ぷーこの家電日記
第608回

美味しいパンは捏ねがポイント!? パン捏ね機が気になる
2026年2月20日 07:05
料理は結構好きだけど、毎日の献立を考えて、栄養バランスや予算を考えながらする家事としての料理はあまり好きではない。まして毎日のお弁当作りなんて私には絶対無理だ。世の、毎日お弁当を作る人々を心から尊敬するし、爪の垢を煎じて飲ませていただきたいほどである。
「これ食べたい!」とか「あれ作ってみたい!」とかって思った時のエネルギーとやる気のほんの一部でも、日々の家事の中に込めることができたらいいのになぁ(笑)。
それでも冬は結構楽。毎晩何も考えなくても鍋するだけで野菜もしっかりとれるし、ベースのスープを変えれば飽きもしない。残った野菜や肉を適当に煮てスープを作っておいて、朝おにぎりでも握れば、昼も熱々で食べられるスープ弁当になる。彩りとか品数とか縁のない、スープを煮るだけで(しかもスープメーカーで)なんとなく続いているお弁当。
お昼くらい外食でもいいのだけど、この頃「これ食べたい!」という外食先がないのと、寒いのであまり外に出たくないという、面倒臭さが勝ちのお弁当生活なのである。
これだけ最小限のことしかしていない、低燃費のお弁当生活だけど、それでも「あー、明日のお米セットしとかなきゃ。面倒臭いなぁ」みたいな日もある。先日も米研いで野菜切ってスープメーカーに入れる。たったそれだけのことが面倒くさくて、ゴロゴロしながら、「挟む野菜もハムもあるから、今日買い物行った時にサンドイッチ用のパンでも買っておけばよかったー」なぁんて考えていた。
だけど、「サンドイッチいいな。ソーセージもあるからホットドッグでもいい! パン食べたい」と思い始め、「小麦粉もイーストもあるし、ちょっとパンでも焼くか」と、結構遅めの時間からパンを焼き始め、ホットドッグ用のパンと、タマネギとマヨネーズの惣菜パンを作ってしまった。
米を研ぐことさえ面倒でぐだぐだしていたのに、夜更かししてまでパンを焼く。我ながら面倒臭いの基準が全く分からない(笑)。翌日起きた夫は「なんじゃこれー!」と驚きながらも喜んでお弁当にパンを持って行った。私もお昼ご飯にホットドッグ食べてちょっと満足。衝動で作ったパンは、ちょっとモソモソして、そこまで美味しくはなかった(笑)。
たとえ大して美味しくなかったとはいえ、衝動でパパッとパンを焼けちゃうのは、間違いなく母の影響だ。私の母はとにかく料理がうまい。日常のご飯はもちろんお菓子作りも上手だし、特にパンは学校にも行っていたらしくて、商売はしていないもののプロ並みの腕前である。
家庭用のオーブンでは温度に限界があるので、「美味しく仕上がらない」とハード系のパンはあまり作ることはないが、他は様々なパンを作ってくれた。今もクリスマスには100本近くシュトーレンを焼くし、時々パンを送ってくれる。
オーブンレンジが壊れてしまった時に「何を買えばいいか分からない」と相談があった際には迷わず「お母さんにはねぇ、東芝の石窯ドームが絶対いいよ」と即答した(私はパナソニックのビストロを愛用している)。
そんな母がパンを焼く姿を子供の頃から見ていた私は、パン作りの工程や成形方法を自然と覚えているので、レシピを調べて分量を確認する程度でパンを焼けるように育ったのである。まさに諺「門前の小僧習わぬ経を読む」状態だ。
ただ、台所を自分の城としていた母は、私に手伝わせることも教えることも特にしなかったので、私はパンは焼けても美味しいパンは焼けない。いつもちょっとイマイチなのである。離れて暮らす母からパンを習うことは今後ないかもしれないなと考えるとちょっと切ない気持ちになるのだけど、美味しいパンは母の役割。と割り切って、イマイチなパンを食べながら母の味を思うことにしているのだ。
ただ、この味の違いの心当たりはちょっとある。おそらく捏ねる工程に答えがあるのだ。私はパンを作る時はホームベーカリーの「生地作り」コースを使って作っている。15年ほど使っているホームベーカリーなのだけど、ホームベーカリーなのにベイクしたことがない。ホームベーカリーで自動で焼く食パンの耳があまり好きじゃないからなのだけど、ホームベーカリーは生地作り専用になっている。
材料を入れてスタートさせると、一次発酵までやってくれるので、成形と二次発酵は自分でやって焼成すればいい。それに対して、実家ではずっと昔からパンニーダーという捏ね機を使っていた。パンニーダーで捏ねると、より滑らかで弾力のある生地が作れるらしい。
多分ここが決定的な味の差となっているような気がするのだ。予想が合っていたら、パンニーダーを導入すれば私のパンもすごく美味しくなるんじゃないかと思っていて、「どうせ焼きの機能使わないし、これが壊れたらパンニーダーを買う」と決めていた。が、しかし、ホームベーカリーは全く壊れない(笑)。壊れそうな気配すらない。相棒が壊れることを願うのはちょっと心苦しいのだけど、正直2台はいらないし置き場所もない。
パン焼き機能も使わないし、使用頻度もさほど高くないホームベーカリーが壊れるのを待っていると、一生パンニーダーを買う機会が来なそうなので、壊れるのを待つよりもこのホームベーカリーをもらってくれる友人を探す方が現実的だなと思っているのだけど、15年落ちのホームベーカリーを欲しいという友人が現れるのかも怪しい。
それが叶ってパンニーダーを手に入れたとして、味が全然変わらず大して美味しくなかったら………と想像すると、「あ、でも逆に面白いし、それはそれでまぁ、いっかー」と、やっぱりパンニーダーを買ってみたいと思いながら、パンニーダーの比較検討までし始めてしまった今日この頃なのでありました。我が家にニーダーがやってくる日は果たして来るのでしょうか!?


