私の2020

初めての電動歯ブラシに感動。磨きやすいコンパクトヘッドで歯がツルピカ

家電 Watchの筆者や編集部員が、2020年を振り返りながら、使ってみてよかったものや、注目した話題、動向などについて自由に語るコーナーです。
パナソニックの電動歯ブラシを使い始めた

2020年は個人的に「電動歯ブラシ元年」といえる1年だった。生まれてはじめて電動歯ブラシを手にし、その使い心地にすっかりハマってしまったのだ。なにより面倒くさがりな筆者にとって、手を小刻みに動かさなくても歯が磨けるというのが画期的で、もう手磨きには戻れないと感じている。

これまでも電動歯ブラシの存在が気になってはいたが、なんとなくちゃんと磨けなそうな気がして使っていなかった。しかし新型コロナウイルスの流行により、口の中も清潔に保ちたいと考えるようになり、デンタルフロスや歯間ブラシ、マウスウォッシュなどの使用を検討するなかで、「物は試し」と使い始めてみた。

いざ使ってみるとびっくり。手磨きではありえないくらいに歯がツルツルになる! 心なしか寝起きの口の中もスッキリしているような気が。こんなにしっかり磨けるなら、もっと早く使えばよかったと少し後悔した。

薄型ヘッドが超磨きやすい!

現在使用しているのは、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ EW-DT51」。本体がBluetoothに対応していて、専用のスマホアプリと連携することで自分専用の歯磨きコースを作成したり、「歯磨きレッスン動画」を見ながら磨けたりする。

特に気に入っているのが付属のブラシと携帯ケース。ブラシはヘッドが薄く、ネックが細いため、奥歯の奥まで磨きやすくなっている。コンパクトなブラシが口の中で動かしやすく、細かいところまで磨けてうれしい。ヘッドの薄さ・ネックの細さは非電動の歯ブラシと比べても一目瞭然だ。

写真左がドルツ、右が非電動の歯ブラシ。右のブラシもコンパクトな作りで、磨きやすい部類だが……
ドルツ(左)の方がヘッドが薄く、ネックも細い。コンパクトさが磨きやすさにつながっている

携帯ケースはマットな黒色で、シンプルな形がスタイリッシュだ。意外とコンパクトで、バッグの中でもかさばらない。在宅勤務中のため出先で歯磨きすることも少ないのだが、たまに出社する際は必ずこのケースに入れて持ち歩いている。

前述した歯磨きコースのカスタマイズ画面では、歯ぐきの腫れている部分、歯並びの悪い部分などを設定すると、自動でおすすめのコースを作成してくれる。作成されたコースをさらに自分好みに編集することも可能だ。

筆者は手磨きの場合、ダラダラとテレビを見ながら10分かけて磨いていたため、ドルツで「ふつう」と設定されている磨き時間(約2分)だと、短すぎて全体を磨ききれないでいた。そんなときはアプリで磨き時間を「3分/4分/連続」に変更することで、落ち着いて歯磨きをすることができる。

本体とブラシ2本を収納できるケース
シンプルでかさばらない携帯ケースが持ち運びに便利

電動歯ブラシデビューにおすすめ

電動歯ブラシをはじめて使ったときに、おそらくほとんどの人が慣れない振動に戸惑い、あるいは振動が強すぎて磨きづらいと感じるだろう。多くの電動歯ブラシが振動の強さを調節できるようになっているが、使い始めたばかりの頃は一番弱く設定しても振動が気になってしまう。

筆者が使用しているドルツ EW-DT51は最新モデルで、ソフトモードより優しく磨けるセンシティブモードを搭載している。歯ぐきをいたわりながら磨くモードとされているが、はじめて使うときにもおすすめだ。筆者も今では慣れたもので、最も振動の強いWクリーンモードでしっかり磨いている。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は37,000円前後と少々お高いのだが、ブラシを交換しながら長く使えると考えれば「高すぎる」気はしない。自分の手を動かさず歯に当てるだけでいいうえ、自分で磨くよりもピカピカのツルツルに仕上がるのだから、面倒くさがりだけど健康も気になるという筆者のような人間にとっては「買い」だとおもう。

電動歯ブラシを使うようになって、最近はオーラルケアに関する意識がさらに高まった。手磨きよりも短い時間で磨けるので、歯磨き後にデンタルフロスと歯間ブラシまでする余裕がある。この調子で口の中のお手入れをがんばって、2021年も健康な歯で過ごしたいとおもう。

2021年もお世話になります
お手本動画を見ながら磨けるアプリも用意されている

鄭 恵慶