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タイガーからIoT炊飯器。AIで銘柄ごとに炊き分け、米の再注文や家族の見守りも
2021年1月13日 18:29
タイガー魔法瓶は、圧力IHジャー炊飯器「炊きたて JPA-X100」を1月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,800円(税別)。最大炊飯容量は1L(5.5合)。
ジャー炊飯器にIoT機能を搭載し、米の銘柄やその状態に合わせた炊飯プログラムをクラウド上に用意。購入した米に合わせた炊き分けができるのが大きな特徴。累計総出荷台数約7,000万台に及ぶ、炊きたてシリーズの熱制御コントロール技術とIoT技術を組み合わせて開発し、「家事のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する」という。
炊飯器とアプリ「TIGER HOME」が連携。AI分析によってクラウド上で米の残量を計測し、残量が少なくなるとアプリ上で米の残量を知らせて購入を促す。アプリから米を再注文もでき、コロナ禍で外出や買い物を控える人も便利に使えるという。
銘柄に合わせて最適な炊飯プログラム。米の自動注文も
銘柄だけでなく季節や収穫年度によっても異なる米の特徴に合わせたプログラムで炊飯が可能。IoT機能により、アプリで炊飯プログラムをダウンロードすることで「料亭のようにお米の銘柄やその状態に合わせて炊きわけて、おいしさを最大限に引き出す」という。
初期状態では「米・食味鑑定士協会」のデータを活用した50種類の銘柄米の炊飯プログラムを搭載。今後も、クラウド上に新たな銘柄米炊飯プログラムが追加/更新される予定。
アプリで米の残量を管理、自動で再注文。炊飯の状況で家族の見守りも
炊飯器で炊いた合数のデータは、クラウドと連携。集計した炊飯データをクラウド上でAI分析し、米の残量を計算して管理する。残量が少なくなるとアプリ上で通知して、買い忘れを防げる。
アプリの「お米便」メニューでは、再注文機能も設定できる。「お米便」の登録ストアからAmazon Dash Replenishmentとの連携を選ぶと、米のなくなりそうなタイミングで再注文を自動で行なえ、注文した米の銘柄に合わせて炊飯プログラムを本体に自動更新する。自動再注文サービスはAmazon以外のECストアでも今後対応予定としている。
TIGER HOMEアプリでは、米の残量や炊飯状況が外出中でも確認可能。
炊飯時間が外出中でも分かるため、食事の支度の段取りも向上。予約時間や保温時間の確認もできる。
アプリを家族間で連携しておくことで、相手の炊飯状況が離れた場所からでもスマートフォンで確認可能。家族の見守りに使える。なお、TIGER HOMEアプリの利用には、タイガー魔法瓶の会員サイト「TIGER FOREST」への登録が必要。
遠赤5層厚釜と蓄熱コーティングで、土鍋のような炊飯
遠赤5層厚釜により熱をムラなく均一に広げて、米の一粒一粒まで、ふっくら炊きあげる。異なる金属を重ねることで熱拡散性を向上。IHによる高火力を、素早くダイレクトにごはんに伝えるとしている。
釜の外側には「土鍋蓄熱コート」を施し、土鍋素材のコーティングに加え、中空ガラスビーズを練り込み、蓄熱性をアップ。釜の内側は「遠赤土鍋コーティング」により土鍋のような細やかな泡立ちを実現するという。
内釜を包むIHヒーターは、加熱面積を広げ、火力や蓄熱性を高めた「釜包みIH」を採用。より広い面積で加熱することで加熱量を高め、米本来の甘みを引き出す。
大小2つの圧力ボールを制御し、ねばりを引き出す「可変W圧力炊き」に対応。炊きあげ時に約1.25気圧の圧力をかけて、ねばりともちもちした弾力を引き出す。炊きあげ後は約1.05気圧まで減圧し、高温蒸らしにより、ごはん粒を炊きしめ、ベタつきを抑えて仕上げる。
すしやカレーに合う、ベタつきを抑えたしゃっきりとした食感のごはんを炊くときに適した「すし・カレー」メニューのほか、茶碗1杯(0.5合)が最短約15分、1合が約17分で炊飯できる「少量高速」メニューも備える。
冷凍用のごはんをおいしく炊くためのプログラムも用意。冷凍ごはんを解凍した際に起こるごはんのパサつきや、かたさを解消し、白米よりも時間をかけて吸水してベタつきを抑えつつ、芯までふっくら炊きあげるという。
親水効果のある加工の「つや艶内ふた」を採用。保温時もしずくになりにくく、加熱時には素早く蒸発して不要な水分を取り除き、保温時には水分の膜を張ってごはんをしっとり保温。水滴になりにくく、つゆだれも防ぐという。
本体サイズは約252×302×211mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約5.4kg。最大消費電力は1,200W。年間消費電力量は90.2kWh/年。1回当りの炊飯時消費電力量は176Whで、保温時消費電力量は17.8Wh。本体カラーはクラシックブラック。