e-bike日々徒然

購入したばかりのトレックe-MTB「Rail 9.7」で雪道を走る方法を考える

トレック「Rail 9.7 Gen 4」

2023年中頃に国内発売されたトレックのe-MTB「Rail 9.7 Gen 4」。価格は998,690円でしたが、筆者は思いきってこのe-bikeを購入しました。

ドライブユニットをはじめとするe-bikeシステムとしてボッシュの「Smart System(スマートシステム)」を採用。ドライブユニットとしてはe-MTB向け・スマートシステム対応「Performance Line CX」が搭載されています。パワフルかつ自然なアシストを実現している最新のドライブユニットです

寒い季節になったらこのRailでトレイルを走るぞ! と考えていました。寒い季節ならトレイルに虫が出なくて快適だったりしますし、蜂などの危険生物のリスクも下がるからです。

そして昨年の12月に入り、さぁRailでトレイルだ! と思った矢先に背中を痛めてしまいました。以前に背中の筋肉が肉離れになりましたが、その後その箇所が突然痛み出すことがあります。

痛みは、物凄く強い肩こりのようなもので、気分が悪くなることも。「サイクリングに行こう!」みたいな気分にはなれません。なので、おとなしく、治療に専念しています。

痛みが治まったらRailでトレイルに……と考えていますが、ふと、思いました。「Railで雪道を走ったら楽しいかな?」と。

ただ、その後すぐに思いました。「新雪ならともかく、アイスバーンで必ずコケるだろうな」と。MTBのブロックタイヤでも氷の上はさすがに無理でしょう。

その直後、また思いました。「もしかして自転車用のスタッドレスタイヤとかスパイクタイヤとかってあるの?」と。

さっそく検索してみたら、あらあった! スパイクタイヤを装備したe-bikeで雪道走ってる人の記事まであった!

調べてみると、自転車用のスパイクタイヤやスタッドレスタイヤ(スノータイヤ)はふつうにポピュラーなようです。雪国ではこういったタイヤを装着した自転車で通勤通学などする人も少なくないようです。

サイズもわりと豊富で、実用車向けからスポーツ自転車向けまであります。スパイクタイヤをクルマで使うのは法律で禁じられていますが、自転車では禁じられていません。まあ自転車の重量ならアスファルトを削るような大きな問題も起きにくいですしね。

ともあれ、具体的にどんな「自転車用の雪対応タイヤ」があるのか見てみましょう。たとえば有名タイヤメーカーのSCHWALBE(シュワルベ)のタイヤ・カテゴリーには「ウインター」が存在します。

そのカテゴリーには4種類の自転車用ウィンタータイヤがありました。以下、それらのウィンタータイヤを見てみましょう(※以下の写真はシュワルベの国内代理店PR Internationalウェブサイトから抜粋したものです)。

シュワルベ「アイススパイカープロ ICE SPIKER PRO」。シリーズ最高性能のトップモデルで、MTB向けのようです。すべてのノブ(タイヤの突起)にスパイクがあります。このモデルはスチールスパイクを採用。価格は16,500円から
シュワルベのスパイクタイヤが共通して備えるスパイク部。ノブ内にスチールベースが埋め込まれていて、そこにタングステンコアがあります。スパイクピンが抜けた場合、専用の補修用スパイクを装着できます。工具付きスペアスパイクのメーカー価格は3,080円
シュワルベ「マラソン ウィンター プラス MARATHON WINTER PLUS」。高い耐パンク性能を備えるスタンダードモデル。空気圧を上げると、直進時にスパイクが路面に当たらないため静かに走れる(コーナリング時にはスパイクが路面に当たる)。空気圧をやや下げると直進時にもスパイクが路面に当たる。ミニベロやグラベルロードバイク向き。スチールスパイクを採用。価格は9,900円から
シュワルベ「ウインター WINTER」。軽くてコストパフォーマンスに優れる、ピン数を抑えたモデル。「マラソン ウィンター プラス MARATHON WINTER PLUS」と同様に、空気圧によりスパイクの路面への当たり方が変わる。スチールスパイクを採用。価格は7,150円から
シュワルベ「オールマイティ」。ファットバイク向けの軽量スパイクタイヤ。アルミニウムスパイクを採用。価格は34,100円

一度は使ってみたい自転車用スパイクタイヤ。まあでも首都近郊だと出番が無さそうです……やはり敢えて雪国へスパイクタイヤ・サイクリングに行くべき?

スタパ齋藤