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土鍋がさらに進化したタイガー炊飯器 大火力と遠赤で粒立ち甘みアップ

土鍋ご泡火炊き JRX-G100/G060

タイガー魔法瓶は、土鍋圧力IHジャー炊飯器「炊きたて 土鍋ご泡火(ほうび)炊き」の最上位モデルとして、3.5合炊き「JRX-G060」と5.5合炊き「JRX-G100」を6月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3.5合が143,000円、5.5合が148,500円。

内鍋に「本土鍋」を採用し、土鍋ならではの細かい大量の泡でお米を包んで炊きあげる「土鍋ご泡火(ほうび)炊き」が特徴の炊飯器。

新モデルは、タイガーの特徴である土鍋が進化。2023年モデルから導入した2層構造のIHの高い火力をさらに活かすために土鍋の蓄熱性を高め、結果としてご飯の甘みや弾力をアップさせたという。

同社初の挑戦として、本土鍋の底面の発熱体に、九州のシラス台地から採掘された火山灰を原料とした「シラスバルーン」を採用。特殊なミキシング技術で練りこんだ。蓄熱性が高く、発熱体との相性も良い素材を追加することで、タイガー史上最高温度の火力を生む「300℃ WレイヤーIH」の効果の最大化を図っている。

JRX-G100の本土鍋
大きな特徴である土鍋がさらに進化
火山灰が原料のシラスバルーン採用で蓄熱性をさらに高めた
2023年モデルに引き続き、約300℃高火力の2層IHを採用

さらに、本土鍋を作る工程で塗布する釉薬も新開発。鉄やコバルトなどを含むことで遠赤効果を高めた。お米に効果的に熱を伝える工夫を本土鍋にも凝らすことで「一流料亭のような深い甘みと弾けるような粒立ちのごはん」を実現するという。

2023年モデル「JRX-T100」と比べた同社テストでは、新しいJRX-G100は甘み(還元糖の数値)を108.5%に、弾力は105%にアップする結果となった。

粒の立った炊き上がりに

木製のおひつの空気や水分コントロールを手本にした「おひつ保温」も進化。従来機種よりも庫内に送り込む空気量を増やし、保温の品質を向上。においや黄ばみを抑え、炊きたてのおいしさを保つ「料亭のおひつに近い湿度コントロール」を可能にした。

土鍋で炊いたご飯と、新機種JRX-G100で炊いたご飯を比較試食。G100の方は粒立ちがしっかりしていて、噛んだ時の甘みや粘りもしっかりした印象。何より、人の手によって炊き上がりが左右される土鍋に比べ、炊飯器でこの粒感と甘みのご飯が安定して炊けるのはうれしい
おにぎりにしても、しっかりした粒立ちの食感が良かった

本体サイズと重量は、3.5合のJRX-G060が約257×332×205mm(幅×奥行き×高さ)、約6.1kg。5.5合のJRX-G100が約282×366×219mm(同)、約7.4kg。

最大消費電力は750W(JRX-G060)、1,080W(JRX-G100)。本体カラーは両モデルともエボニーブラックとアイボリーホワイトの2色。

おにぎり太郎さんに、「ご泡火炊き」のごはんでおにぎり作ってもらいました!【5月21日更新】

土鍋の準プレミアム1機種と、圧力機構を変更した2機種も

左から「土鍋ご泡火炊き JPL-T100」、「ご泡火炊き JRI-A100」

「土鍋ご泡火炊き JPL-T100」は、約250℃の高火力で米の甘みとうまみを引き出すというモデル。最上位機G100/G060と同様に新開発の釉薬で遠赤効果を高めた。新たに「おこげ選択(白米・炊込み)機能」も採用している。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は118,800円。

「ご泡火炊き JRI-A100/A180」は、土鍋コーティングの内釜で、新開発の圧力機構により、より細やかな圧力コントロールが行なえ、ごはんの粒感が際立つ仕上がりを実現した。さらに、部品点数を減らしたことで炊飯後の手入れの手間も省いた。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5.5合炊きのJRI-A100が79,800円、1升炊きのJRI-A180が84,800円。