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日立、カメラで中が分かる冷蔵庫の新モデル。幅60cmで置きやすく
2022年9月15日 14:28
日立グローバルライフソリューションズは、カメラを搭載した大容量冷蔵庫「まんなか冷凍 R-HWSCC47S」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は40万円前後。定格内容積は470L。
本体上部に「冷蔵庫カメラ」を搭載し、ドアを開けたら自動で庫内を撮影する。画像はアプリに転送され、外出先からでも冷蔵庫の中身を把握できるため、買い忘れやすでにある食材の二重購入を防げるという。
既存モデルは容量498~617L、本体幅650~685mmのフレンチドア(観音開き)タイプだが、新たに容量470L、幅600mmのシングルドアタイプを追加。カメラ搭載冷蔵庫のラインナップを拡充し、より多くの人にマッチするようにした。右開きと左開きの2タイプを用意する。
冷蔵室のドアを開けるたびに、冷蔵庫カメラが自動で冷蔵室の棚とドアポケットを撮影。撮影した写真は「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」で確認できる。アプリでは画像の拡大や、過去履歴(最大6枚)の確認も可能。なお同機能の利用には冷蔵庫をインターネットに接続し、スマートフォンと連携させる必要がある。
冷蔵室には「まるごとチルド」を採用し、棚のどこに置いても鮮度が長持ちするという。棚スペース全体を約2℃のチルド温度にするとともに、専用冷却器で除湿量を抑えたうるおい冷気を送ることで湿度低下を抑制。冷蔵室内は湿度約80%となるため、一時保存のサラダはラップなしでも乾燥や変色を抑えられるという。
冷蔵室下部には、約-1℃の凍らせない温度で肉や魚を保存する「特鮮氷温ルーム」を搭載。生食用の魚であれば3日間、加熱調理用の肉/魚は7日間鮮度を守り、凍結による風味や食感の劣化を防ぐという。また食品に直接冷気を当てない間接冷却により、開封済みのハムや盛り付けた刺身はラップなしでもおいしく保存できるとしている。
「新鮮スリープ野菜室」を採用した野菜室下段は、プラチナ触媒(ルテニウム配合)が野菜から出るエチレンガスやニオイ成分を分解。さらにスペース内の炭酸ガス濃度を高めることで野菜の気孔を閉じて呼吸活動を抑え、眠らせるように保存するという。
本体カラーはピュアホワイトとライトゴールドの2色。ヘアライン調の鋼板ドアにより、インテリアに調和するデザインに仕上げた。
本体サイズは600×701×1,875mm(幅×奥行き×高さ)。各室の定格内容積は、冷蔵室243L、製氷室22L、冷凍室上段23L、冷凍室下段95L、野菜室87L。年間消費電力量は269kWh/年。
冷蔵庫カメラを搭載しない「R-HWS47S」も同時に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は33万円前後。スマホ連携は非対応で、そのほかのおもな仕様は「R-HWSCC47S」と同様。本体サイズは600×701×1,833mm(幅×奥行き×高さ)。