ニュース

シャープから“消臭する靴箱”一日じゅう履いたニオイにも

靴の消臭と除菌を行なう「プラズマクラスターシューズクローゼット DY-B01」

シャープは、プラズマクラスターNEXTとUV-C(深紫外線)によって消臭と除菌を行なう靴箱「プラズマクラスターシューズクローゼット DY-B01」を4月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。

脱いだ後の靴のニオイを強力に消臭するため、靴の内部まで届く独自のノズルを備えた靴箱。1段に片足分の靴を収めるスリムなデザインで、2足を一度に除菌消臭する。

家庭の玄関以外でも、宿泊施設やマッサージのサロンといった、靴を脱ぐ場所での利用を想定している。

プラズマクラスターシューズクローゼット DY-B01
スリムで場所をとらないデザイン

プラズマクラスターとUV-Cのダブルでニオイをケア

一日履いた靴は、汗で蒸れることや、菌の栄養となる角質/ホコリなど、ニオイの発生原因が増えやすい環境となる。

シャープが行なったアンケートによれば、「自分の家・部屋のニオイで気になる場所」として、4割の人が「玄関や靴箱」を挙げている。これはトイレに続いて2番目で、キッチンを上回る多さだった。

DY-B01は、イオン濃度5万個/cm3以上のプラズマクラスターNEXTを搭載。菌やウイルスに対して表面の細胞膜のタンパク質を切断して分解/除去し、ニオイ成分も分解して消臭するプラズマクラスターと、短時間で除菌が行なえる紫外線の一種であるUV-Cの両方で、ニオイにアプローチする。

特に足先の部分は指と指が密着して蒸れ、菌が繁殖しやすいことから、靴の足先部分へ効果的にUV-Cを照射できるノズル構造とし、ニオイの元となる付着ニオイ原因菌や付着カビ菌を素早く除去するという。

独自のノズルが足先の部分まで届く

周囲へのニオイ漏れに配慮して活性炭脱臭フィルターも装備。玄関やホテルの客室といった場所の空間も快適に保つとしている。吸気口には抗菌・防カビホコリブロックプレフィルターを備え、内部へのホコリの侵入を防ぎ、清潔を維持する。

脱臭フィルターを装備
空気の流れのイメージ

靴の素材に配慮したヒーターレスの送風を採用。熱を使わないため、1時間あたりの電気代は約0.23円(電気料金目安31円/kWhで計算)としている。

内部構造

運転モードは、1時間モードと10時間モードの2種類。1時間モードは家族の靴を素早くケアしたい時や短時間の利用、10時間モードは1日中履いた靴やスポーツ後の靴のケアをしたい時などに適しているという。

4段のうち、下の2段はミドルカットなど高さのある靴も利用できる。なお、ロングブーツのような長さの靴は収まらないサイズのため対応しない。

下の2段は広めのスペース

本体サイズは433×186×825mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9.4kg。カラーはホワイト系。消費電力は7.4Wで、電源はACアダプターを使用する。電源コードの長さは約2m。運転音は37dB。