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最大6cmの段差を乗り越えるロボット掃除機、Dreame

業界初となる最大6cmの段差を乗り越えて移動するロボット掃除機

Dreame Technology Japan(ドリーミーテクノロジージャパン)は、吸引と水拭きができるロボット掃除機「X50 Ultra」の予約販売を3月7日に開始した。直販価格は229,800円。

X50 Ultraはベースステーションと本体で構成

最大6cm(1.8cm+4.2cm)の二重段差を越えて移動できるロボット掃除機。本体を持ち上げる伸縮式の脚を備えており、ドアの敷居や段差などの小さな障害を乗り越えて効率的な掃除を実現するという。この段差の乗り越えには、小型のハブモーター(車輪に組み込んだモーター)を活用して、人間でいう太ももとふくらはぎのような仕組みで可能にしたという。

1.8cm+4.2cmの二重段差を乗り越えて移動できる

段差を上るだけでなく降りる際の衝撃にも配慮しており、衝撃吸収性や耐久性を向上。3万回の耐久性テストをクリアして製品化を実現した。

この機能が役立つシーンとしては、例えば和室とフローリング間の桟の移動など、平均的なロボット掃除機では止まることがあった場所で、人が手を貸さなくても移動できると同社は説明。外出中も安心して使いやすい点をメリットとして挙げている。

ハブモーターは電動アシスト自転車などに使われることで知られる。格納する脚の部分も高い耐久性を持たせた

ひらけた場所ではレーザーセンサーによる360度スキャンを行ない、暗い室内や通りにくい場所も迅速かつ正確に認識し、障害物を回避して掃除する。狭い空間やソファ・ベッドなどの家具下を清掃する際は、本体上部のセンサーを自動で格納し、先進的なAIカメラやスマートアルゴリズムを使用することで、最低89.5mmの低い場所の清掃も可能。

家具の下にも入り込んで徹底的に清掃

弾力性と柔軟性のある樹脂製ラバーブラシと強力な毛材ラバーブラシを組み合わせた「HyperStream 絡まり防止デュアルブラシ」を搭載。髪の毛の絡まりを防ぎながら、床やカーペットの汚れ、ホコリを効率的にキャッチする。

さらにアームが自在に動く伸縮式サイドブラシと回転式モップを搭載し、部屋の隅や角、家具下の汚れやホコリを徹底的に除去。

本体に回転式の水拭きモップを装備
髪の毛の絡まりを防ぐデュアルブラシを搭載
アームが動くサイドブラシとモップで、部屋の隅々まで掃除できる

吸引力は前モデルを大幅に上回る20,000Paで、空気力学に基づいた設計により静音性も向上。またカーペットの毛足の長さや質感に応じて、吸引力を高めたりモップがけを停止したりと、清掃方法を自動で調整するという。

このほか、ペット用のお皿やトイレなど、ペットの周囲にある物体を自動で識別し、アプリを通じて回避するか、近くを掃除するかを選択可能。ロボット掃除機がペットを探して写真を撮る機能や、ビデオ通話でペットと音声対話できる機能なども備えている。

ペットにやさしい機能も搭載する

ベースステーションはゴミの収集、水拭き機能用の給水、モップの洗浄と熱風乾燥、洗剤の投入などを全自動で行なう。底部のモップウォッシュボードは節水性と洗浄性能が向上、UVライトでダストバッグ内の除菌も行なうという。

モップの洗浄・乾燥まで行なう全自動ステーションが同梱

本体サイズは350×350×111mm(直径×高さ)で、重さは4.53kg。ベースステーションのサイズは457×340×590mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは9.09kg。