ミニレビュー

37歳男性、日傘デビュー ユニクロは3990円で試しやすい

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ユニクロの3,990円の日傘を使ってみました

男性も日傘を差すことが増えつつありますが、筆者(37歳・男性)は周囲の目が気になることと美容への関心の低さから、これまで使用してきませんでした。しかし、猛暑から少しでも身を守りたいという思いと、脱毛器を使い始めたことで日焼けを避けたいという理由から、日傘を試してみたいと考えるように。

そこで選んだのが、ユニクロの晴雨兼用の折りたたみ傘「UVカットコンパクトアンブレラ遮熱/親骨55cm」です。3,990円(税込)という手頃な価格と、先日掲載されていた日傘5本の比較記事から遮熱性・遮光性にも優れているように感じられ、日傘デビューによさそうだと判断し購入。

実際に使ってみると、暑さ対策としてわかりやすい効果があり、周囲の目も気になりませんでした。

日傘ってすごい! 暑さの和らぎをわかりやすく実感

カラーはベージュとブラックの2色、収納袋付き。小雨程度の水をはじく撥水加工(永久的ではない)が施されており、耐水圧は10,000mm

このユニクロの日傘は東レと共同開発され、遮熱機能は「熱を反射する層」と「反射しきれなかった熱を吸収し透過させない層」の多層ブロック構造を採用しています。

UVカット率は約99%で遮光率は約99.9%、遮熱は約45%とされており、数値を見てもピンとこなかったのですが、使ってみると体感で熱が抑えられているのがわかりました。

すごく涼しくなるというわけでなくても、差すことで太陽からジリジリと頭を焼かれる暑さを緩和できるだけで相当助かります。

日傘は単に紫外線をカットして、シミ・そばかすの予防をする美容アイテムの一種だと思っていたんですが、直射日光を避けられるメリットは想像以上に大きく、とくに横断歩道の信号待ちで日陰がないときの地獄から解放されるのは本当にありがたかったです。

別に周りの視線とかは気にならない

日傘を差している男性は筆者の周りではあまり見かけず、まだ少数派といえそうです。37歳の男性の筆者が日傘を使うと悪目立ちするのではと懸念していましたが、実際に試してみると周囲の視線はまったく気になりませんでした。

日傘を差す男性はまだ少数派ですが、周囲の視線は気になりませんでした

日傘を差していると視界も狭まり、どんな人が差しているかなんて、ちゃんと意識しないとわかりません。それにこの類を見ない猛暑では、自分も含めて外出する人の大半が、周囲を気にする余裕もない状況でしょう。日光を防げる利点と比べれば、他人の視線を気にすることはとても些細なことに感じられました。

とくにユニクロの日傘はシンプルなデザインで、ユニクロや無印良品で服を揃えることが多い筆者のファッションともなじみました。傘を差していても浮いている感じもなく、街の風景に自然と溶け込んでいる印象でした。

持ち運びにはやや重めだけど、布が厚手で安心感あり

傘を開いたときの長さは56.5cm(持ち手を含む)、親骨は55cm、直径は99cm。折りたたみ傘としては大きめで、リュックを背負っていても覆える程度

サイズについては、布が厚めで折りたたんだときの直径も太く、重量は約300gとやや重め。超軽量モデルの折りたたみ傘と比較すると、バッグの中でややかさばりやすく、持ち運びやすさに欠ける印象です。ただ、筆者の場合は主に徒歩で移動し、外出時はほとんど日傘を使用していたためそれほど気になりませんでした。

また以前は、折りたたみ傘は「軽さこそ正義」と考えていましたが、軽量モデルは強風に弱く差せないときがあったり、壊れやすかったりするため、多少重くてもこのようにガッチリした作りのほうが実用的だと感じています。

傘を折りたたんだときの長さは27㎝(持ち手を含む)、直径は6.7㎝、ストラップの長さは22cm
布が厚めで折りたたむと少しかさばる
手動開閉タイプ。汗をかいていると、引くときに持つ部分がすべってつかみにくいことも
持ち手は約5cmと短め。男性の筆者は指が2〜3本かかる程度で、やや手が疲れる印象でした

以前は日傘を使う習慣がありませんでしたが、今では太陽がギラついていると自然と使いたくなります。ユニクロの日傘は手頃な価格でありながら、十分な遮光性を持ち、使い勝手のよいアイテムの印象。この猛暑に対して少しでも抵抗できる武器を手に入れたようで、心強さを覚えています。

福永 太郎

フリーランスの編集者・ライター。ライフスタイル系メディアの家電記事の担当を経て独立。現在は複数のWebメディアに寄稿。