トピック
愛車のフルサスe-MTBをもっと快適に! e-bike専用前後ライトにリアキャリアなど装着
2024年5月14日 09:05
2019年に乗って衝撃を受けたトレックのe-MTB「Rail 9.7」。カーボンフレーム採用の本格フルサスMTBのe-bikeで、当時の価格は税込869,000円。高い! でも何とか手に入れたいと考えた当時に、「Rail 9.7」貯金を開始しました。
その後コロナ禍が訪れたりし、「Rail 9.7」への憧れもややしぼんできたりして……。Rail 9.7の購入意欲も低減してしまいました。
しかし去年2023年の9月、新型のe-MTB「Rail 9.7 Gen 4」が発売され、パッと購入した筆者。あることがきっかけで、急にRail 9.7に対する意欲が復活したからです。
2023年の9月頃に納車されましたが、厳しい残暑がありつつ仕事も忙しかったので、少し我慢して、12月頃の寒い季節になったら乗ろう! と決めました。ところが、体を痛めてしまいました。
体を治しつつ(といっても強烈な肩こりですが)、Rail 9.7 Gen 4で走ることを妄想する日々。Rail 9.7のようなe-MTBは、どこでも走れちゃうからな~! どこを走ろう? そういえばe-MTBで伊豆大島を走ったな~。今度は自分のRail 9.7で伊豆大島サイクリングしたいな~。
体を治しつつ自宅で妄想していたら、伊豆大島の楽しい思い出とともに、ちょとイヤなことも思い出しました。三宅島サイクリングの終盤で日が暮れてしまったこと。またお尻の痛みも思い出しました。
上記の関連記事ではヒルクライムの途中で日が暮れた件はサラリとしか書いていませんが、離島の夜は閑散とした道はホントに真っ暗。手持ちのライトは近くを照らす程度の明るさしかなく、暗いなか、おっかなびっくりヒルクライムしたことを覚えています。
またバックパックにそこそこ荷物を入れていたのと、わりと長距離の座りっぱなしのヒルクライムだったので、お尻の痛さもよく覚えています。立ち漕ぎをすれば少し楽になりますが、e-bikeなので立ち漕ぎの必要はほとんどありません。とにかく「あーこれでリアキャリアに荷物詰めたらなぁ」とお尻の痛みをこらえながら思いました。
そんなことを思い出していたら、思いつきました。「あ! そうだ! まだ少ししか走ってないRail 9.7 Gen 4、いまのうちにカスタマイズしようかな」と。
そこでRail 9.7 Gen 4を購入したスポーツ自転車店「バイクプラス所沢店」にカスタマイズの相談を。たしか店長の宮崎さんはe-MTBのRailに(も)乗っていて、リアキャリアが装着されていたような。スーパー何とかってライトが凄く明るくて配光もイイ、とも言っていたような。
Rail 9.7 Gen 4に、まずは前後ライト!
Rail 9.7 Gen 4にライトとか取り付けたいでーす! とバイクプラス所沢店のスタッフに相談していると、筆者的に「ですよね~」となる気づきがいくつかありました。
まずライト。十分明るいライトなら、ハンドルに着脱できるタイプでいいかな、と考えていました。
しかし相談していると、e-bikeのバッテリーを電源にできるライトが結構出ていることを知りました。また外付けライトだと充電が必要ですが、e-bikeから電源を取るライトなら充電を気にすることがないこともあらためて認識。ですよね~せっかくe-bikeなんだし、ライト電源はe-bikeのバッテリーからがいいですよね~、と。
そして、スタッフが気に入って使っている高性能なライトがあるということで見せてもらいました。SUPERNOVA(スーパーノヴァ)というブランドのLEDライトで、「M99 Mini Pro 25」というモデル。
47,740円という価格には怯みましたが、実物が点灯する様子を見てみると……ああっ! 明るい! これなら夜の伊豆大島でも全然問題ない!
しかもロービームにしたときとハイビームにしたときの「配光」が素晴らしい。こんなに明るいのに、ロービームにすると、ライトを前方から見てもぜんぜん眩しくない! ハイビームにすると前方全体を照らすようになり、真っ暗闇のトレイルでも走れちゃいそう!
