ニュース

シャープ、英語や中国語の学習意欲が沸く……かもしれない空気清浄機

プラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-RX100」

シャープは、英語または中国語で発話する音声カスタマイズサービス対応の「プラズマクラスター加湿空気清浄機 KI-RXシリーズ」2機種を、9月8日に発売する。ラインナップは適用畳数約23畳の「KI-RX100」と、同約18畳の「KI-RX75」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、148,000円前後、98,000円前後。

プラズマクラスター加湿空気清浄機「KI-RX75」

ECC監修の英語や中国語のカスタマイズ音声を追加できる

「KI-RX100」と「KI-RX75」は、インターネットに接続することで利用できる音声カスタマイズサービス「COCORO VOICE」に対応。部屋の空気の状態や運転状況、日々のアドバイスなどの発話を英語や中国語に切り替えられる。

毎日、朝・昼・晩に1回ずつあいさつをしたり、空気清浄機の運転開始/停止や、飛沫粒子モード設定時、タンクに給水した時などの本体操作時に発話したり、空気清浄機のセンサーが汚れを検知したり、キレイになった時などに自動で知らせてくれたりする。

例えば「空気の汚れ、見つけました。急いでキレイにしますね」や、「おはよう! 今日はどんな一日になるかな? いい天気になりますように!」などを、英語や中国語で発話するのだ。

音声カスタマイズサービスのフレーズ例

シャープによれば「本コンテンツは、家族が集まるリビングなど、身近な場所で使用される空気清浄機を通して外国語への興味や学習意欲向上の契機を提供したい」という思いで搭載したという。また、この思いに賛同した総合教育・生涯学習機関として高い実績を誇るECCが、英語と中国語のコンテンツの監修と録音を担当。シャープとECCは「今後も日常会話学習に役立つフレーズや対応言語の拡大に取り組んでいく」という。

なお今回の新製品のほか、従来機の「KI-PX100」と「KI-PX75」も、上記サービスが利用可能。また、英語や中国語のほか、関西弁や声優の梶裕貴さん(有料)の声にも切り替えられる。

飛沫したウイルスを捕集するための「飛沫粒子モード」を搭載

空気清浄機としては、同社史上最高のイオン濃度「プラズマクラスターNEXT」を搭載。

イオン濃度50,000個/cm3以上の「プラズマクラスターNEXT」は、ニオイの原因菌の除菌や、ウイルスの作用抑制などに高い効果を発揮するという。

濃度50,000個/cm3以上のプラズマクラスターイオンを放出

「飛沫粒子モード」を搭載。ウイルス飛沫粒子が滞留しやすい天井面に向ける気流を加えることで、ウイルス飛沫粒子の捕集数を従来機比で約2倍に高めたとする。

ウイルス飛沫粒子が滞留しやすい天井面に向ける気流を加える「飛沫粒子モード」を搭載
「飛沫粒子モード」の気流のイメージ
花粉・ハウスダストなど大きな粒子が多い場合の気流のイメージ

そのほか集じん性能が持続する「プレフィルター自動掃除機能」を搭載し、プレフィルターに溜まったホコリを自動で掃除してメンテナンスの手間を軽減する。同社によれば、プレフィルターを掃除しなかった場合、1年後に集じん性能が約25%低下するのに対し、同機能を使用した場合は、集じん性能が約99%持続可能。

プレフィルターに溜まったホコリを自動で掃除する「プレフィルター自動掃除機能」を搭載

「KI-RX100」の本体サイズは427×345×700mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約16kg。8畳の空間の清浄時間は最短6分。運転音は21〜53dB。消費電力は7.3〜97W。最大加湿量は毎時1,000ml。水タンク容量は約4.3L。本体カラーはホワイト系の1色。

「KI-RX75」の本体サイズは395×305×650mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約13kg。8畳の空間の清浄時間は最短9分。運転音は21〜52dB。消費電力は6〜80W。最大加湿量は毎時900ml。水タンク容量は約3.2L。本体カラーはホワイト系とブラウン系の2色。