トピック

愛車のフルサスe-MTBをもっと快適に! e-bike専用前後ライトにリアキャリアなど装着

遂に購入したトレック「Rail 9.7」

2019年に乗って衝撃を受けたトレックのe-MTB「Rail 9.7」。カーボンフレーム採用の本格フルサスMTBのe-bikeで、当時の価格は税込869,000円。高い! でも何とか手に入れたいと考えた当時に、「Rail 9.7」貯金を開始しました。

その後コロナ禍が訪れたりし、「Rail 9.7」への憧れもややしぼんできたりして……。Rail 9.7の購入意欲も低減してしまいました。

しかし去年2023年の9月、新型のe-MTB「Rail 9.7 Gen 4」が発売され、パッと購入した筆者。あることがきっかけで、急にRail 9.7に対する意欲が復活したからです。

2023年の9月頃に納車されましたが、厳しい残暑がありつつ仕事も忙しかったので、少し我慢して、12月頃の寒い季節になったら乗ろう! と決めました。ところが、体を痛めてしまいました。

体を治しつつ(といっても強烈な肩こりですが)、Rail 9.7 Gen 4で走ることを妄想する日々。Rail 9.7のようなe-MTBは、どこでも走れちゃうからな~! どこを走ろう? そういえばe-MTBで伊豆大島を走ったな~。今度は自分のRail 9.7で伊豆大島サイクリングしたいな~。

体を治しつつ自宅で妄想していたら、伊豆大島の楽しい思い出とともに、ちょとイヤなことも思い出しました。三宅島サイクリングの終盤で日が暮れてしまったこと。またお尻の痛みも思い出しました。

三宅島サイクリング1日目、海沿いから標高500mのホテルまで上るヒルクライムをする必要がありましたが、その途中で日が暮れてきました。高所から眺める日の入りはまさに絶景でしたが、この後は真っ暗に
ライトを持参していましたのどうにはヒルクライムを続けられました

上記の関連記事ではヒルクライムの途中で日が暮れた件はサラリとしか書いていませんが、離島の夜は閑散とした道はホントに真っ暗。手持ちのライトは近くを照らす程度の明るさしかなく、暗いなか、おっかなびっくりヒルクライムしたことを覚えています。

またバックパックにそこそこ荷物を入れていたのと、わりと長距離の座りっぱなしのヒルクライムだったので、お尻の痛さもよく覚えています。立ち漕ぎをすれば少し楽になりますが、e-bikeなので立ち漕ぎの必要はほとんどありません。とにかく「あーこれでリアキャリアに荷物詰めたらなぁ」とお尻の痛みをこらえながら思いました。

そんなことを思い出していたら、思いつきました。「あ! そうだ! まだ少ししか走ってないRail 9.7 Gen 4、いまのうちにカスタマイズしようかな」と。

そこでRail 9.7 Gen 4を購入したスポーツ自転車店「バイクプラス所沢店」にカスタマイズの相談を。たしか店長の宮崎さんはe-MTBのRailに(も)乗っていて、リアキャリアが装着されていたような。スーパー何とかってライトが凄く明るくて配光もイイ、とも言っていたような。

バイクプラス所沢店の宮崎さん(左)と相田さん(右)。いろーんな相談にしっかり乗ってくれる心強い方々です。ITリテラシーも高い

Rail 9.7 Gen 4に、まずは前後ライト!

Rail 9.7 Gen 4にライトとか取り付けたいでーす! とバイクプラス所沢店のスタッフに相談していると、筆者的に「ですよね~」となる気づきがいくつかありました。

まずライト。十分明るいライトなら、ハンドルに着脱できるタイプでいいかな、と考えていました。

しかし相談していると、e-bikeのバッテリーを電源にできるライトが結構出ていることを知りました。また外付けライトだと充電が必要ですが、e-bikeから電源を取るライトなら充電を気にすることがないこともあらためて認識。ですよね~せっかくe-bikeなんだし、ライト電源はe-bikeのバッテリーからがいいですよね~、と。

そして、スタッフが気に入って使っている高性能なライトがあるということで見せてもらいました。SUPERNOVA(スーパーノヴァ)というブランドのLEDライトで、「M99 Mini Pro 25」というモデル。

e-bike向けのフロントライト(ヘッドライト)SUPERNOVA「M99 Mini Pro 25」。e-bikeのバッテリーを電源にでき、最大1,300ルーメン(450lux)という明るさがあります。国内正規代理店インターテックでの価格は47,740円

47,740円という価格には怯みましたが、実物が点灯する様子を見てみると……ああっ! 明るい! これなら夜の伊豆大島でも全然問題ない!

