ニュース

アクアのタテ型洗濯機、自動投入の洗剤選べるカスタム対応 光るタンク

アクアの縦型全自動洗濯機「VPシリーズ」

アクア(AQUA)は、縦型全自動洗濯機「VPシリーズ」を6月12日に発売する。洗濯と脱水容量が8kg/9kg/10kg/12kg/14kgの5機種を用意。価格はオープンで、市場想定価格は132,000円~209,000円。

5機種とも液体洗剤と柔軟剤の自動投入を備え、12kgと14kgのモデルには、おしゃれ着や漂白剤など液剤が選べる「カスタムタンク」を備えた。このタンクは液体洗剤、柔軟剤、酸素系漂白剤、おしゃれ着洗剤の4剤に対応する業界初の仕様としている。

左から洗濯/脱水容量14kgのAQW-VP14A、12kgのAQW-VP12A、10kgのAQW-VP10A、9kgのAQW-VP9A、8kgのAQW-VP8A

ドラム式だけでなく縦型洗濯機でも洗剤自動投入対応モデルが増える中、同社の調査では「自動投入が購入の決め手」という結果が出ていた。省手間や省時間、節約に関しては満足度が高い一方で、自動投入タンクの手入れの面倒さ、洗剤や柔軟剤が1種類しか入れられない、タンク内の残量が分かりにくいといった不満点も挙げられていた。こうした改善ニーズに着目して新しいタンクを採用。

自動投入の3つのうち中央がカスタムタンク

カスタムタンクは、作業着用など洗剤の使い分けやメインタンクの予備、柔軟剤の香りを変えたい時など、好みに応じた使い分けを可能にするもの。2回洗濯機を回したいときに1回目と2回目の洗剤を変えたり、赤ちゃんの衣類を洗う際に洗剤を入れ直す手間がないといったメリットを挙げている。3つのタンク容量はそれぞれ約750ml。

第3のタンクを採用
カスタムタンクは4剤に対応
各タンクの容量

また、自動投入するよう設定したタンクが光って通知するLEDバックライトも初めて搭載。薄暗いランドリールームでも見やすくしており、自動投入に設定したタンクが光るため、運転の前に間違いを防げるようにした。

タンクが光って自動投入するものを事前に通知
カスタムタンクの使用例。季節や目的に合わせて使い分けられる
洗剤や柔軟剤を使い分けできて、タンクを手入れする手間も削減

洗浄力の面では、ドラム式に採用していた「泡フルウォッシュ」を、縦型のインターバーター式にも搭載。泡立てた洗剤液を高濃度で浸透させ、立体水流でもみ洗いするもので、泡が繊維の奥まで浸透し、皮脂汚れ、食べこぼし、泥汚れなども浮かせて洗い落とすという。

泡の生成は、給水と空気吸引を組み合わせており、噴き出し口から勢いよく給水しながら空気を取り込み、空気を含んだ水が自動投入の液体洗剤と混ざって、たっぷりの泡を生成。泡立った高濃度の洗剤液を洗濯槽に給水する。

泡フルウォッシュで汚れも落とす
泡生成の仕組み
実演ではケチャップのシミが落ちていた

使いやすさの点では、投入口が幅403mm/奥行き340mmのワイドオープン投入口を採用。前方が低くなるように傾斜を設け、取り出しやすくなっている。フタを開けたままでも使える「バック操作パネル」や、洗濯中も様子が見えるガラストップを採用している。パネルの脇には、取扱説明書をスマホですぐ確認できる二次元コード(QRコード)も配置。

ガラストップで中が見える
操作パネルと、取扱説明書がすぐみられるQRコード

清潔仕様として、手入れのしやすいフラットデザインや、底までステンレスの槽、抗菌パルセーター、半透明抗菌糸くずフィルターを備える。

大容量モデルでも奥行きを抑えており、14kgと12kgモデルは奥行き634mm、10kg/9kg/8kgモデルは590mm。

最大容量14kgの「AQW-VP14A」の本体サイズは、650×634×1,108mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約54kg。

ラインナップと市場想定価格
AQW-VP14A(洗濯/脱水容量14kg) 209,000円
AQW-VP12A(12kg) 198,000円
AQW-VP10A(10kg) 154,000円
AQW-VP9A(9kg) 143,000円
AQW-VP8A(8kg) 132,000円