ニュース
ダイキン、タンクを外さずに給水できる加湿空気清浄機。業界最小クラスの設置面積
2021年9月17日 06:05
ダイキン工業は、業界最小クラスの設置面積を実現した「加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70Y」を10月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は70,000円前後。
菌やウイルスを酸化分解する「ストリーマ技術」と、0.3μmの微小な粒子を99.97%除去する「TAFUフィルター」を搭載した加湿空気清浄機。適用畳数は31畳で、リビングなどに適したハイグレードタイプと位置付けている。設置面積を縮小し、落ち着いたデザインを採用することで、さまざまなスペースに馴染みやすくした。
本体の構造や部品の配置を見直すことにより、本体下部の面積を従来から約13%縮小。業界最小クラスの設置面積を実現。置き場所の自由度が向上した。またワイドな吹出口の採用と、フィルター下部に送風ファンを配置することによる防音効果で、人が感じる運転音(SONE値)を約30%低減。
給水タンクを本体上部に配置し構造も変更したことで、タンクを取り外さずに上部からその場で給水できるようになった。重たい給水タンクを運ぶ負担を軽減する。従来通りタンクを取り外しての給水も可能。
加湿フィルターを従来の1枚から2枚構造に変更し、加湿量を650ml/時から700ml/時(従来機)に向上させた。またフィルターの直径を約10%コンパクト化したことで、洗面器などを使って手入れしやすくなった。
ペットや下駄箱など特定のニオイ成分を強力脱臭する5種類の「特化型脱臭フィルター」を別売で用意する。「靴・下駄箱臭用」「介護臭用」「ペット臭用」「トイレ臭用」「加齢臭用」をラインナップ。それぞれ添着させる薬剤の配合を変えることで、用途ごとの臭気成分を強力に吸着し、脱臭性能を高めた。フィルターの交換目安は約3カ月。価格はすべて3,300円。
このほか専用スマートフォンアプリと連携させることで、外出先からの遠隔操作や部屋の空気の状態を確認可能。新たに同社製ルームエアコンとの連動運転が可能になった。「換気連動運転/室温連動運転/加湿連動運転」に対応し、換気連動運転では、換気機能付きのエアコンであれば換気運転と同時に空気清浄機が運転開始し、部屋の形状により発生する空気のよどみを解消するという。
本体は直線を基調としたスリムデザインを採用。家具や壁紙、ファブリックなどのインテリアに調和するようにマットな質感に仕上げた。前面パネルと側面をツートンで切り替えたほか、本体側面にはスリットを施し圧迫感を軽減した。
手入れや衛生面にも配慮。給水タンクは開口部が広く洗いやすい形状にしたほか、フィルターは前面パネルを開けずに掃除可能。天面の操作表示部には抗菌処理を施した。
本体サイズは、315×315×760mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12.5kg。空気清浄時/加湿空気清浄時の適用畳数は、いずれも31畳。風量は7m3/分。花粉問題対策事業者協議会(JAPOC)認証マークを取得。本体カラーはホワイト、ブラウン。