2017年8月7日 06:00
撮りためた猫写真を整理していたら、ちょっと楽しい写真が出てきました。リコーの「THETA (シータ)」というデジタルカメラで撮った写真です。このカメラ、知る人ぞ知る「周囲360度すべてをシャッターボタン一押しで撮れる全天球カメラ」です。本体の前後にレンズがあり、シャッターを押せば、カメラの前後も左右も上下も「見えている空間全部が撮れる」のです。
それで、このカメラで撮った猫写真が抜群に楽しいです♪ 猫が写っていて、さらに猫を取り巻く状況がすべて写っているので、「写真を見たときに蘇る記憶がものスゴく豊か」なんです。
たとえば普通の猫写真だと、猫を中心にその周辺が少ししか写っていません。ですので、それを見て「そうそう、あの晴れた日に猫を撮ったっけ。撮ったのは……物干しがある場所かな」といった感じで記憶が蘇るといった感じでしょう。
一方、「THETA」で撮った全天球写真の場合、猫を取り巻く環境がほぼすべて写り込んでいます。ので、そんな写真を見たときの印象は「そうそう、あの晴れた日に猫を撮ったっけ。そしてココは物干し場だな。フリースやジャンパーが干してあって、寒い季節……暖かな場所で猫が日向ぼっこだ。このころはまだ猫草をあそこに置いていたんだなぁ」等々、1枚の写真から得られる情報量が圧倒的に多く、蘇ってくる記憶も非常に豊富になるというわけです。
もちろん、通常は撮影者自身も全天球写真内に写り込みます(下の写真はあえて撮影者が写り込まないように遠隔撮影したものです)。「THETA」で猫写真を撮れば、自然と「猫と一緒に自分も写っている写真」が撮れるので、写真から喚起される記憶もいっそう楽しいものとなるでしょう。
ともあれ、以下に「THETA」で撮った猫写真と動画を並べてみましたので、ご覧ください。マウスで画像を上下左右にドラッグすれば、見る方向を変えられます。また、「+」や「-」のマークをクリックすれば、ズームアップ・ダウンができます。スマートフォンでご覧の方は、「THETA」アプリをダウンロードする必要があるかもしれません。
※この記事はペトハピの記事(2016年10月12日掲載)を転載したものです。