ぼくらの自由研究室

猫用全自動トイレ再び! 新作「キャットロボット Open Air」を試してみた

最新型の「猫用全自動トイレ」を試用できる機会を得ましたので、さっそく使ってみました♪ モノは、OFT(オーエフティー)「キャットロボット Open Air (オープンエアー)」です。

製品の詳細は公式製品情報ページをご覧いただきたいと思いますが、コレ、猫砂を入れておく程度で「猫の排泄物を自動的にさらって内蔵トレイに格納してくれる」という製品です。飼い主さんが毎日行う「猫の排泄物をスコップで取り除いて袋やゴミ箱に捨てる」という手間&苦労が省けるというわけです。

ワタクシの場合、キャットロボットシリーズはもちろん、ほかの「猫用全自動トイレ」も多々使ってきました。どれも「手間が省ける」という点ではよい製品だと感じました。ただ、それでも「音がちょっとうるさい」とか「たまに引っかかって止まってしまう」とか「外見がちょっと……」などの問題もありました。

今回試した製品は、1年少々前に試した「キャットロボット」の新型です。その「キャットロボット」については、動作的には問題なく、かなり気に入りましたが、外見がちょっと無骨かな? という少々の違和感はありました。で、その後継機種となる「キャットロボット Open Air」ですが、どうでしょう?

使ってみた印象をザッと書いてしまいますと、見栄えもよく、より手軽に扱えるようになっていて、イイ感じ。機能的にも、猫の排泄物を自動的にトレイへと移してくれて快適&ラクです。動作音もかなり静かなので、夜間に動作しても気になりません。トレイにある程度排泄物がたまったら捨てたり、あるいは本体が汚れてきたら掃除したり、少々のメンテナンスは必要ですが、猫の飼い主の負担を大きく軽減させてくれるのは従来機種どおりです。

やはりコレ、多頭飼いで猫用トイレがすぐいっぱいになってしまう、というご家庭にとてもよく向く製品だと思います。また、ご存じのように猫は清潔好き。この「キャットロボット Open Air」の場合、猫がトイレを使った後(3分/7分/15分後のどれかに設定可能)に自動的に排泄物を除去してくれますので、愛猫がより気分良よくトイレを使えるようになるのでは、と想像します。「愛猫がトイレの汚れを気にして粗相をしてしまった」ということも減るかもしれません。

ともあれ、以降、写真でチェック! 「キャットロボット Open Air」の機能や使用感を見てみましょう♪

「キャットロボット Open Air」本体。幅62×奥行き68×高さ74cmです。メーカー希望小売価格は9万8000円(税別)です
その背面。付属のACアダプターから延びるコードは背面につなぎます
横から見たところ。入口は斜め上を向いています
右にあるのは高さ約60cmのスツールです。開口部は縦46×横26cmで、猫が出入りしやすい大きさです
標準体型より少し大きなロシアンブルー(メス)と比べると、こんな感じ。デザインがスマートなので「巨大」という印象はありません
拙宅の巨猫「とろ」と。開口部が大きいので「とろ」も余裕で出入りできました
操作ボタン類はすべて本体右側に集まっています。LED点灯により、動作状態がわかりやすく示されます
内側にはラバー製のお椀のような凹みがあります。ここに鉱物系の猫砂を入れます
本体下部にはトレイが収納されていて、ここに排泄物がたまります。トレイ内には付属のビニール袋をセットします
こんな感じでビニール袋をセット。排泄物がたまったら、ビニール袋ごと処分します。市販のビニール袋を使ってもOKです
使用する猫砂ですが、細かめのサラサラした鉱物系のもので、猫の排泄によって固まるタイプが推奨されています
内側のラバーの凹みには、丸く線が描かれています。この線のところまで猫砂を満たします
猫砂を入れた様子
猫砂は徐々に減っていきますので、ときどきチェックして追加します
こんな場所に置いてみました。本体のすぐ左にあるのは、拙宅猫「うか」が好んで使う寝床です。その隣の椅子には「とろ」が乗ったりします。結果から言えば、この位置に猫用全自動トイレを置いても、拙宅猫が嫌がるようなことはありませんでした
ちなみに、周囲が暗くなると、自動的に青い照明が点灯します。これは「猫のため」というよりは、飼い主のための照明のように思います
設置後、さっそく「とろ」が調べにやってきました
「あの~、なんかヘンなのがあるんですけど……」と言っているんでしょうか?
「とろ」はしきりに自動猫用トイレを気にしています……が、なかなか入りません
設置して2日後の夜に使ったようです。トレイにはしっかりと排泄物がたまっていました。本体内はキレイな状態。排泄物の処理をしなくていいのは、とてもラク♪ です♪
その後はたびたび使うようになりました。一度ニオイが付けばスムーズに使ってくれるようです。あらかじめ、ある程度ニオイが付いた猫砂を入れておけば、よりスムーズに使い始めてくれると思います
使い終えたご様子。さて今回は……?
あ! 猫砂の端に大量のおしっこが! この位置にされちゃうと、猫砂が固まって取れにくくなっちゃうんですが……全自動トイレだとどうなるんでしょう?
おしっこで固まった猫砂が内部にこびり付き、取り残されてしまったようです。これだと、手動で排泄物を除去することになりそう……
……と、思いましたが、固まった猫砂がポトリと落ちました! そして自動的にトレイへと移されました。じつは「とろ」のおしっこの固まりのこびり付き、猫トイレの掃除を面倒にする大きな要素だったんですが、それもシッカリ解消されました。う~ん、これはイイ!
このようにシッカリ&スッキリとおしっこの固まりがトレイに落ちました。これは、やっぱり、ホントにラク~♪ 「キャットロボット Open Air」がとても欲しくなりました!
ちなみに、猫用全自動トイレの真横で昼寝中の「うか」ですが、その動作音も気にならない様子(実際に動作中です)。動作音がとてもソフトで静かなのも、この製品の優れたところだと感じました
飼い主的には「猫用トイレの掃除の手間が大幅に省けてラク♪」で、愛猫的には「いつもトイレがキレイ♪」というWin・Winなメリットがあります。「キャットロボット Open Air」、興味のある方はぜひ詳しくチェックしてみてください

※この記事はペトハピの記事(2016年11月4日掲載)を転載したものです。

ペトハピ

2015年4月にImpress Watch ペット特集としてスタート。同年10月に「ペトハピ」創刊。2017年5月にインプレスから独立し、ペトハピ株式会社として運営中。ペットとオーナーが、どのように共生し、お互いに幸せになっていくかを提案するWebメディア。

https://pet-happy.jp/

スタパ齋藤