e-bike試乗レビュー
トレックe-MTBだらけのライドツアーに愛車で参加してきた!!
2024年12月20日 09:05
TREK(トレック)ブランドの自転車を中心に扱うスポーツ自転車専門店「バイクプラス」。もちろんTREKの各種e-bikeも扱っています。
バイクプラスは関東圏に何店舗かありますが、埼玉県にある「バイクプラス所沢店」で「E-MTB試乗体験ライドツアー2024」が開催されました。
E-MTB試乗体験ライドツアーは人気のイベントで、参加者募集を始めるとすぐに申し込み枠が埋まるそうです。今回のツアーの募集人数は5人で、これも募集開始から間もなく満員御礼となったそうです。
このツアーが人気の理由は、体験できるe-bikeのゴージャスさとコスパの良さ。@@link|https://bike-plus.com/collections/ebike/products/trek-rail-97-gen-4|「Rail 9.7 Gen4」をはじめとする高価なe-MTBを試乗できて、参加費は3,000円。
体験できるe-MTBは、Rail 9.7 Gen4などRail 9.7シリーズ3台、Marlin+、Powerfly FS 4 Gen3。えっそんなe-MTBを3,000円で借りられて、しかもオフロード走行体験もできちゃうの? なるほどソレは魅力的、というわけです。
こういったe-bike体験ライドツアーは、現在いろいろなカタチで各所にて行なわれています。高価なe-bikeの購入を考えているならこういった体験ライドに参加してみるのもひとつの手ですね。また、一緒に走る仲間で出会う場にもなりますね。
そんなわけで、今回はバイクプラス所沢店のE-MTB試乗体験ライドツアー2024を例に、「体験ライドってどんな感じ?」というご興味にお応えしたいと思います。
初めてe-MTBに乗る人でも大丈夫、事前にしっかり説明
まずは事前準備から。バイクプラス所沢店から参加者に対し、あらかじめいくつかの「参加条件」が伝えられます。
たとえば「自転車損害賠償保険等へ加入」です。埼玉県では自転車損害賠償保険等の加入が義務化されていますので、万が一の自転車事故で発生した相手方に対する補償を行なえる保険などに加入している必要があります。
あるいはヘルメットやアイウェアやグローブの用意。ヘルメットはバイクプラス所沢店で貸し出すことも可能だそうです。ほか、動きやすい服装などでの参加を呼びかけています。
ライドイベント当日、走行前には、参加者が実際に乗るe-MTBに対してフィッティングが行なわれます。e-MTBのサドル高やサスペンションの強さなどを、参加者に「ちょうどよくする」ための自転車側の調整です。
また同時に、参加者それぞれに対して「これから乗るe-MTBについての説明」がなされます。「このレバーを操作するとギアが軽くなって、このレバーの操作でギアが重くなります」「e-MTBのアシストモードはこのボタンで変えます」といったことです。
???……参加者は5人でガイドが1人の予定でしたが……「ボクも走りたい!」「私も!」という感じで、e-MTB持ち込み参加者が6人も加わっちゃいました。合計12人の大所帯となりましたが、どんなライドイベントになるんでしょう?
狭山湖周回ライド、草原、アップダウン豊富なオフロード、激坂ダートも!
ライドツアー4のコースは、まずバイクプラス所沢店を出発して狭山湖(山口貯水池)を目指します。狭山湖の周囲は人気のサイクリングスポットで、とくにオフロードのエリアはMTBやグラベルロードバイクのライダーたちに人気です。
参加者たちがしばらく草地にてe-MTBを走らせていると、ガイド役の宮崎さんから呼びかけがありました。
「ちょっとe-MTBの実力を試してみましょう~! この先に激坂がありますので、そこを下って、上ってみませんか? 徒歩でもたいへんなくらいの激坂なので、怖かったら無理に下らなくて大丈夫です~」
舗装路もオフロードも激坂も体験できましたが、まだまだ序の口。この先にもいろいろ楽しめるスポットがあるのでした。
e-bikeだから「みんなで一緒に楽しめる」し「私だけ……」がない
今回のコースのメインとなるのは狭山湖周回路です。狭山湖を時計回りに1周しますが、その多くがオフロードになっていて、e-MTBの本領発揮。たまに徒歩で散策している人もありますので、危険のない速度域で環境を楽しみながら走っていきます。
e-MTBで狭山湖周回を走っていて感じたのは、参加者たちがみんな笑顔になっていったこと。自然のなかを走るのは爽快で、それ自体が楽しいですし、そこにe-MTBの力強さと乗り心地が加われば楽しくないハズがありません。
とはいっても、人力自転車にとっては、この狭山湖周回サイクリング、そうそう笑顔になれるわけではありません。狭山湖を周回するこのオフロードには、実は結構キツめのアップダウンがあるんです。
12年くらい前、筆者はよく狭山湖周回を人力のフルサスMTBで走りました。オフロードを自転車で走るのはとても楽しく、またフルサスMTBでオフロードの下りを走るのは自然と笑顔が出るくらい愉快です。
ただ、狭山湖周回のオフロードの上りはなかなかキツい。ギアを軽くするタイミングや、息を整えることばかりに集中して、オフロードの上りについては「キツめの部活動をしている感じ」でした。
狭山湖を周回する道は、12年くらい前より状態が悪くなっているような印象です。舗装路区間はそうでもないのですが、オフロード区間はガレた場所が増えているという印象です。
しかし、e-MTBだと「こんなにラクに走れてしまうんだ!」とあらためて驚きます。とりわけ「狭山湖周回は人力MTBにとっても容易ではない」という印象を持っている身としては。
参加者のなかに、やはり狭山湖周回を人力自転車で何度も走っている人がいました。その人に上記のような話をすると「ですよね! 話ながら狭山湖周回の坂を上がれるって、e-bikeすごいですね~」「息が全然上がらないし!」と激しい同意が得られました。
シングルトラックを楽しんで、お茶とお菓子で一休み
その後もライドツアーは続きます。今度はシングルトラックのアップダウン。シングルトラックとは、人ひとりが通れる幅の道のことですが、MTBの場合は「自転車1台が通れる幅のオフロード」を指します。
といった感じのバイクプラス所沢店「E-MTB試乗体験ライドツアー2024」。多く聞かれたのは「e-bikeってこんなにスゴかったんですね」「人力自転車とは別の乗り物だとわかりました」といった声です。
筆者も初めてe-bikeに乗ったときは、まさにそういった印象でした。「新しいモビリティとして楽しまなきゃ損」と思って手を出したわけですが、そういうのってやはり実際に体験してみないとわからないんですよね。
なので、e-bikeはまだ未体験という方は、こんなイベントに参加してe-bikeを体験してみてください。きっと楽しめると思いますので!