e-bike日々徒然

チャイルドシートを装着できるe-bikeは将来的にも便利なはず

自転車に子どもを乗せたいので、近いうちに“子乗せ”ができる電動アシスト自電車を買う、という人がチラホラいます。チャイルドシート付きのママチャリタイプの電動アシスト自転車ですね。

ちょっと考えてみると、お子さんとの2人乗りや、お子さんの送り迎えなどするなら、Tern(ターン)の「Vektron(ヴェクトロン) S10」がイイんじゃないかな〜、と、Vektron S10大好き人間の筆者は思います。Vektron S10はミニベロタイプのスポーツタイプ電動アシスト自転車。つまりe-bikeです。

ターンからはVektron用のカスタマイズ用アクセサリーが多数発売されています。フェンダー(泥除け)とか各種キャリア(荷台)とか。そんなアクセサリーの中に、チャイルドシートが装着できるリアキャリアがあったりもします。

なので、Vektron S10にチャイルドシートを装着して、とりあえず子乗せe-bikeにすればいいじゃない〜♪ と進言すると……。

でもママチャリタイプの子乗せ電動アシスト自転車のほうがずっと安いじゃないですか、などと反論されがち。確かに、2020年モデルのVektron S10(価格は298,000円。チャイルドシート付きの子乗せ電動アシスト自転車は、主要メーカー品で130,000〜150,000円といった価格レンジ。確かに倍違う!

チャイルドシート付きの子乗せ電動アシスト自転車というのは、子乗せ専用マシーンとも言えます。子乗せには超便利。専用機ですから。子乗せのために買うなら、間違いない。

でもですね、チャイルドシート付きの子乗せ電動アシスト自転車というものは、サイクリングとか通勤とかには使いにくいシロモノ。デカいし重いし、スピードもあまり出ないように作られていて、やはり子乗せ専用って感じです。また、車種によっては装備品がイロイロと大きくて駐輪場に入らなかったりするとか。

そこでVektron S10!!! Vektron S10にはThule(スーリー)のYepp MaxiやYepp Nexxt Maxibobike(ボバイク)のONE Maxiなどのチャイルドシートが工具なしで脱着可能。なので子乗せする場合はチャイルドシートを装着し、スポーツ自転車としてサイクリングしたり通勤通学する場合はチャイルドシートを外して使う。1台が何役にも!!!

Vektron S10にチャイルドシートを装着すると、↓こんな感じ。これは都内有数のミニベロ専門店「サイクルハウスしぶや」にあったチャイルドシート装着済みVektron S10(撮影・掲載許可はいただいております)。

↑写真のチャイルドシートは耐荷重22kgで、このチャイルドシートを装着しているリアキャリアの耐荷重は25kg(以上)。Vektron S10自体高剛性で、リアキャリア装着状態のVektron S10はさらに頑丈。子乗せも楽勝なんです。

そしてこのチャイルドシートはワンタッチで脱着可能。必要とあらばチャイルドシートを外してサイクリング仕様に!!!

Vektron S10にチャイルドシートを装着する件についての詳細は「サイクルハウスしぶや STAFF BLOG」にありますが、Vektron S10なら子乗せ以外の用途にも幅広く対応可能。子乗せ期間が過ぎたら、チャイルドシートは台座ごと外して、また別の目的のe-bikeとして使えるというわけです。

まあVektron S10の場合はお子さん2人乗せはたぶん難しく、ママチャリタイプの子乗せ電動アシスト自転車よりもコンパクトなので、やや窮屈な子乗せになるような気がします。でも、お子さんが6歳になったらお役御免となりがちなチャイルドシート付きの子乗せ電動アシスト自転車とは違い、その先も軽快に走れるe-bikeとして、ユーティリティ性の高いe-bikeとして、頑丈長保ちのe-bikeとして、末永く使っていけるんですからやっぱりVektron S10ってサイコーだよな〜とVektron S10大好き野郎の筆者は思うのであります。

あっ!!! またVektron S10溺愛系記事に。

ともあれVektron S10は、女性でも乗りやすい(またぎやすい)ミニベロe-bikeでありつつ、チャイルドシートをパッと外せばコンパクトに折りたたんで玄関などに収容できるというメリットもあります。なので、これから子乗せのための電動アシスト自転車を考えるなら、やっぱりVektron S10も有力候補だと思うんですよね~。

スタパ齋藤