e-bike試乗レビュー
ターン「Vektron S10」で移動、サムスン「Galaxy S10+」の超広角で思い出を残すe-bikeサイクリング
2019年11月11日 00:00
あなたはだんだんe-bikeに乗りたくなーーる。超広角カメラのスマホを使いたくなーーる。どーも、e-bike部の清水です。みなさんはe-bikeや自転車で遊びに行く時にデジカメを持っていきますか? それともスマホで撮影していますか? 私は今でこそe-bike部のロケでは両方で撮影していますが、e-bike部のスタート時にはデジイチでずっと撮影していました。そして最近では、ロケのシチュエーションに合わせてカメラとスマホを使い分けています。
サイクリング的な企画なら荷物が増えても問題ありませんが、ヒルクライムやダウンヒルになると、カメラを斜めがけするのは邪魔くさいと感じることもしばしば。自転車専門誌の記者も試乗時の撮影ではだいたいコンデジを使っていますし、そろそろコンデジに変えようかな~とも。でも、スマホで撮影できればより荷物は少なくなります。最近のスマホのカメラ性能は進化が半端ないですしね。ということで、サムスンの最新スマホ「Galaxy S10+」を借りてe-bikeサイクリングに出かけることにしました。
e-bikeなら1日で観光スポットをどれだけ巡れる?
9月の金曜日に関西への出張があったので、翌日にe-bikeで大阪を初観光することに。以前に京都はe-bikeで走りましたが、大阪は初めて。今回はじっくり観光するわけでなく、e-bikeならどれだけのスポットを巡れるか、スマホでどんな写真が撮れるか、というのがテーマです。
e-bikeは、大阪の北浜駅にある「ローロ サイクルワークス」でターンの人気ミニベロ「Vektron S10」をレンタルし、さっそく出発。まずは大阪城を目指します。
大阪城の最寄り駅は5つありますが、天守閣まではどの駅からも15分ほど歩くのでe-bikeが便利。自転車で入っても大丈夫と言われたので、そのまま公園内を進みます。大阪城をバックに「Vektron S10」を撮影していたら、「俺も撮らせて!」と1人の外国人が。そして「俺も、俺も」という感じで3人の外国人が「Vektron S10」を記念撮影していきました。余談ですが、e-bike部のロケをしていると「それ、e-bike?」みたいな声をかけられる機会が着実に増えています。さらに外国人からも話かけられることも多いです。みんなe-bikeに興味津々ですね。
その後、生野コリアタウン、あべのハルカス、通天閣、新世界などの近場をサクサクe-bikeで移動していきます。それぞれの移動は長くても3~4kmくらいの距離ですが、電車に乗るよりは間違いなくe-bikeのほうが早いです。もちろん通常の自転車でも可能ですが、圧倒的にe-bikeのほうがスタミナを消費しないので、行った先で楽しむ体力も温存できます。
そしてe-bikeなら「あの店に行きたいな~。でも時間がなあ~どうしよう……」と思った時に、悩む時間も減ります。以前から「コロンビア8」というお店でカレーを食べたかったのですが、訪れるたびに長い行列で諦めていました。今回は数kmの距離だしe-bikeだから、とりあえず行ってみました。そして行列ができていたら、別の店舗(3店舗あります)に行ってみよう! という感じで気軽に行動に移せます。案の定どちらの店舗も長い行列で、これ以上時間をかけたくなかったので3店舗目には行きませんでしたが、「やっぱり行っておけばよかった……」という、行かなかった後悔がなくなり、清々しく諦めがつきます。
時短ランチを取った後は、住吉大社や仁徳天皇陵、堺市役所を目指します。返却時間を考えると堺市役所あたりがゴールになりますが、雲行きがあやしくなりました。そして気づけば、「Vektron S10」のバッテリー残量が1メモリに……。途中から気付いていましたが、見て見ぬフリをして節約しながら走っていました。スタート時にはバッテリーが3メモリあったので、大丈夫だろうと高を括っていましたが、どうやら限りなく2に近い3メモリだったようです。堺市役所に到着した時点でついに「0」表示に。スタートから約40kmほど走っているので、そう考えるとバッテリー残量の計算も合います。
