitchBotボットは「スイッチモード」に変更。押し引きでオンオフ切り替えする動きになる
付属のワイヤー付き両面テープを先端に取り付けた
駐輪場の壁面スイッチに装着
奥に見えるSwitchBot屋内カメラで動きを検知したら、手前のSwitchBotボットが動いてスイッチがオンになる、という仕掛け

シーン設定の内容は、「動体検知したら、録画を開始して、SwitchBotボットでオンにする(壁面スイッチを押す)」というもの。あとは動体検知するエリアを調整しておくことも忘れないようにしたい。人の姿を認識するにはある程度検知できるエリアを広くしなければならないが、余計なところまで広げると駐輪場の向こう側の道路を通行する人にも反応してしまう可能性があるので、要注意。

シーン設定の画面で「動体検知したら、録画を開始して、SwitchBotボットを実行する(壁面スイッチを押す)」
怪しい人物が侵入してきた
次の瞬間、照明がオンになり、びっくりして泥棒も逃げ出す……はず

SwitchBotに留守をおまかせするときは、NFCも活用

最後に紹介したい連携設定は、自宅を留守にしているときの自動化だ。在宅勤務や外出自粛で自宅を完全に留守にすることは今の時期は少ないかもしれない。けれど、もう少し自由に外出できるようになったときに備えて、留守にしているときの防犯や節電の方法を今のうちに確立しておこうと思う。

内容としては、自宅に人がいなくなったら、照明や家電をオフにしていわば「節電モード」に入り、かつ監視カメラの録画も開始して「防犯モード」もオンにする、というイメージ。ただ、人がいないからといって照明を常時消したままにしてしまうと、留守がバレてしまい、反対に泥棒に入られやすくなることも考えられる。そこで、「適度に明かりをつける」というロジックも加えたい。

このシーン設定で使うアイテムは、SwitchBotボット、SwitchBot人感センサー、SwitchBot屋内カメラの3つ。防犯・節電効果をより高められるよう、できれば家の広さや部屋の数に合わせて、SwitchBotの各製品はそれぞれ複数個あるとよさそうだ。

SwitchBotボット
SwitchBot人感センサー
SwitchBot屋内カメラ

それと、別売のNFCタグを1つ。NFCタグがあると、スマートフォンをかざして読み込んだのを契機にシーン設定を実行することができるのだ。留守にするという行動が伴うので、NFCタグを玄関などに貼り付けておくと都合がいいだろう。

右に見える白い円形のシールがNFCタグ。10枚セットが1,000円前後で販売されている

そんなわけで、まずは照明の物理スイッチにSwitchBotボットを取り付ける。できるだけ多くのスイッチに取り付けたいが、消灯するのを忘れがちなところに絞ってもいいだろう。そのうえで、各部屋にSwitchBot人感センサーをセットし、可能な限り室内を広く見渡せる場所にSwitchBot屋内カメラを設置する。

アプリのシーン設定は複数作る。まず節電用には、「NFCタグを読み込んだときに、赤外線リモコンで家電の電源をオフにする」というシーン設定を1つ。それに加えて、例として一番最初に紹介した「人体を検知しなくなってから1分たち、かつ周囲が明るいときに、SwitchBotボットを実行する(押す)」というような設定も追加しておく。

次に防犯用として「夜の特定の時間帯に、周囲が暗いときには、SwitchBotボットで照明をオンにする」設定と、「その後の時間帯に周囲が明るいときには、SwitchBotボットで照明をオフにする」設定。さらに「SwitchBot人感センサーとSwitchBot屋内カメラのどちらかが動体検出したら、SwitchBot屋内カメラで録画する」という設定も追加しておくといいだろう。

シーンの条件を設定するところでは「NFCトリガー」を選択
NFCタグにスマートフォンをかざして条件設定は完了
「NFCタグを読み込んだときに、赤外線リモコンで家電の電源をオフにする」シーン設定
「19時に照明をオンにする」シーン設定。点灯した照明を後で消灯できるように、似たような形で「21時に照明をオフにする」シーン設定も用意する。もちろん時間は好きに指定してOKだ
「SwitchBot人感センサーとSwitchBot屋内カメラのどちらかが動体検出したら、SwitchBot屋内カメラで録画する」シーン設定
最終的に6つのシーン設定が必要になった

いざ留守にするときは、NFCタグにスマートフォンをかざして1つ目の内容を実行し節電。それ以外の防犯目的のシーン設定は、普段はアプリ上で無効にしておき、出かけるときに手動でアプリ上から有効にする。これであれば、節電に加えて照明の点灯・消灯&監視カメラ録画で防犯も可能な、一番無理のない運用の仕方ができるのではないだろうか。

玄関扉に貼り付けたNFCタグにスマホをかざしてお出かけすれば安心だ

機器の組み合わせとアイデア次第で、もっと便利で面白い活用も

SwitchBotシリーズには開閉センサーやリモートボタン、電源プラグなど、自動化による節電や防犯に役立ちそうなアイテムが他にもいろいろある。それらの活用の仕方によってはもっと便利で面白い使い方ができるだろうし、今回例示した内容についても、他のアイテムを組み合わせることで、より高い効果を上げられるパターンも考えられるかもしれない。

こうしたスマートホーム機器の連携は、言ってみればプログラミングに近いもので、アイデア次第で驚くほど利便性が高まることもあれば、いくら工夫しても思い通りに動かせないこともある。そんな成功も失敗もひっくるめて、SwitchBotシリーズによるスマートホーム化をのんびり楽しんでいきたいものだ。

日沼 諭史

モバイル、ガジェット、エンタープライズ系サービス、旅行、クルマ、バイク、オーディオ&ビジュアルなどなど、なんでも書くライターみたいなことをやっている人。