美味しく「手抜き」クッキング

第57回

薬味を長持ちさせて使い勝手もアップ! ネギ・青じそ編【食品の保存】

薬味としてよく使うネギと青じその保存方法をご紹介します

香りの良いネギや青じそ(大葉)は、冷奴や冷しゃぶ、そうめんなどに欠かせない薬味です。しかし、少量しか使わない日もあり、気が付いたら冷蔵庫の中で傷んでいたこともあるかもしれません。

今回は、ネギと青じその保存方法をご紹介します。冷蔵庫に入れる前にひと手間加えるだけで、ぐんと長持ちしますよ。

長ネギを生のまま長持ちさせる方法

空に向かって伸びる長ネギは、立てて保存すると長持ちしやすいです。室温が低い時期は、新聞紙に包んで風通しが良い場所に立てて置きます。室温が高い時期には冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

そのままでは長くて冷蔵庫の中に立てられないため、長ネギの根元を切り落として3等分に切り、水で濡らして固く絞ったペーパータオルで包み、ジッパー付き保存袋に入れます。この状態で、野菜室に立てて保存しましょう。保存期間は2週間が目安です。

乾燥しないように濡らしたペーパータオルで包みます

冷凍保存で料理にすぐ使える

長ネギや小ネギは、小口切りや斜め薄切りなど用途に合わせてカットし、冷凍しておくと便利です。ジッパー付き保存袋に薄く並べて入れると、固まってしまった場合も手で割ることができ、使いたい分だけ取り出せます。保存期間の目安は1カ月。使用するときは自然解凍するほか、冷凍のまま加熱する料理に加えます。

使う用途に合わせて切って冷凍します

青じそを生のまま長持ちさせる方法

青じそを購入したままの袋に入れておくと、水分が抜けてしんなりとしてしまいます。生のまま長持ちさせるには、茎を水に浸けましょう。空き瓶に5mm~1cmほど水を入れ、青じその茎を1mmほど切り落とし、瓶に立てて入れ軽くふたを閉めます。

葉の部分に水が付くと傷むため、茎の部分のみが水に浸かるようにします。保存期間は、野菜室で2週間が目安です。

茎を水に浸して野菜室に保存します

刻んで冷凍するとすぐに使える

青じそを冷凍する場合もネギと同様に、みじん切りや千切りなど用途に合わせて切り、ジッパー付き保存袋に入れます。保存期間の目安は1カ月。使うときは、自然解凍するほか、冷凍のまま加熱する料理に入れます。

用途に合わせて切って冷凍保存します

オイル漬けにして長持ち

青じそをジッパー付き保存袋に入れ、ゴマ油と醤油を1:1で混ぜ合わせた漬けダレに漬けて冷蔵庫で保存する方法もあります。保存期間の目安は2週間です。

オイル漬けにした青じそはご飯のお供や、刻んでパスタの具などにするのもおすすめ。青じその風味がする漬けダレもパスタソースや炒め料理などに活用できます。

ジッパー付き保存袋を使うと、少量の漬けダレで馴染ませることができます
じゅん

チョコレートと漬物が好きな管理栄養士です。現在、子育てに奮闘中。体力の衰えを感じながら、子どもと公園を走り回っています。家事の効率化とシンプルライフを目指して、日々の生活を見直し中です。