美味しく「手抜き」クッキング

第116回

おいしい桃の選び方と保存法。熟れていなければどうする?

桃の見分け方や保存方法についてご紹介します

夏は桃が美味しい季節です。美味しい桃はどのように見分けたらよいのでしょうか。今回は、桃の食べごろの見分け方や保存方法をご紹介します。また、食べてみたら甘くなかったり、硬かったりした場合の対処法についてもお伝えします。

食べごろの桃の見分け方

桃は、ヘタから縦に伸びている溝から左右対称になっているものを選ぶと、食べる部分による味のばらつきがありません。

桃はヘタの反対側から柔らかくなるため、食べごろを見分けるにはヘタ周りの果肉を優しく触ってほどよい弾力があるかを確認します。また、ヘタの部分から甘い香りがすると食べごろです。

一方で、「美晴白桃」や「おどろき」のように、桃の品種によっては熟しても硬いものがあります。

ヘタの周囲を優しく押さえ、ほど良い弾力があると食べごろです

桃の保存方法

桃は涼しい場所で常温保存します。食べるまでの期間は、購入した桃によって異なるため、上述した食べごろの見分け方を参考にしてください。

購入した桃が硬い場合、柔らかくなるまで2~3日ほどを目安に常温に置きます。冷蔵庫に入れて保存すると、うまく追熟が進まないことがあります。

また、エアコンの風が桃に直接当たると乾燥して傷みやすいため、風が当たらない場所に置きます。桃はデリケートな果物のため、状態を毎日確認することをおすすめします。冷やして食べたい場合は、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れます。

食べごろになるまで常温で保存します

食べ切れない場合は冷凍保存

ふるさと納税などで一度にたくさん届いて食べ切れない場合は、切り分けて保存袋に入れ、冷凍してみてはいかがでしょうか。解凍すると食感が変わりやすいため、半解凍にしてシャーベット風に食べたり、ミキサーでジュースにして楽しむ方法があります。冷凍した場合の保存期間は1カ月以内が目安。早めに食べ切りましょう。

保存袋に入れて冷凍する方法もおすすめ

桃の切り方【1】

桃を切るときは、まず皮をよく洗います。皮を剥く前に、桃の溝に包丁を入れ、種に包丁が当たったら、ぐるっと一周切り込みを入れます。

切り込みの両側を手で持ち、アボカドの種と果肉を外すようにひねって半分に分けましょう。桃の状態によっては、包丁を入れたときに種が半分に割れることがあります。種を包丁やスプーンなどでくり抜いたら、端から皮を剥き、食べやすい大きさに切ります。

桃が柔らかすぎるとひねるときに果肉が潰れてしまうことがあるため、その場合は次にご紹介する桃の切り方【2】を試してみてください。

種も半分に割れることがあります

桃の切り方【2】

皮をよく洗い、桃の溝に沿って縦半分に切り込みを入れます(1)。ヘタを上にし、切り込みを入れたところを基準に、種の部分を避けて放射状に包丁を入れ、ひと切れカットします(2)。

次は、食べやすい大きさになるよう縦に切り込みを入れたら(3)、種に沿って包丁を入れ、果肉を切り分けます(4、5)。これを繰り返して(6)、すべて切り分けたら、皮を剥きましょう。また、この切り方の場合は、先に皮を剥いて切ってもOKです。

最初に入れた切り込みを基準にして切り分けていきます

桃の皮の剥き方

食べごろになった桃は、端から皮を引っ張るとツルッと剥けることが多いです。しかし、硬めの桃が食べたい場合や、皮が剥きにくい場合はリンゴの皮を剥くように桃を動かしながら包丁で皮を剥きましょう。

桃の皮は湯剥きする方法もあります。熱湯と氷水を用意し、熱湯に桃を10~20秒ほど浸けたら、氷水ですぐに冷やします。皮に切り込みを入れ、端から皮を引っ張って剥きましょう。

湯剥きする場合は、氷水をあらかじめ用意します

甘くない桃を買ってしまったとき

甘くない桃は、砂糖を加えてコンポートやジャムにするのもよいですが、野菜サラダの具の一つとしたり、デザートではなく料理の1品にするのもおすすめです。

今回は「桃と生ハムのカルパッチョ」の作り方をご紹介します。桃を食べやすい大きさに切り分け、スライスしたクリームチーズまたはモッツァレラチーズと生ハムとともにお皿に盛り付けます。レモン汁、オリーブ油各適量を回し掛け、塩、ブラックペッパー少々を振って完成。調味料の量は味をみて調整してください。お好みでディルのようなハーブをのせてもおすすめです。

甘くない桃は料理に使ってみてはいかがでしょうか
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。