しかもロービームにしたときとハイビームにしたときの「配光」が素晴らしい。こんなに明るいのに、ロービームにすると、ライトを前方から見てもぜんぜん眩しくない! ハイビームにすると前方全体を照らすようになり、真っ暗闇のトレイルでも走れちゃいそう!

スーパーノヴァ「M99 Mini Pro 25」点灯時の配光イメージ。ロービームにしたときの光軸上側を人の腰のくらいにしておけば、対向車や歩行者に眩しさを感じさせることはありません

さらにロービーム・ハイビームを切り換えられるスイッチを、ハンドルのどこにでも装着できる。むむむ~コレは抜け目のないライト! 最強のライトだなぁ……じゃあコレで!

それから、リアライト(テールランプ)もe-bikeのバッテリーを電源にできるものが結構あるそう。いろいろ紹介されましたが、結局は「M99 Tail Light 2 Pro」を選びました。

e-bike向けのリアライト(テールランプ)スーパーノヴァ「M99 Tail Light 2 Pro」。Magura MTeシリーズのブレーキレバーに連動し、ブレーキをかけると10倍明るく発光。そのときは1000m後ろからでも見えるほどの視認性を発揮します。国内正規代理店インターテックでの販売価格は税込19,690円

リアキャリアも! キックスタンドも!

さらに続いてリアキャリア。実はフルサスe-MTBにリアキャリアはどうなんだろう……と少々躊躇していました。でもツーリング時に荷物をリアキャリアに積むと「体がぜんぜん疲れない」「お尻の痛みも減る」ということを経験的に知っている筆者。う~ん。
ちなみにバイクプラス所沢店の宮崎さんは、ご自身のe-MTB「Rail 5」にリアキャリアを装着しています。その使い勝手はバイクプラスのブログ「E-MTBバイクパッキングで荷物満載!お花見女子キャンプツーリング」で読むことができます。

宮崎さんオススメのリアキャリアは、OLD MAN MOUNTAIN(オールドマンマウンテン)ブランドの「Divide Rack(ディバイド ラック)」

スポーツ自転車用の汎用キヤリアオールドマウンテン「Divide Rack」。ロードバイクやグラベルバイク、クロスバイクなどに対応するほか、フルサスMTBにも対応。フロントキャリアとしてもリアキャリアとしても使えます。前出のリアライトスーパーノヴァ「M99 Tail Light 2 Pro」用のマウントも用意されているとのこと。最大耐荷重はダボ穴使用時が25kgで、スルーアクスル用フィットキット使用時は32kgにもなります! 国内正規代理店インターテックでのキャリア価格は27,500円

実はこのキャリア、スルーアクスル用の取り付けキットが用意されています。スルーアクスルはホイールの中央のハブを貫通してホイールを固定するしくみ。ハブの中央に金属の棒(アクスル)が貫通しており、これを抜くことでホイールを外すことができます。

スルーアクスル採用の自転車にそのキットを装着(アクスルを交換)すると、アクスルがキャリア取り付け部にもなります。アクスルとキャリアの着脱は容易。シートステーにも固定しますが、その部分の着脱も容易。なのでトレイルやパークなどで激しく走るときはキャリアを外し、ライトなサイクリングや通勤・通学時はキャリアを装着するという使い分けができるそうです。

あーら便利そう! しかも宮崎さんの実車に装着されていたゲンブツを見せてもらうと、かな~り頑丈そう……なのに、軽いっ! これだ! これを使っていきたい!

