ニュース

BRUNO、ブランド初のe-bikeはカーゴバイク「e-tool」。子乗せから旅まで対応

BRUNO(ブルーノ)ブランド初のe-bike「e-tool(イーツール)」

BRUNO(ブルーノ)は、ブランド初となるe-bike「e-tool(イーツール)」を9月下旬より発売する。価格は249,920円。

旅を重視したミニベロを取り扱うブランドとして、“小さな旅””運ぶ”を徹底的に追求するために、e-bikeの魅力を5年間も考え続けて開発したという。スポーティーでオシャレなミニベロが人気のブランドだが、たどり着いた答えはカーゴバイクタイプのe-bikeだ。

キャンプやバーベキュー、家族の自転車旅、子供とのお出かけなど、趣味から日常生活までライフスタイルに寄り添ってくれるモデルだ。ドライブユニットはシマノSTEPS「E5080シリーズ」を搭載。最大積載量50kgまで(道路交通法では公道走行時は30kgを超えてはいけない)のリアキャリアを標準装備し、ナチュラルかつパワフルなアシストでさまざまな荷物を運ぶことができる。

ドライブユニットはシマノSTEPS「E5080シリーズ」
ダウンチューブ一体型のバッテリー容量は418Wh(36V/11.6Ah)で、1充電あたりの最大走行距離はECOモードで約115km
リアキャリアの最大積載量は50kgまで

今回お借りした車体は、リアキャリアにアルミボックス(非売品)を装着したカスタマイズモデル。カーゴバイクと聞くと「重たそう」「長いホイールベースで取り扱いしにくそう」と印象を抱くかもしれないが、全長は170cmで重量は18.9kg(両立スタンドでない最軽量仕様の場合)とコンパクトな設計となっている。

リアキャリアにアルミボックスをカスタムしたカーゴバイクタイプのe-bike
標準モデル

また、あらかじめ子乗せ用の車体設計で認定もクリアしており、チャイルドシート装着時にもしっかり安定の両立スタンドを標準装備する。前方か後方のどちらか一人の対応になるが、子乗せ用電動アシスト自転車よりも軽量なのも魅力だろう。ちなみにメーカー確認済みのチャイルドシートは、OGK「RBC-015DX」、OGK「URBAN IKI」(リア用)、YEPP「Maxi Easyfit」(別途取付用アダプターが必要)となっている。

チャイルドシートの装着も可能
ニーズに合わせてさまざまな荷物が積載できる
両足スタンドが標準装備も珍しい

アルミボックスには荷物を積めなかったが15kmほど試走したところ、平坦であればアシストOFFでも「e-bikeならではの重さ」を感じることはなかった(個人差はあるが)。ミニベロe-bikeとしては標準的なサイズで、車体を立てる必要はあるものの小さめのエレベーターでも運べたので、自宅でも保管もできるはずだ。両足スタンドだと後輪を転がせないため、最終的には持ち上げる必要があるが、片足スタンドならそこまで重量も感じないだろう。

都心部を15kmほどのんびりサイクリング
スイッチとディスプレイは一体型。最新のSC-E5000を採用

コンポーネンツはシマノ「TOURNEY TX」(8速)、フレームサイズは385mm(適応身長150~180cm)、タイヤサイズは20X2.1インチ。カラーはブラック、ホワイト、グリーン、シルバーの4色をラインナップ(グリーンとシルバーは初回限定)。オプションパーツとして、国産木材をベースにした専用フロントバスケット「BRUNO BASKET LOW」(9,075円)「BRUNO BASKET DEEP」(9,075円)、フェンダー(5,082円)、センタースタンド(2,420円)も用意されている。

ハンドル周り
ソフトな握り心地のグリップ。コンポーネンツはシマノ「TOURNEY TX」(8速)
トップチューブにあしらわれたBRUNOのロゴ。環境に気遣ったISO規格の塗装だという
タイヤサイズは20X2.1インチ。海外での調査も踏まえて、荷物を積載しアシスト領域内での走行が中心になるため、主流のディスクブレーキではなく前後輪ともVブレーキを採用
クッション性と厚みのあるオリジナルのサドル
カラーバリエーション

なお、ユーザーが所有するボックスに合わせて、リアキャリアのアタッチメントを制作する予定だという(別途費用)。オプション品でなく、お気に入りのボックスを装着できるのも魅力だ。また、ベルトドライブモデルは来春発売予定だとしている。

ボックスに合わせて、リアキャリアのアタッチメントを制作予定
両サイドとも荷物を縛れるようになっている