自宅で本格ものづくり、卓上CNCマシン

Carvera Air(カーヴェラ・エアー)

Makera Technologyは、±0.005mmの高精度な切削を可能にする卓上CNCマシン「Carvera Air(カーヴェラ・エアー)」の先行予約販売を、応援購入サイトMakuakeにて7月24日に開始した。一般販売予定価格は449,900円だが、Makuakeでは30%オフの314,900円から購入できる(7月25日時点)。期間は9月25日までで、購入者には11月末までに届く予定。

Carvera Airは、2021年に発表した前モデル「Carvera」のスマートさや利便性を継承しつつ、一部機能のオプション化により、より手に取りやすい価格帯を実現した最新モデル。米国のクラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」で先行して展開され、累計2,098人、総額346万ドル(約5億円)を超える支援を獲得した。

本製品の最大の特徴は、±0.005mmという顕微鏡レベルの切削精度。木材、プラスチック、アルミニウム、真鍮、炭素繊維、樹脂など、幅広い材料に対応する。

木材、プラスチック、アルミニウム、真ちゅう、炭素繊維、樹脂など幅広い素材の切削に対応

オプションの「レーザーモジュール」を追加すれば、木材や布、革、段ボール、基板などへのレーザー加工が可能になる。また「4軸モジュール」を組み合わせることで、チェスの駒やフィギュアなど、立体的な造形物の緻密な削り出しにも対応する。

立体的な造形物の緻密な削り出しにも対応

自社製のCAMソフトと制御ソフトが無料で提供されており、初めてCNCマシンに触れるユーザーでも直感的に使いやすい仕様となっている。他社製CAMとの互換性も高く、既存環境への導入も容易とする。

アルミニウム切削時でも、騒音レベルは約60～70dBと、日常会話と同程度。カバーも付いているため、切りくずの飛散や加工時の騒音を抑えられる。

本体サイズは50×45×45cm(幅×奥行き×高さ)。重量は約35kg。