それからキックスタンド。寄り道や休憩時に自転車が自立するのはやっぱり便利。モノはBontrager(ボントレガー)の「リア マウント アジャスタブル キックスタンド, 24-29"」。ボントレガーブランドはトレックブランド自転車の純正アクセサリーとなりますので、問題なく装着可能です。

ボントレガー「リア マウント アジャスタブル キックスタンド, 24-29"」。主にトレック製自転車を扱うバイクプラス所沢店には在庫がありました。トレック直販価格は3,900円

えー? フルサスe-MTBにリアキャリアとキックスタンドぉ~? とか思われたかもしれません。

トレイルをガンガン走るのがフルサスe-MTB、とすれば、似合わない装備ですよね。でも、前後のサスペンションでどこでも快適・乗り心地よく走れるのがフルサスe-MTB、とすれば、便利なんですよリアキャリアもキックスタンドも。

2019年頃の筆者所有ミヤタ「RIDGE-RUNNER(リッジランナー)」。自転車の後ろにキャリア(荷台)を装着しています。キックスタンドも装着しており、ちょっと寄り道というときでもe-bikeを自立させられて便利
2021年頃のRIDGE-RUNNER。リアキャリアに改良を加え、ワンタッチで着脱できるバッグを積んで走っていました。現在もこのカタチ。フロントバッグも使い、体にはバッグなどを装着しないので、非常に快適にサイクリングできます

ということで、通常はRail 9.7 Gen 4にリアキャリアを装着して(荷物など積んで)走り、必要に応じてリアキャリアを取り外します。キックスタンドもボルト×2本で固定できますので、必要に応じて着脱できます。

カスタマイズはプロ任せ、手際の良さが小気味よく、キレイに仕上がったっ!!

愛車Rail 9.7 Gen 4のカスタマイズ当日、「プロはどんなふうにパーツを取り付けるのか?」と気になったので、取り付け作業を見学させていただきました。興味津々!

ちなみに、バイクプラス所沢店で購入した自転車の場合、同じくバイクプラス所沢店で買ったアクセサリー類の取り付け工賃は1年間無料です。e-bikeはドライブユニットを外してのアクセサリー追加作業などが多いですが、そういった大がかりなカスタマイズでも、上記条件を満たせば1年間工賃無料!! また同様に、自転車を自分の体に合わせるための調整作業(フィッティング)も1年間無料です。太っ腹!

