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三菱エアコン霧ヶ峰、気持ちよさそのままに省エネ運転

ルームエアコン「霧ヶ峰 FZシリーズ」の2025年度モデル

三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の2025年度モデル「FZ/Z/FD/ZDシリーズ」(全30機種)を、10月4日に発売する。価格はオープンプライス。なお「FD/ZD」の2シリーズは、寒冷地向けの「ズバ暖霧ヶ峰」。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、FZシリーズが388,000円~488,000円前後、Zシリーズが308,000円~458,000円前後、FDシリーズが408,000円~488,000円前後、ZDシリーズは338,000円~458,000円前後。

室温や人の温冷感などを検知して最適な空調を実現する赤外線センサー「ムーブアイmirA.I.+」と、非接触で人の脈を計測・解析して快・不快の感情を推定する「エモコアイ」を組み合わせた、空調制御「エモコテック」を搭載。

新たに、エモコテックのアルゴリズムを進化させ、気流が体感温度に与える変化や風あたりの好みを考慮して、最適な運転を判断できるようにした。風あたりが快適と感じ、なおかつ冷暖房を弱めても快適性を維持できると判断した場合に、温度を調節し消費電力を抑えた運転を実施。これにより、省エネ性の向上が期待できるとする。

例えば冷房運転の場合に、エモコテックが「在室者が、エアコンからの風を気持ちいいと感じているようだ」と解析した場合に、在室者の快・不快を推定しながら、風をあてたままで温度を上げていくという。

「エモコテック」による風あたりの好みを考慮した省エネ運転イメージ(冷房の場合)

設定温度に到達後に、室内機のファン制御を最適化することで、エアコン内部の結露した水分が空気中に戻ることで発生する、室内の湿度上昇を抑制するという。

一般的なエアコンでは、冷房・除湿運転時に設定温度到達後、湿った空気が送られてしまい、室内の湿度を上げてしまうという
霧ヶ峰の新製品では、設定温度到達後にも室内機のファン制御を最適化することで、快適な湿度帯を保てるとする

Zシリーズに関しては、再生プラスチック材の利用量を従来比最大37.2%増加した。

Zシリーズの2025年度モデル
再生プラスチック材の利用量を従来比最大37.2%増加