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日立、複数の家電アプリを1つに統合。修理依頼も簡単に
2023年1月18日 14:05
日立グローバルライフソリューションズは、製品ごとに提供しているアプリの機能を統合した新スマートフォンアプリ「ハピネスアップ」のダウンロード配信を、1月17日より開始した。
Wi-Fiに接続できる同社の「コネクテッド家電」に対応するアプリ。従来は製品ごとに提供していたアプリを統合し、複数の家電の運転状態などを1つのアプリで確認できるようにする。このほかアプリでは、天気予報や洗濯指数、旬の食材など、日々の家事に必要な情報をまとめて入手できるという。
新アプリの主な機能は「家事サポート」「メンテナンス提案」「修理依頼」「オンラインストア連携」の4つ。
アプリのホーム画面では、使い方に合わせた家事サポートを提供。使用しているコネクテッド家電の運転状態の分析結果に応じて、家電を上手に使いこなすためのヒントを届けるという。「洗濯指数」や「買い物指数」も表示する。
おすすめのレシピや旬の食材の情報などの家事に役立つ情報も提供。なお、これらの情報は対象のコネクテッド家電を使用していない人も閲覧できる。
さらに家電の運転状況に応じて、メンテナンスの提案や「安心点検レポート」を送信。コネクテッド家電の洗濯機と冷蔵庫(R-KC11Rを除く)が対象で、メンテナンス方法や動画、エラーが生じた場合の詳細をアプリで確認可能。
さらに使用中にトラブルや故障があった場合は、アプリから問い合わせや修理依頼ができる。「故障診断」「概算費用」などのボタンを用意するほか、取扱説明書や困った時のQ&Aにもアプリから簡単にアクセスできるという。
家電の購入やレンタル、消耗品や部品の購入ができる「日立の家電品オンラインストア」と連携した画面も用意する。
なお、これまで提供している各製品ごとのアプリも新アプリから利用可能。対応アプリは「洗濯コンシェルジュ」、「日立冷蔵庫コンシェルジュアプリ」、「日立電子レンジヘルシーシェフアプリ」、「日立ロボットクリーナー専用アプリ」、「日立IHクッキングヒーター専用アプリ」、「日立エコキュートアプリ」。
「ハピネスアップ」の名称については、同社が目指す生活者のQOL向上を、“ハピネス”と“アップ”の2つの言葉に込めたという。アプリ利用者のおうち時間の質“向上”や家事のレベル“アップ”など、さまざまな“アップ”に貢献することを目指すとしている。
今後はより長く安全に使い続けるため、またフードロスの削減や家事負担の低減のための新機能やサービスを開発し、順次アプリに追加していくという。
アプリの対応デバイスは、Android 7.0以上/iOS 12.0以降のスマートフォン。利用にはインターネット接続環境とWi-Fiルーターが必要。