家電製品レビュー
ミニベロながらしっかりパワフルに走れる、ルイガノのe-bike「ASCENT e-sports」で富士五湖サイクリングへ♪
2019年4月22日 06:00
ルイガノのカワかっこいいミニベロe-bikeで富士山巡りっ!!
街で見かけるオシャレな自転車の小径車。タイヤの直径(外径)が14~20インチ程度の「小さめタイヤの自転車」のことを言いますが、「ミニベロ」とも呼ばれます。ちなみに、ミニベロはフランス語で「mini vélo」と書き、miniは小さい、véloは自転車という意味です。
さておき、そんなミニベロに新風が!! 非常に注目度の高いミニベロe-bikeが登場しました。ルイガノ(LOUIS GARNEAU)の「ASCENT e-sports」です。
e-bikeとは、電動アシスト付きのスポーツ自転車のことですが、単なる電動アシストとは少々違います。アシストの要となるドライブユニットなどがスポーツ走行向けとなっていて、よりスムーズかつパワフルにアシストしてくれるほか、大容量バッテリーにより100kmを超える長距離走行が可能だったりします。そんなe-bikeの特性を持つミニベロが、ルイガノのASCENT e-sports。
外見はカワかっこいいミニベロであるASCENT e-sports。でも高いドライブ性能を誇るシマノSTEPS「E8080シリーズ」を搭載。ゆっくりポタリングに良さそうですが、ときには激坂チャレンジにも向きそうで、ある意味とってもラグジュアリーですね。ということで、このミニベロe-bikeにさっそく試乗し、富士山周辺の湖を回ってみました♪
ルイガノのASCENT e-sportsはどんなe-bike?
ルイガノといえばファッショナブルな自転車でおなじみですが、ミニベロe-bikeのASCENT e-sportsはどんな自転車なんでしょう? まずはASCENT e-sportsの概要を写真とともに見ていきましょう。
なお、ルイガノASCENT e-sportsの正規販売店リストはコチラ。サイクルベースあさひ各店で取り寄せが可能だそうです。
富士五湖のオイシイどころ取りサイクリング!!
さて、さっそくルイガノASCENT e-sportsに試乗です。せっかくだから、このカワかっこいいミニベロe-bikeで、富士五湖巡りをします。山中湖(やまなかこ)・河口湖(かわぐちこ)・西湖(さいこ)・精進湖(しょうじこ)・本栖湖(もとすこ)の、オイシイところだけ走っちゃいます。具体的には、クルマでASCENT e-sportsを運び、景色のいいところだけを走行♪
いわばトランポ(自転車やバイクをクルマで運ぶこと)ですが、一瞬「そんなのズル~い!」みたいな気もします。でも、富士五湖すべてを自転車で回ろうとすると軽く100kmを超える距離があります。また、その道中の獲得標高(上った高さの合計)は1500m以上もあります。もはやガチの自転車アスレチック。
そんなのASCENT e-sportsには似合わない~、ということで、楽しいところだけ、景観のいいところだけを、短時間で回っちゃおう~♪ というのがコンセプトです。
ともあれ、まずは自転車をクルマに積んで富士五湖へ。山中湖→河口湖→西湖→精進湖→本栖湖という感じで回っていく予定。首都圏から一気に山梨県の山中湖まで行っちゃいます。ちなみに首都圏からクルマで約1時間半で行けます(高速道路使用)。
最後の写真に見える「山中湖パノラマ台」ですが、そこへ自転車で行くには、ちょっとした急坂を上る必要があります。ですが、パワフルなシマノSTEPS「E8080シリーズ」搭載のASCENT e-sportsなら楽々。風景を楽しみながら、あるいは話をしながら、パノラマ台まで登坂できてしまいます。さらにその上には「三国峠」がありますが、「じゃあツイデに三国峠まで行こうかな」と思わせるあたり、やはりe-bikeは急坂に強い♪