ショップの定員さんも「3メモリあるから大丈夫だと思っていたんですよ。まさか、そんなに走るとも思っていませんでした。すみません(笑)」と話していたので、この体験をe-bike部のメンバーに話したら、「堺から大阪までバッテリー切れで自走したの? Vektron S10なんだから折りたたんでタクシーで帰ればよかったのに(笑)」と爆笑。たしかにそのとおり。なぜ思いつかなかったのか不思議です。折りたたみのe-bikeなら、万が一バッテリーが切れてもタクシーで帰ってこれると勉強になりましたが、レンタルでたっぷり走る場合は事前にショップへ満充電状態をお願いしておくことをオススメします。
ちなみに「Galaxy S10+」は、超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載しています。特に1,600万画素の超広角カメラは約123°の視野角となっており、驚くほどダイナミックな撮影を楽しむことができました。
AI機能で約30のテーマを自動認識し、撮影後にもフィルタや効果を調整できるライブフォーカス機能なども搭載しています。被写体を認識してベストショットが撮れるようなガイド機能も便利です。気になる人は、ケータイ Watchにレビュー記事があるので詳細をチェックしてみてください。また個人的に気に入ったのが、レンズが汚れていると撮影前に知らせてくれる点。e-bikeは屋外での撮影が基本で、スマホもナビに使ったり撮影したり、汚れることが多いです。とはいえ、デジカメに比べてレンズの汚れを気にすることは少ないので、地味ですがありがたい機能だと感じました。
各スポットで写真をいろいろ撮りましたが、すごいキレイな仕上がりで撮影が上手くなったと錯覚するほど。「Galaxy S10+」なら、今後もe-bike部のロケで活躍してくれるはずですね。
超広角カメラがあると、e-bikeサイクリングが盛り上がる
大阪から戻って数日後、今度はキャンピングカーの企画にも「Vektron S10」と「Galaxy S10+」を持って行きました。「Vektron S10」はちょっとした移動や買い出し用のサブバイクとして、「Galaxy S10+」は撮影用サブカメラとして活用するのが目的です。
「Vektron S10」は現地での食材買い出しや、敷地の広い富士見パノラマリゾート内の移動などにも活躍しました。コンパクトに折りたためるe-bikeは、1台あると本当に重宝します。会社で1台購入すると、いろいろな場面で活躍してくれるのではないでしょうか。
そして「Galaxy S10+」も広角の撮影などに使いましたが、実はスタパ齋藤氏が「iPhone 11 Pro Max」を購入したばかりで、「この絶景がすっぽり入る。iPhoneの超広角スゴいっ!!」「おお、Galaxyもスゴいっ!! 」「iPhoneもGalaxyも超広角はほとんど一緒ですね♪」「難波さん、ちょっとソコどいて。超広角だと写り込んじゃうんですよ、邪魔邪魔」「ええ!? この位置で写り込むとは……私も超広角のスマホが欲しい……」「ここ絶景なんでちょっと写真撮りましょうよ。超広角で!!」など現場が楽しく盛り上がりました。いつもより写真の撮影回数が多かったのが印象的です。
ちなみに個人的な印象ですが、「iPhone 11 Pro Max」のほうがナチュラルを意識したような色合いで、「Galaxy S10+」のほうがより力強い色合いの気がします。このへんは好みの問題になりますが。
e-bikeは、今まで行けなかった場所に連れて行ってくれる乗り物です。そこには初めて出会う風景や絶景が待っています。そして超広角カメラのスマホがあれば、その思い出を美しく残せるようになります。最近のスマホはどれもカメラ機能を強化していて、HUAWEI P30 Proは「月が撮れる50倍ズーム」で話題となりましたが、実際に撮影するシーンが多いのは超広角カメラだと思います。超広角カメラは一度使うと手放せなくなるかもしれません。もう「Galaxy S10+」は返却してしまいましたが、今では本気で購入を考えるています(笑)。
また「Galaxy S10+」は4,100mAhの大容量バッテリーを搭載しています。ルートのナビとして使ったり、撮影しまくっても安心なので、サイクリングとの相性もバツグンです。e-bikeや自転車で旅先のスナップを撮影するなら、超広角カメラは本気でオススメです。
最後におまけ。「Galaxy S10+」で撮影した猫写真。三浦半島の猫島で満たせなかった猫成分も補給しました。それでは、また。