あってよかった
ダイソーのStandard Productsでリピ買いしてる3製品
2025年7月22日 08:05
ダイソーの新業態「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」が、渋谷マークシティに1号店をオープンしてから4年半。2025年7月現在では、全国47都道府県に広がり、国内外に約190店舗を展開している。
大抵の商品は税込330円以上。100円ショップのダイソーと比較すると「高い」のだが、並んでいる商品を見ると、そして触れると「……高くない」と思ってしまう。高くない。ぜんぜん高くない。むしろ安い。
しかし、安かろう悪かろうの安いではなく、驚きをもっての「安い」であり、同時にえもいわれぬ高揚を伴う「安い」である。そしてその驚きやときめきは店舗を訪れる都度更新されていく、非常に成長のベクトルを感じる店でありブランドだ。
今回はこのStandard Productsで筆者がリアルにリピート購入している商品を3点紹介する。試しに買ってみたら良くて、気づけば繰り返し買ってしまっていたものばかり。理由は後述する。
クセになるふわふわ厚手タオル
この四半世紀以上、さまざまなタオルを使い継いできたが、試しに買ったのち、気に入って買い足し続けているのがこのタオルだ。毛羽がとてもふんわりしていて、体感は分厚いのだが、重みはさほどでなく、洗濯後の乾きも思ったより良いため、気に入ってつい枚数を増やしてしまった。
長年部屋干し生活をしているために、薄手だったりダブルガーゼだったりする平たいバスタオルを愛用してきたのだけど、やはり分厚い毛羽の感触に惹かれて同シリーズの「やわらかバスタオル」まで4枚ほど買い集めてしまう。顔を拭いても身体を拭いても吸い取りがよく、気持ちいい。どうにもクセになるタオルだ。
カラー展開も独特なトーンでいかにも「今」っぽい。あまり他では見たことのないタイプの色味で、そそられる。最初から「いなたい」ので使っていてくたびれた感が出にくいのだ。とはいえ実際毛羽の潰れもさほどなく、1年ほどなんの問題もなく使い続けている。
フェイスタオル330円、バスタオル550円。ちょっと驚く価格。試してみる価値はある。
エコバッグはこれがベスト!
この期に及んでエコバッグ。しかしエコバッグ、されどエコバッグ。世の中には数多のエコバッグがあるが、現況、筆者として「これがベストなのでは?」と思えてしまうエコバッグが、これだ。
広げるとレジ袋タイプのシンプルなデザイン。薄いナイロンの生地が独特だ。いわゆる洋服の裏地っぽいといえばイメージしやすいだろう。そのテクスチャーはどこまでも軽い。
そしてバッグの内側に縫い付けてある伸縮性のある小さな巾着に畳み込めば片手に収まるサイズに収納できる。巾着はカラビナ付きで手持ちのリュックやバッグに装着するのも簡単で、これがすこぶる便利なのだ。
同じ生地でできたエコバッグのシリーズに2WAYショルダータイプのものがあり、これはこれでとてもスタイリッシュなのと、出先で荷物が増えた後に肩掛けできる。エコバッグというよりサブバッグとして重宝する。ただ容量はレジ袋タイプの方が大きいのと、こちらの方がカラーバリエーションが豊富なのもあって、3~4回目のリピート購入からはこの型に移行した。
筆者が愛用していると家族が次々に欲しがるので手渡してしまい、また別のを買い足す……を繰り返している。正直、シンプルにこれが330円でいいんだろうかと危ぶんでしまう逸品だ。
おしゃれなのに経済的なフリーザーバッグ
ジップタイプのフリーザーバッグなんてどこにでもある。それは本当にそう! なのだけど、初見で「なんだこれ!」と思わず呟いてしまったのが、このライン。これまで見たことのあるあらゆる類似品の中で群を抜いたデザインセンスに驚かされた。色といい、柄といい、「とんでもなくかっこいい」のだ。
感動したものの、箱が嵩張るうえ一度に大量購入するような類ではないため、初めて見た際にまず1箱買ったのち、使用しながら買い継いでいるが、26×26cmサイズで20枚、22×22cmサイズで36枚、19×19cmサイズで40枚、15×15cmサイズで50枚と、量が豊富なので、小さいサイズほどなかなかなくならない。おしゃれなのに経済的なのである。うれしい誤算だ。
他のフリーザーバッグもそうであるように、通常の食品保存用途以外に小物の持ち歩きや弁当用途、また旅行のパッキングやちょっとしたプレゼントバッグなど多様な使い方ができるし、各々の用途に十分耐えるポリエチレン袋である。いずれ全ての色柄をコンプリートしたいので、当分筆者のリピート買いは続く。
Standard Productsの商品は「100円ではない」という点で言えば安くないが、手に取ってしまえば溜めて「……安い」と言わざるを得ない。筆者がまだ全く触れていないカトラリーやガラス製品、食器類、文房具など含め、訪れるたびに店内で心ざわめき、未知との遭遇の気配に心躍る。
こうして気づけば、同じものを何度も手に取ってしまう。「こういうの」を筆者はよく知っている。――そう、「沼」である。




