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バッテリーで動くポータブルクーラー。アウトドアに
2022年5月24日 10:01
EcoFlow Technology Japanは、ブランド初となるポータブルクーラー「EcoFlow Wave」を5月24日に発売する。価格はバッテリーパックとのセットが275,000円、クーラー本体のみが169,400円。同社製ポータブルバッテリーとのセットも用意する。
これまでポータブルバッテリーやソーラーパネルを展開してきたEcoFlowが、新たに電気を使う側であるポータブルクーラーを製品化した。冷却能力1,200Wのクーラーで、テントなど小さなスペースを短時間で冷やせるのが特徴。キャンプで小さめの車やテントでも涼しく過ごしたいという需要に応えるもので、キャンピングカーを改造して家庭用エアコンを付けるような工事は不要。
冷却モードとファン(送風)モード、エコモード、タイマーモードを用意。冷却モード時は30℃の部屋(5~8m2)を8分で24℃に冷やせるという。電源はACコンセントまたは専用バッテリーパック、ポータブル電源、ソーラーパネル、自動車の5種類に対応する。
給気や排気用のダクトを付属。例えば本体をテントの外に出しておいてダクトで涼しい風をテント内に入れたり、本体をテントの中に入れて、熱い排気をダクトで外に出すといったこともできる。ダクトのサイズは、13×120cm(直径×長さ)と16×120cm(同)の2種類を同梱。これらを冷風吹き出し口または温風吹き出し口(排気)に装着するためのカバーも付属する。
操作は本体前面ダイヤルのほか、スマートフォンとBluetoothで接続してアプリで操作することも可能。使う予定時間を設定すると、バッテリー残量に応じて冷却(コンプレッサーが動作する)と送風(コンプレッサーが動作しない)を組み合わせた運転を行なう。
同社製の別売ソーラーパネルと接続した場合はファンモードで動作する。また、ソーラーパネルから別売ポータブルバッテリーに給電してポータブルエアコンで冷却することも可能。
EcoFlowのポータブルバッテリーと組み合わせて使う場合、AC経由ではなくDCケーブルのみで接続できるためDC/AC変換のロスがなく使用可能。他社のポータブルバッテリーとの接続時に比べて動作時間を28%長く使えるという。
エコモード時は、Lowレベルにすると30分動作させる場合は20分冷却した後、ファンモードに移行する。Mediumレベル時は冷却15分後、Highレベル時は10分後にそれぞれファンモードになる。
湿度が70%以上の高い環境で長時間使うと凝結水が発生する場合があり、それを排水するチューブも付属。もし満水になると自動で運転を止める機能も備える。
本体サイズは310×518×416mm、重量は17.5kg。最大消費電力は600W。騒音レベルは最大55dB以下。
専用バッテリーパックの容量は1,008Whで、三元系リチウムイオン電池を使用。動作時間は、冷却モード時が3時間(出力300W時/温度設定26℃時)、ファンモードが22時間(出力45W時)。サイズは481×307×73mm、重量は7.5kg。バッテリー寿命のサイクルは800サイクルで80%以上。
【ラインナップと価格】
EcoFlow Wave ポータブルクーラー本体 169,400円
EcoFlow Wave ポータブルクーラー専用バッテリーパック単品 110,000円
EcoFlow Wave ポータブルクーラー+専用バッテリーパック セット 275,000円
EcoFlow Wave ポータブルクーラー+DELTA Max セット 411,400円
EcoFlow Wave ポータブルクーラー+DELTA Proセット 589,050円