まずはバイクプラス所沢店に届いたパーツ類をチェック。これはスーパーノヴァ製ライトのリアとフロント。キレイな缶に入っています
e-bike向けフロントライト(ヘッドライト)スーパーノヴァ「M99 Mini Pro 25」。高級な感じ!
e-bike向けのリアライト(テールランプ)スーパーノヴァ「M99 Tail Light 2 Pro」。Magura MTeシリーズのブレーキレバーに連動し、ブレーキをかけると10倍明るく発光し、クルマのブレーキランプ的に機能します。ただし、カスタマイズするRail 9.7 Gen 4のブレーキはMagura MTeシリーズではないので、このブレーキ時に明るく光る機能は使えません。いずれブレーキをMagura MTeシリーズにしたときにこの便利そうな機能を使いたいと思います
リアキャリアのオールドマウンテン「Divide Rack」。触ればすぐわかる頑丈さがありますが、軽い! 取り付け用部品を含んで960gです。最大耐荷重はダボ穴使用時が25kgで、スルーアクスル用フィットキット使用時は32kgにもなります!
これはリアキャリアのオールドマウンテン「Divide Rack」をスルーアクスルを台座的に使って取り付けるための「OLD MAN MOUNTAIN Fit Kit/SET826/オールドマンマウンテン フィットキット【リア用】」。Rail 9.7 Gen 4にはこれを使ってリアキャリアを取り付けますので、最大耐荷重は32kgとなります。このほか、リアキャリアにスーパーノヴァのリアライト(テールランプ)を取り付けるための「OLD MAN MOUNTAIN Light Bracket Light mount/オールドマンマウンテン」も使います
これはキックスタンドのボントレガ「リア マウント アジャスタブル キックスタンド, 24-29"」です。ボルト2本でRail 9.7 Gen 4に取り付けることができます
ボッシュSmartSystem(スマートシステム)対応の最新型ディスプレイ「Kiox(キオックス)」も装着します。Rail 9.7 Gen 4はコントローラーが装着されており、それだけでもe-bikeをコントロールできますが、ディスプレイがあると細かなデータを確認できて便利です
さっそく作業に取りかかるようです。愛車Rail 9.7 Gen 4が作業台に。この作業台は100kg以上あるそうです
車体からホイールを外したら天井付近に保管
まずは配線だそうで、ドライブユニットを外します。ナゼ? ダウンチューブ内に電線などを通すので、そのために外すそうです
ほとんどフレームだけ状態のRail 9.7 Gen 4。チェーンステー内にリアライト用の電線を通している様子です
ブレーキ用のワイヤーと紙テープを使い、手際良くケーブルを通してしまいます。手慣れた様子!
ドライブユニットを外します
いくつかの専用工具を使い、これまた手際良くドライブユニットを外してしまいました
ダウンチューブ内に電線を通します。着脱式バッテリーをダウンチューブ内に装着しているe-bikeの場合、ダウンチューブ内にケーブルを通すのは容易だそうです
ドライブユニットがあった箇所。ドライブユニット上方のわずかな空間を使い、各種ケーブルを配線していくそうです
こちらはキックスタンドを取り付けるダボ穴。トレックのMTBにはキックスタンド取り付け用ダボ穴がある車種が多いですが、欧米では「MTBにキックスタンドを取り付ける需要が高い」そうです。MTBを使って旅行やツーリングをする際、リアキャリアなども搭載し、そのうえで自転車を自立させたいという人が多いそう
なにやら相談中。スーパーノヴァ製ライトの配線の説明書を熟読中。通常のライトとは違う配色のケーブルなんだそうです
そんなこんなで配線完了。ドライブユニットを元に戻します
ヘッドライト(フロントライト)のスーパーノヴァ「M99 Mini Pro 25」を装着
作業スピードが一気に上がり、完成形がどんどん見えてきます
テスト点灯。明るい! この写真を撮影しているカメラのレンズには、ほとんど光が入ってきません。さすが「眩しくない大光量ライト」です
こちらはリアキャリア取り付けのための「OLD MAN MOUNTAIN Fit Kit/SET826/オールドマンマウンテン フィットキット【リア用】」を装着している様子。タイヤを固定するアクスルという軸の両端に、リアキャリア固定用のネジ穴があります
アクスル左側。ネジ穴が見えます
右側も同様にネジ穴があります
アクスルのネジ穴にリアキャリアが固定された様子。キャリアはさらにシートステーにも固定されます
キャリアとアクスルやダボ穴を仲介する取り付け金具は、多くの自転車にフィットするよう調整幅が広く設けられています
そして愛車Rail 9.7 Gen 4のカスタマイズ完成形がコチラ! バイクプラス所沢店の自転車用展示ステージに置かせてもらい、カッコいい感じで撮影してみました! 全体的にとてもキレイに仕上げていただけました。さすがプロ! リアキャリアやキックスタンドは、思ったより悪目立ちせず、イイ感じです
頑丈でゴツめのリアキャリアではありますが、Rail 9.7 Gen 4の各部のたくましい見栄えもあり、ちょうどよくバランスした気がします
e-bikeのコントローラーの操作で点灯・消灯するスーパーノヴァ「M99 Tail Light 2 Pro」。夜間にはとても目立ちます。昼でもけっこう目立ちます
フロントライト(ヘッドライト)のスーパーノヴァ「M99 Mini Pro 25」。これもスッキリと取り付けられました
フロントライトもe-bikeのコントローラーで点灯・消灯できます。また点灯時はハンドルに取り付けられたボタンでハイビームとロービームを切り換えられます
ハイビーム・ロービーム切り替えボタン。このボタンは専用の台座などスチールの部分にマグネット吸着します
ハンドル左側には、もとからあったe-bikeコントローラーがあります。さらにステム左側には新たにディスプレイの「Kiox」を追加しました
Kioxの表示例。明るくて鮮明なカラー表示です
いろいろな走行データを表示させることができます
出力やケイデンスなども
コントローラーの操作性が良く、データを表示するKioxの視認性も高い。とても快適に扱えるRail 9.7 Gen 4になりました!
キックスタンドを取り付けた様子
Rail 9.7 Gen 4を安定的に自立させられます。キックスタンドは長さ調整に対応しており、自立時の車体傾きの微調整も可能です

といった感じのRail 9.7 Gen 4カスタマイズ。どこでも走破できるe-MTBに、さらなる実用性が備わりました。カスタマイズすることで愛用の自転車がさらに便利で楽しくなりますので、興味があればぜひカスタマイズしてみてください!

スタパ齋藤