さらにロービーム・ハイビームを切り換えられるスイッチを、ハンドルのどこにでも装着できる。むむむ~コレは抜け目のないライト! 最強のライトだなぁ……じゃあコレで!
それから、リアライト(テールランプ)もe-bikeのバッテリーを電源にできるものが結構あるそう。いろいろ紹介されましたが、結局は「M99 Tail Light 2 Pro」を選びました。
リアキャリアも! キックスタンドも!
さらに続いてリアキャリア。実はフルサスe-MTBにリアキャリアはどうなんだろう……と少々躊躇していました。でもツーリング時に荷物をリアキャリアに積むと「体がぜんぜん疲れない」「お尻の痛みも減る」ということを経験的に知っている筆者。う~ん。
ちなみにバイクプラス所沢店の宮崎さんは、ご自身のe-MTB「Rail 5」にリアキャリアを装着しています。その使い勝手はバイクプラスのブログ「E-MTBバイクパッキングで荷物満載!お花見女子キャンプツーリング」で読むことができます。
宮崎さんオススメのリアキャリアは、OLD MAN MOUNTAIN(オールドマンマウンテン)ブランドの「Divide Rack(ディバイド ラック)」。
実はこのキャリア、スルーアクスル用の取り付けキットが用意されています。スルーアクスルはホイールの中央のハブを貫通してホイールを固定するしくみ。ハブの中央に金属の棒(アクスル)が貫通しており、これを抜くことでホイールを外すことができます。
スルーアクスル採用の自転車にそのキットを装着(アクスルを交換)すると、アクスルがキャリア取り付け部にもなります。アクスルとキャリアの着脱は容易。シートステーにも固定しますが、その部分の着脱も容易。なのでトレイルやパークなどで激しく走るときはキャリアを外し、ライトなサイクリングや通勤・通学時はキャリアを装着するという使い分けができるそうです。
あーら便利そう! しかも宮崎さんの実車に装着されていたゲンブツを見せてもらうと、かな~り頑丈そう……なのに、軽いっ! これだ! これを使っていきたい!
それからキックスタンド。寄り道や休憩時に自転車が自立するのはやっぱり便利。モノはBontrager(ボントレガー)の「リア マウント アジャスタブル キックスタンド, 24-29"」。ボントレガーブランドはトレックブランド自転車の純正アクセサリーとなりますので、問題なく装着可能です。
えー? フルサスe-MTBにリアキャリアとキックスタンドぉ~? とか思われたかもしれません。
トレイルをガンガン走るのがフルサスe-MTB、とすれば、似合わない装備ですよね。でも、前後のサスペンションでどこでも快適・乗り心地よく走れるのがフルサスe-MTB、とすれば、便利なんですよリアキャリアもキックスタンドも。
ということで、通常はRail 9.7 Gen 4にリアキャリアを装着して(荷物など積んで)走り、必要に応じてリアキャリアを取り外します。キックスタンドもボルト×2本で固定できますので、必要に応じて着脱できます。
カスタマイズはプロ任せ、手際の良さが小気味よく、キレイに仕上がったっ!!
愛車Rail 9.7 Gen 4のカスタマイズ当日、「プロはどんなふうにパーツを取り付けるのか?」と気になったので、取り付け作業を見学させていただきました。興味津々!
ちなみに、バイクプラス所沢店で購入した自転車の場合、同じくバイクプラス所沢店で買ったアクセサリー類の取り付け工賃は1年間無料です。e-bikeはドライブユニットを外してのアクセサリー追加作業などが多いですが、そういった大がかりなカスタマイズでも、上記条件を満たせば1年間工賃無料!! また同様に、自転車を自分の体に合わせるための調整作業(フィッティング)も1年間無料です。太っ腹!
といった感じのRail 9.7 Gen 4カスタマイズ。どこでも走破できるe-MTBに、さらなる実用性が備わりました。カスタマイズすることで愛用の自転車がさらに便利で楽しくなりますので、興味があればぜひカスタマイズしてみてください!