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SIMで通信するIoTソファ。遠くに住む家族の異常や健康状態が分かる

離れて暮らす家族の異常や健康状態が分かるIoTソファ「Lifa」

TOYO H&Iは、座るだけで離れて暮らす家族の異常や、着座から健康状態がわかるIoTソファ「Lifa(リィファ)」をMakuakeで発売した。価格は本体の128,000円に加え、Webアプリ使用料が月額3,780円。Makuakeでは1月12日現在、25%オフの104,500円で購入できる(Webアプリ3カ月無料)。

IoTソファ「Lifa」

異常検知および姿勢解析機能付きの、SIM内蔵のIoTソファ。Wi-Fiがない家でも通信してサービスを利用できる。

毎秒6回取得する着座データを、独自のアルゴリズムで解析。異常を検知した場合に、あらかじめ登録したスマートフォンに通知するという。例えば、着座中に体が動かなくなった場合や、長時間座り続けている場合、逆に長時間座りに来ない場合、咳き込んでいる場合などに通知される。

異常や咳き込みなどを検知し、通知する

異常検知だけでなく、着座状態から姿勢を検知して解析するという。そうした着座中の癖や、左右または前後にズレて座ってしまっている状態を、毎月解析し、その結果とワンポイントアドバイスをWebアプリで確認できる。

さらにソファを長期間使うことで、使用者の経時的な変化が把握できるとする。例えば、立ちあがりに要する時間が昨年に比べてどうなっているのかをチェックすることで、足腰の筋肉が衰えていないかなどを確認できるという。

そのほか、温湿度センサーを搭載するため、室内環境を確認できる。

着座状態から姿勢を検知する

同社は70年以上にわたり自動車や鉄道の座席を開発・製造してきた東洋シートグループ。同社が培ってきた「座る」に対する知見や技術により、長時間座っても疲れにくく、座り心地の良いソファを実現したという。

座面と背もたれに、異なる硬度のウレタンを使用。座面に、高密度モールドパッドと低反発との二層構造を採用。座る人が動きたいと思った時にラクに動ける、動くことが億劫にならない、そんな硬度を目指したという。

本体サイズは615×750×780mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約18kgで、耐荷重は100kg。電源はAC100V(50/60Hz)。定格消費電力は3W。電源コード長は約1.7m。フレーム素材は天然木とアッシュ材。ファブリックカラーは、藍空(ネイビー系)、琥珀(オレンジ系)、畳(グリーン系)の3色。

長時間座っても疲れにくく座り心地の良いソファを実現したという