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e-bikeとの相性も抜群!? 最新“アウトドアお役立ち家電”が好評でした

先日開催されたe-bike Watchとモトベロのコラボ試乗イベントでは、ポータブル電源などe-bike生活にも役立ちそうなアウトドアお役立ち家電のタッチ&トライができるブースも設置。参加者はもちろんですが、代官山T-SITEという立地条件もあり、通りがかりの人たちも足を止めていました。

さまざまなアウトドアお役立ち家電がズラリ

e-bike充電で活躍するEcoFlowのポータブル電源

e-bikeに興味津々な参加者たちに一番注目を集めていたのはポータブル電源。近年はバッテリーが取り外せないe-bikeも増えていますが、自宅に車体を持ち込めない集合住宅などに住んでいると、充電方法を考える必要もあります。そんなユーザーもポータブル電源があれば、屋外でも充電が可能になります。クルマにe-bikeを積んで出かけるような使い方をする人なら、出先で充電できるのもメリットです。

今回用意したのは、EcoFlowのポータブル電源。充電時間が圧倒的に短く、信頼性も高いブランドです
21,600Whという大容量を誇る「DELTA Pro」も用意しました。これがあれば何台でもe-bikeを充電できそう。現場ではさまざまな家電を終日動かしていました
安全性の高いリン酸鉄リチウム電池を採用した最新の「DELTA 2」。容量1,024Whで500Whのバッテリー2回分充電できます

発売されたばかりの「DELTA 2」は、80%まで充電するのに50分、満充電でも80分という急速充電がメリット。定格出力は1,500Wで最大1,800Wまで高めることが可能です。繰り返し使える充放電回数が約3,000回と業界平均の約6倍。1日1回充電しても10年くらい使えます。

バッテリー残量だけでなく、使用中の電力量や、あとどれくらい使い続けられるかなども表示されるのが便利
今回のラインナップでは一番容量が少ない「EcoFlow RIVER Pro」(容量720Wh)でも、充電圧の高いスペシャライズドのe-bikeも充電可能
試しに4台のe-bikeを同時に充電してみましたが、ちゃんと充電することができました

暑さをしのぐためのアウトドア家電も人気

まだまだ暑い日だったため、たっぷり試乗して帰ってきた参加者に人気だったのが涼を取れる家電。EcoFlowのポータブルクーラー「EcoFlow Wave」は特に人気でした。同ブランドのポータブル電源で使えるのはもちろん、専用バッテリーを接続して一体で使えるのがメリット。暑い日に屋外で使っても、吹出口の前に立つと汗が引いていくのがわかるくらい涼しいので、参加者だけでなく通りがかりの人にも人気でした。

屋外でもエアコンの前にいるくらい涼しいので「EcoFlow Wave」吹出口の前は人気のスポット
バッテリーと一体で使えるのもメリットで、車中泊などでも活躍しそう

アピックスインターナショナルのアウトドア向け扇風機も注目を集めていました。ソーラーパネルが一体になっており、充電しながら使える「Solar Power Fan」、ライトやモバイルバッテリーの機能も兼ね備える「Portable Circulator」、コンパクトに折り畳める「Rechargeable Folding Circulator」などが揃っています。デザインもスッキリしていて、キャンプなどに馴染む見た目なのもポイントです。そして、シロカ「除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151」はその名のとおり、除湿機能も搭載していることを知ると参加者も興味津々でした。

左から順にアピックスインターナショナル「Portable Circulator」、「Solar Power Fan」、「Rechargeable Folding Circulator」、シロカ「除湿機能付きポータブルクーラー SY-D151」

走行後の水分補給も快適に

走り終えた参加者(一緒に走った我々も)にありがたい存在だったのが、アイリスオーヤマの「ポータブル冷蔵冷凍庫(20L)」です。その名のとおり-20℃まで設定できるので、氷が作れるくらいの冷却性能。クーラーボックスなどと違って、1日中飲み物や氷を冷たいまま保存できました。外部からの給電が必要ですが、ポータブル電源があればそれも問題なし。クルマにe-bikeを積んで走りに行くときは、これも持って行けば走行後に冷たいドリンクをいただけます。

アイリスオーヤマ「ポータブル冷蔵冷凍庫」は容量20Lで、500mlのペットボトルなら15本入れられます
氷もそのまま保存できるので、走り終わった参加者たちに冷たいドリンクを飲んでもらえました

参加者に一番人気だったドリンクは、SodaSparkleの「マルチスパークル2」で作った炭酸水でした。これは専用のガスカートリッジを使って、ボトルに入れた水を簡単に炭酸水にできるもの。電源不要で持ち運びも簡単なので、ライドに持って行って現地で炭酸水を作るなんてことも。e-MTBライドに持参して、湧き水で炭酸水を作ったりしてみたい……。

今回大活躍だったSodaSparkleの「マルチスパークル2」。カラーバリエーションは3色
ボトルに水を入れ、専用カートリッジを蓋の部分にセット。回しながら押し込むと炭酸水が作れます
e-bikeでのライド後に炭酸の爽やかさがちょうど良かったのか、一番人気でした

また、終了後にはコーヒータイムを楽しみながら、あらためて実車をチェックしたりスタッフに質問をする参加者も多数。そのコーヒーはシロカの「全自動コーヒーメーカー カフェばこ」で淹れました。ミル機能を搭載し、豆挽きからドリップまで全自動で行なってくれるスグレモノで、タイマー機能で指定した時間にコーヒーを淹れられるため便利で、スタッフも重宝していました。

シロカ「全自動コーヒーメーカー カフェばこ」

走るのに電力を使うe-bikeは、ポータブル電源などの家電と相性がいい乗り物。充電用にポータブル電源を持って行くなら、それで動かせるポータブルクーラーや扇風機、冷凍冷蔵庫などを合わせて持って行くのも現実味を帯びてきます。これからの季節なら電気毛布も重宝するでしょう。普通の自転車で出かける場合、装備はシンプルにと考えがちですが、e-bikeの場合はキャンプに対してのグランピングのように、アウトドア家電でライド後も快適に過ごすようなスタイルもありなのです!!

増谷茂樹

乗り物ライター 1975年生まれ。自転車・オートバイ・クルマなどタイヤが付いている乗り物なら何でも好きだが、自転車はどちらかというと土の上を走るのが好み。e-bikeという言葉が一般的になる前から電動アシスト自転車を取材してきたほか、電気自動車や電動オートバイについても追いかけている。