ちなみに、帰りはその急坂を下るわけですが、ASCENT e-sportsは油圧ディスクブレーキなので焦らず確実に速度を落とせます。また、ASCENT e-sportsはフレーム剛性も高く、ドライブユニットやバッテリーの位置などにより重心が低く、さらにタイヤも太めなので、スピードが出てもわりと安定した走行ができました。
上りがラクで、下りも安心。イイ感じのミニベロe-bikeです。
河口湖と西湖はセットで走る
再びトランポし、河口湖へ。河口湖の北側湖畔の無料駐車場に止め、そこからサイクリング。河口湖の北側だけ走る感じですが、河口湖の北側からは富士山がよく見えます。北側でも、西寄りの「奥河口湖」と呼ばれるエリアからは富士山があまり見えなくなりますが、河口湖では最も静かで交通量も少ないエリアでもあり、自転車で楽しむには好適。
また、河口湖の西には西湖があります。河口湖から西湖へは、1.5kmほどの坂道を上がれば到着。e-bikeなら一足なので、河口湖と西湖はセットでサイクリングです。
実は、西湖は富士山があまりよく見えません。上の写真のポイントから見えるくらいだと思いますが、静かな湖なのでゆったりとサイクリングできてイイ感じです。
さらに精進湖、本栖湖、タヌキも走るヨ♪
続いて、精進湖→本栖湖へと向かいます。両方の湖を自転車で回ることも可能は可能ですが、その2つの湖をつなぐ国道139号線は大型車両の行き来が多く、わりと危険&けっこう不快。なので、湖ごとにトランポです。
何度もクルマへと自転車を積み下ろししているわけですが、取り回しの良い小径車だとそれがラクですね~。ASCENT e-sportsは折りたたみができない小径車ですが、このくらい容易に扱えれば折りたためなくても問題ないな~、などと思ったりしました。
本栖湖にはオートキャンプ場もありますので、本栖湖までトランポしてサイクリングを楽しみ、その夜はキャンプしてしまうというのもアリかもしれませんね。キャンプといえば、富士五湖周辺はキャンプ場がたくさんあり、どこも環境・景色ともに良いところが多いです。e-bikeならあまり汗もかきませんので、サイクリング後にそのままキャンプするのもかなり現実的に検討できると思いますよ。
といった感じで、トランポしつつ富士五湖を回って「e-bikeでラクにオイシイところだけサイクリング」をしてみました。午前10時頃から走り始めましたが、まだ午後3時前。時間がありますので、田貫湖(たぬきこ)へと足を伸ばしてみることに。小さな人造湖ですが、きれいなキャンプ場があり、湖周囲にはサイクリングロードも整備されています。
田貫湖のサイクリングロードは1周約3kmくらい。すぐ走りきってしまいますので、1周回ったら今度は逆向きにもう1周、というのもいいかもしれません。
最後に、ルイガノのASCENT e-sportsで走った感じを書いてみますと、フレームの剛性感がありつつ、太めタイヤで乗り心地がよく、見た目に反してシッカリとパワフルに走ってくれるという印象でした。安定感も十分。e-bikeとしてはわりと軽量の部類に入ると思いますが、小径車の取り回しの良さも加わって、気軽で扱いやすいミニベロe-bikeという印象です。
ただ、筆者にはちょっとサイズが小さめだったという感じ。筆者の身長は約180cmで、ASCENT e-sportsの対応身長ぎりぎり。乗れるには乗れるんですが、少し走行距離が長くなると、なんとなく窮屈さを感じました。ASCENT e-sportsに限らず、やはり自転車と体のサイズがマッチしていないと走りにくさが出てきてしまいます。
ともあれ、外見も走行性能も好印象となったルイガノのASCENT e-sports。見た目もいいし性能もいいしで、レジャーから日常使いまで幅広く活用できるミニベロe-bikeだと思います。玄関に入れても邪魔になりにくそうなサイズ感もナニゲにイイですよね。既に店頭に並んでいると思いますので、興味のある方はぜひ実車に触れてみてください♪