美味しく「手抜き」クッキング

第63回

食べきれない分は冷凍保存で長持ち。意外な食材も?

冷凍保存できる食品をご紹介します

一人暮らしで自炊をしていると、食べ切れずに残ってしまう食材があるのではないでしょうか。「安かったからまとめ買いしたけど使い切れなかった」ということもあるかもしれません。今回は冷凍できる食品とその保存方法をご紹介します。普段食べている食品にも意外と冷凍できるものは多いので、食べきれなかったときは一度試してみてください。

納豆

納豆はパックのまま冷凍し、食べるときは冷蔵庫内で自然解凍します。解凍後の納豆は冷凍前のものと食感や味わいがほとんど変わらず、おいしくいただけます。

納豆はパックのまま冷凍します

ちくわ

ちくわなどの練り製品は、チャック付きの保存袋に入れて冷凍します。食べるときは冷凍のまま食べやすい大きさに切り、炒め物や煮物にするなど、必ず加熱して使用しましょう。

練り製品は解凍しなくても包丁で切ることができます

ヨーグルト

プレーンヨーグルトはそのまま冷凍すると、ヨーグルトに含まれている水分と固形分が分離してしまいます。プレーンヨーグルトを冷凍したい場合は、砂糖を加えてよく混ぜ合わせ、チャック付き保存袋か保存容器に入れて冷凍します。食べるときは冷蔵庫で解凍しましょう。

チャック付き保存袋に厚さ約1cmになるように平らにして冷凍すると、食べたい分を手で折って取り出すことができます。凍ったままフローズンヨーグルトとして食べるのもおすすめです。

厚さ1cmにすると、手で簡単に折って取り出せます

生クリーム

生クリームはお菓子作りや料理に使っても、余ってしまうことの多い食材です。生クリームを液体のまま冷凍すると、水分と脂肪分が分離してしまいますが、砂糖を加えて泡立てた状態なら分離せずに冷凍できます。泡立てた生クリームは、チャック付き保存袋に厚さ約1cmになるように平らにするか、保存容器に入れて冷凍しましょう。

食べるときは必要な分だけ取り出します。チャック付き保存袋に入れた場合は手で折り、保存容器に入れた場合はスプーンですくって取り出しましょう。凍ったままアイスのように食べたり、ホットケーキやトーストに添えたり、コーヒーに浮かべたりするのがおすすめです。

植物性、動物性どちらの生クリームも冷凍できます

バター・あんこ

バターやあんこも、すぐに使いきれない場合があるのではないでしょうか。どちらも使いやすい分量に小分けにしてラップで包み、冷凍保存します。

バターを溶かした状態で料理などに使う場合は、冷凍のまま加熱しましょう。パンやお菓子作りに使う場合は、冷蔵庫や室温で解凍し、用途に合わせた柔らかさにします。

あんこは冷凍した状態でも柔らかいため、冷凍庫から出してすぐに使えます。焼きたてのトーストにあんこをのせて食べるのもおすすめです。

お菓子作りなどに使いやすい分量に小分けしておくと使いやすいです
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。