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ゴム通し不要!ウエストゴムのお手軽「交換法」とコツ、ゴム長さの決め方

ズボンのゴムを取り替えようと思っても、ゴム通しを持っていなかったり、ゴムの長さが分からないと面倒になりますよね。今回は、ゴム通し不要でウエストゴムを替える方法と、知っておくと便利なコツをご紹介します。ゴム通しをグシュグシュ通していく手間や、ゴム通しからゴムが抜ける心配から解放される簡単な方法と、ゴムの長さや選び方の目安などを知っておけば、家族のウエストゴム交換にもサッと取り掛かれますよ。

 

ゴムの取り替え方1:用意するものと使い方

<用意するもの>

・替えのゴム
・安全ピン2本(1本は小さめのピンチや待ち針でも)
・糸、針、ハサミ

 

替えのゴムは、取り替えるゴムと同じ太さのものを用意しましょう。太すぎると、ウエストのゴム通し部分にうまく通らず、通ったとしても中で折れ曲がって着心地が悪くなります。反対に細すぎると、ゴムの力が弱くてウエストから下がってしまうことがあります。ゴムの長さの目安については、最後に解説します。安全ピンは、古いゴムと新しいゴムをつなぐのに1本、新しいゴムの端がウエスト部分へ入り込んでしまうのを防ぐために1本使いますが、後者は小さめのピンチや待ち針でもOKです。糸、針、ハサミは、新しいゴムを輪にして縫い留めるために使います。

 

ゴムの取り替え方2:新しいゴムにピンを付ける

必要な長さの新しいゴムを用意し、片方の端に安全ピンをゴムに対して垂直に付けておきましょう(写真左・上)。こうすることで、安全ピンがゴム通し口のところで引っ掛かり、ゴムの端がウエストのゴム通しへ入ってしまうのを防ぎます。安全ピンの代わりに小さなピンチ(写真左・下)、待ち針などでもOKですよ。次に、ゴム通し口から古いゴムを引っ張って少し出しましょう。通し口がない場合は、下のURLで紹介したように、縫い目をほどいて通し口を作ったり、ボタンホールステッチで通し穴を作るなどの方法があります。

 

◇ゴム伸びちゃった…裁縫の基礎「ウエストゴムの替え方」通し穴なくてもOK
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1161379.html

◇解説!手縫いで作る「ボタンホール」の縫い方、ウエストゴム替えにも
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/lifestyle/1161695.html

 

ゴムの取り替え方3:古いゴムを切り、新しいゴムを付ける

通し口から出した古いゴムを、ハサミで切ります(写真左)。このとき、ゴムの端が通し口から中へ入ってしまわないように、ゴムを長めに出しておきましょう。通し口から出ているゴムの片端に、新しいゴムを安全ピンで留め付けます(写真右)。このときは、安全ピンをゴムに対して横にした方が、ウエスト部分へスムーズに通せます。

 

ゴムの取り替え方4:古いゴムを引っ張る

古いゴムに新しいゴムを留め付けたら、古いゴムのもう片端を引っ張り(写真左)、安全ピンの部分をゴム通し口に入れましょう(写真右)。そのまま古いゴムを引っ張れば、新しいゴムがスルスルと入っていきます。新しいゴムがねじれないように、ゴム通し口に入っていくゴムをまっすぐに保ちながら引っ張るといいですね。

 

簡単にゴムを取り替える方法4:新しいゴムを輪に縫い留める

新しいゴムを留めた安全ピンがゴム通し口から出て来たら(写真左)、引っ張るのをやめましょう。安全ピンやピンチを全てはずし、ゴムの両端を重ねて、針と糸を使って「巻きかがり縫い」で留めます(写真右)。細いゴムの場合は結んでもいいですが、特にパジャマなどで結び目がゴロゴロして気になるときは、やはり縫い留めるといいですね。最後につなぎ目をゴム通し口の中へ入れて完成です。

 

知っておくと便利なコツ1:ゴムの長さの目安

ウエストゴムの長さは、ウエストサイズの80~90%くらいが目安です。子どもの場合は、寸胴なため下がってきやすいので、少しキツめの80%くらいが良いでしょう。またパジャマなどリラックスウェアの場合は、少しゆとりをもたせると着心地が楽ですね。逆にトレーニングパンツなど激しい動きで身に着けるウェアの場合は、下がってこないように少し短めにするとフィットします。長さが決まったら、ゴムを輪にして重ねる分を2~3cmほど足してカットしましょう。

 

知っておくと便利なコツ2:ゴムの種類と使い方

写真は100円ショップで売っていたゴムの一部です。左から順に「強力タイプ」「ソフトタイプ」「パジャマ用」で、どれも太さが数種類あります。手で伸ばしてみると、強力タイプは厚みがあって伸縮性が強く、ソフトタイプは柔らかく弱い力で伸びました。パジャマ用はさらに柔らかく、肌触りも優しく感じました。好みで使い分けるのが一番ですが、目安としては、「強力タイプ」は外出用のウェアなど、「ソフトタイプ」はきついゴムが苦手な人に、「パジャマ用」はパジャマやリラックスウェアなどが向いていると言えるでしょう。

 

まとめ

伸縮性の強いゴムの場合は、短めだと苦しくなってしまうこともあるので、少しゆとりをもって使うといいですね。逆にソフトタイプの場合は、ピッタリサイズを使ったのに着用してみると緩く感じることも。最終的には、試着して手直しするのがおすすめです。また、メンズのパンツなど大人用ボトムスは、生地の重さがあるので、しっかりした固めのゴムを使うと安心です。

 

 

nontroppo

ライフオーガナイザー。ズボラでも簡単にすっきり暮らすための収納や、生活の仕組み作りを模索中。
料理、お菓子作りのほかに、洋服やインテリア小物なども手作りするのが好きです。
高校生の息子の母です。