e-bike試乗レビュー
e-bike生活6年目へ。愛車ソロライド以外にもレンタルやトランポなど、今後も楽しみたいっ!!
2023年4月27日 09:05
e-bikeに出会ったのは2018年3月の春のこと。そして、2カ月後の5月には初めてのe-bikeを購入し、間もなくe-bike生活6年目に突入します。購入までの経緯や経験談はすでにご紹介していますが、愛車に限らずe-bikeのさまざまな楽しさにも触れてきました。いろいろな遊び方や発見がありました。
これは楽しかった! 古参がオススメするe-bike遊びとは?
RIDGE-RUNNERを皮切りに本格的にe-bike走行を堪能するようになった筆者ですが、同時にインプレス関係者が構成するe-bike部の盛り上がりもあり、この5年間で「非常に楽しいe-bike遊び」を多々経験しました。そこで、オススメの遊び方について少々書いてみます。
まず観光地巡り。e-bikeでの観光サイクリングは非常に楽しいです。徒歩と公共交通機関だと行きにくい場所へも、e-bikeならダイレクトでアクセス可能。クルマのように駐車場を気にする必要もなく、観光名所のたいていの場所には自転車置き場があります。
たとえばe-bikeでの京都観光が予想外に楽しかった。「e-bikeなら混雑を避けられる」「e-bikeなら穴場スポットを見逃さない・見つけられる」「e-bikeならラクに進めるのでより広範囲を回れる」などメリットも多々ありました。
クルマでしか行けないような観光スポットも、e-bikeだとより自由に楽しく巡ることができます。たとえば2019年の秋にe-bikeで紅葉狩りに行きましたが、紅葉が多そうな通りをルートとしてゆっくり走ると「もうサイクリング自体が全部紅葉狩り!」という感じで、高い質と密度で紅葉を楽しめました。
これらのe-bikeサイクリングはどれも複数人数でのライド。グループライドというわけですが、e-bikeだと「速く走れる人」と「そうでない人」の移動速度の差が出にくいので、「一部の人だけ疲れちゃう」「疲れちゃったけど気遣いでそれを言い出せない」ということがほとんどありません。速く走れない人への気遣いも緩和されますね。とてもリラックスしたグループライドができますので、観光もさらに楽しくなります。
e-bikeをどこかに運んでいってのサイクリングも楽しいです。トランスポーターでe-bikeを運搬する、いわゆるトランポでのサイクリング。オイシイところだけ走れますし、自転車では行けない距離にあるエリアでのサイクリングも現実的。
最近ではe-bikeレンタルも盛んになってきたので、e-bikeをレンタルしてのサイクリングもオススメです。e-bikeレンタルを行っているエリアは基本的に「走って楽しいエリア」です。手ぶらでそういったスポットへ行き、e-bikeサイクリングで観光などするのは満足度の高い遊びです。
ちなみに現在、残念ながら伊豆大島でのe-bikeレンタルサービスは休止中のようです。ただ、フェリーにe-bikeを乗せて持ち込むことはできるようです。下記の記事ではフェリーを使ってe-bikeを三宅島に持ち込んでいますが、e-bikeを島に運搬する参考になると思います。
e-bike部のメンバーとよくトランポでのグループライドをしますが、よくよく思い返してみるとネガティブな記憶が非常に少ないのがe-bikeのグループライドかもしれません。人力自転車の場合は十分に体力がないライダーだと「キツい道のりだったけど楽しかった」「登坂が苦しかったけど楽しかった」という印象になることが少なくありません。e-bikeだと体力不足をカバーしてくれるので、「キツい道のり」「登坂が苦しい」といった部分の印象が非常に薄くなったり消えたり。結果、「e-bikeのグループライドはいつも最高に楽しい!」という幸せな思い出ばかりが残るのだと思います。
一方でe-bikeのソロライドも楽しいです。サイクリングとして制限や気遣いが必要ないので、自由気ままにどこへでも走っていくことができます。また、e-bikeなので「おもしろそうだから行ってみたけど、思いの外しんどかった」という苦難も少ない。「行ってみたらすごい坂だったけど、e-bikeだから普通に上れちゃって、意外なほど楽しかった」という経験になることが多いです。
e-bikeを釣りのためのモビリティとして使うのも楽しいです。クルマで釣りに行くと、駐車場がある周辺だけでしか釣り歩けませんが、e-bikeならそれ以外のスポットも自由に巡れます。釣れるとウワサの穴場エリアを身軽に釣り歩くことが可能。e-bikeなので釣り道具をけっこう積んでいてもパワフルに移動することができます。トランポしつつ、駐車場を中心により広いエリアを釣り歩くという釣り方も現実的です。
ほかにもe-bikeでこう遊ぶと楽しい! ということが多々あります。疲れずに高い機動力を発揮しつつコンパクトに移動できるe-bikeは、多くのレジャーやアクティビティと相性がいい乗り物なのだと思います。