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新興ブランドの勢いもすごい! e-bikeの盛り上がりを感じたサイクルモード
2022年4月9日 11:05
「サイクルモード東京2022」が東京ビッグサイトで4月2・3日に開催されました。コロナ禍の影響もあり、3年ぶりの開催となりましたが、今回から都内からアクセスの良い会場となったこともあって、多くの来場者で賑わっていました。
特に近年はe-bikeがサイクルモードの主役になってきており、その傾向は今回も変わらず。多くのe-bikeメーカーがブースを並べ、試乗車もたくさん用意。来場者もe-bikeに試乗する人がどんどん増えてきています。
主要ブランドのe-bikeをチェック!
最も多くの人が集まっていたのは、やはり「SPORTS e-BIKE EXPO」のエリア。大手メーカーはもちろん、新興ブランドもブースを出展し、試乗にも多くの人が列を作っていました。主要なe-bike関連メーカーのブースを写真でチェックしてみましょう。
多くの試乗車を用意し、引っ切りなしに人が訪れていたBESVのブース。グラベルロードe-bikeの「JG1」新カラーと、ルコックスポルティフとコラボした「PSA1」が目立つ位置に展示されていました。
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ヤマハとパナソニックのブースには、先日リリースされたばかりの「WABASH RT」「CROSSCORE RC」、それに「XEALT M5」が出展されていました。試乗車も用意されていたので、乗ってみたい人にとっては絶好の機会になったはず。新モデルはありませんでしたが、スペシャライズドのブースは朝から試乗待ちの長蛇の列ができていました。
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シマノSTEPSシリーズのドライブユニットやコンポーネンツを展開するシマノは広大なブースを展開。コンポーネンツ装着例としてe-bikeが展示されていたり、e-bikeが市民権を得ていることを感じました。
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最近、ドライブユニットを搭載するe-bikeが急増しているバーファン。ブースには多くの車種が並べられていました。車体中央に搭載するセンターモータータイプから、車軸(ハブ)と一体となったハブモータータイプまで、幅広いドライブユニットをラインナップしているだけに、ロードバイクタイプからミニベロ、子乗せモデルまで一大勢力となっています。
新興ブランドの注目モデルを数多く発見!
主要ブランド以外にも、いくつもの新興ブランドがブースを出展。まずは今回のスポンサーにも名を連ねるHONBIKE(ホンバイク)。チェーンレスのシャフトドライブを採用し、前後とも片持ち式の20インチホイールが特徴的です。フレームも折りたたみ式です。95%がオリジナルパーツとされるだけあって、サドルなどもほかにはない形状でインパクトがあります。
それでは、e-bike部メンバー的に期待の高まる新興ブランドのモデルをピックアップして紹介しましょう。
非常に気になったのは「BLULANS(ブルランス)」のブースです。ロードバイク、MTB、ミニベロの3台を展示し、どれも完成度は高そう。ロードバイクタイプは、バーファン製のセンタータイプのドライブユニット「M800」を搭載し、フルカーボンフレームで14kg台の重量を実現しているそうです。試乗した清水氏が非常に興奮していました。国内での販売は7月以降の予定だそうですが、乗ってみたくなります。
コンパクトな折りたたみモデルと、ファットタイヤを履く太足系モデルを並べていた「FUNVITA(ファンビータ)」もおもしろそうなブランド。折りたたみモデルはわずか4秒で折りたためて、その状態で押して運ぶこともできるとか。ハブモータータイプのドライブユニットを搭載しています。
変速のないシングルスピードのシンプルな造形が目を引いたのが「Musashi Velo(ムサシ ベロ)」のクロスバイク「CS01」というモデル。バッテリーも細身のフレーム内蔵式でシンプルなデザインに拍車をかけています。ドライブユニットはバーファン製とのことですが、アシスト特性を独自に見直し、緻密な制御を実現。試乗してみましたが、かなり“走る”モデルでした。
数少ない国産ブランドである「XROSS(クロス)」もブースを設けていました。シマノSTEPSのドライブユニットを搭載し、アドベンチャーモデルである「AX511A」をベースとした“旅バイク”がいい感じ。ハードテイルのe-MTBにマルチポジションのハンドルバーを装備し、長距離ツーリングも可能なモデルに前後キャリアを追加し、キャンプツーリングとかが楽しそう。
e-bikeの未来を担う!? 学生が制作した電動アシスト自転車がおもしろい!!
東京サイクルデザイン専門学校のブースには、卒業生たちがデザイン・製作した電動アシスト自転車が展示されていました。太陽誘電製の電動アシストユニットを搭載し、社会課題を解決するというコンセプトのもと、どのモデルも実際の使い勝手などを考えたデザイン。
今年度は「アクティブシニア」向け、昨年度は「女性向け」というテーマで、実際にユーザーとなる層にヒアリングを実施し、洗い出した課題に対応する作りとなっています。完成後には試乗もしてもらうとのことで、単なるコンセプトデザインでない点がおもしろい。フレームの溶接からパーツのセレクトまで、学生たちがすべて手掛けているとのことで、荷物の積みやすさに配慮した設計や、体格に合わせて乗れるフレームデザインなど、製品化したらおもしろそうなアイデアが随所に見られました。
いつか学生たちのアイデアを形にしたe-bikeや電動アシスト自転車に出会える日が楽しみです。