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【始めよう薬膳レシピ18】疲れを回復するおやつ「温野菜スティック」
2017年 9月 21日 18:00
![](https://asset.watch.impress.co.jp/img/kdw/docs/1162/821/P6idgXxbQM_lNWmqc_7juvJBYjqHgC5C.jpg)
日ごとの気温差で疲れを感じたり、もうちょっと頑張りたいけれど力が出ないとき、「温野菜スティック」はいかがでしょう。今回は「気」を補う、「カボチャ」と「サツマイモ」で作る、おやつレシピを紹介します。甘く味付けた野菜なら、小さなお子さんも食べられるので、ぜひお試しくださいね!
「温野菜スティック」の食材効果
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今回ご紹介するのは、疲れが取れるうえ、お腹の調子も整えてくれる「カボチャ」と「サツマイモ」の「温野菜スティック」です。野菜の素朴な味わいは、どこか懐かしさを感じます。
「温野菜スティック」と和える「ハチミツ」には、疲労回復のほか、粘膜の乾燥を防ぐ作用もあります。口内炎や肌荒れへ、直接塗ることも。
レシピの仕上げで、刻んだ「アーモンド」と「ゴマ」を振り掛けますが、どちらも、含まれる油分が腸の乾燥を和らげるため便秘を改善します。また美肌効果で肌力もUPするので、トッピングで使ってみてくださいね。
「温野菜スティック」の材料(2~3人分)
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カボチャ:1/4個
サツマイモ:小1個
オリーブオイル:大さじ2
ハチミツ:大さじ2
バター:少々(お好みで)
アーモンド:6~7粒ほど(お好みで増減可)
ゴマ:小さじ1(お好みで増減可)
「温野菜スティック」の作り方
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1.カボチャはそのままでは固いので、縦方向に3つほどに切り分け、500Wまたは600Wの電子レンジで2~3分加熱し、少し柔らかくしてから、長さ約7cm、約1cm角の拍子木切りにしておきます
2.サツマイモは、カボチャと同じサイズに切って水に晒し、オリーブオイルを熱したフライパンで焼き、お好みで香り付けにバターを加えましょう。最後にハチミツと和え、照りが出たらお皿へ移します
3.次に、同じフライパンへオリーブオイルを引いてカボチャを焼き、サツマイモと同じようにバターとハチミツで仕上げましょう
※カボチャの色移りが気にならなければ、サツマイモと一緒に焼いて大丈夫です
4.お皿に盛り、刻んだアーモンドとゴマを振り掛けたら完成です
カボチャとサツマイモは両方とも、気にならなければ皮ごと使ってみましょう。薬膳には「一物全体(全食)」という考え方があり、できるだけ食材のすべての部分を体に取り入れることが、健康に良いとされています。火を通すときは、フライパン以外に、オーブントースターや電子レンジのオーブン機能を使っても便利です。またアーモンドの代わりにクルミや、お好みのナッツ類でもOKですよ。
小さなお子さん用のプチアレンジ
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小さなお子さんは、焼いてからサイコロ状にカットして召し上がれ。アーモンドやゴマは、胃腸が弱いお子さんが消化しづらい場合や、好き嫌いもあるので、使わなくてもOKです。
また1~1歳半未満の赤ちゃんへは、乳児ボツリヌス症にならないよう、ハチミツを使わないようにしましょう。
薬効1「カボチャ」
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薬膳で「カボチャ(南瓜)」は、胃腸にやさしい野菜です。五臓の「脾(ひ)」に働きかけるため、消化吸収を良くし、「気」を補って体を元気にします。夏の疲れはもちろん、秋冬へ向けて、寒さに負けない体を作りたいときも有効です。「βカロテン」「ビタミンC」「食物繊維」の宝庫なので、美容にはもちろん、生活習慣病の予防にもおすすめですよ。