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タイガー、少量でも米の旨味を引き出す炊飯器。土鍋素材の釜で「ご泡火炊き」
2020年7月1日 16:54
タイガー魔法瓶は、圧力IHジャー炊飯器「炊きたて JPI-A型」を8月21日に発売する。5.5合炊き「JPI-A100」と、1升炊き「JPI-A180」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、69,800円前後、72,800円前後。
今年で50周年を迎えたジャー炊飯器「炊きたて」シリーズの新製品。炊飯器で土鍋のような炊き方に近づけるため、内釜には火力を強める蓄熱性の高い土鍋素材を使ったほか、泡立ちを高める加工を施した新釜底を採用。金属の内なべでも土鍋で炊いたようなお米の旨みを守るという「ご泡火(ほうび)炊き」を実現している。さらに、「少量旨火炊き」や、操作しやすい大型液晶なども備えている。
内なべは、9層の多層鍋に、蓄熱性と熱伝導性のよい素材をコーティングした厚さ3mmの「遠赤9層土鍋かまどコート釜~ご泡火仕上げ~」を採用。
内なべ外側上部には熱伝導性の高い銅素材を使用した「かまどコーティング」、下部には蓄熱性の高い「土鍋蓄熱コーティング」を施した。コーティングの粒の大きさが異なる素材を重ねることで蓄熱性を再現。沸とう時の火力が約13%アップした(従来品JPC-B102比)という。
内なべの内側には「遠赤土鍋コーティング」、底面には泡立ちを強化する新形状の釜底を採用。約3,000個の細かな凸で表面積を約11%アップ(従来品JPC-G100比)させ、泡立ちを強化した。土鍋のような細やかな泡立ちでお米一粒ひと粒を包み込み、遠赤効果を高めておいしさを引き出すという。
茶碗1~2杯分など、少ない量でもしっかりおいしく炊けるという「少量旨火炊き」も新たに搭載。フラッグシップモデルJPG型の「一合料亭炊き」で研究開発した、少量でも旨みを引き出す加熱プログラムを金属釜に応用した。JPI-A100は0.5合から、JPI-A180は2合から炊飯可能。「その日食べる分だけの炊きたてごはんをおいしく食べたい」声に応えるという。
ねばりと弾力を引き出す「可変W圧力炊き」を搭載。大小2つの圧力ボールによる独自の可変機能(1.25気圧→1.05気圧)を装備。また、かまど火に近づけるためIHコイルで釜を包み込むようにして加熱面積を広げた「釜包みIH」も搭載。加熱量がアップし、お米本来の甘みを出す。
すしやカレーに適した、ベタつきを抑えたしゃっきりとした食感のごはんを炊くときに使える「すし・カレー」メニューも利用可能。
茶碗1杯(0.5合)が最短約15分、1合が約17分で炊飯できる「少量高速」メニューも用意。忙しい毎日でも炊きたてのごはんが食べられる。なお、0.5合/1合の炊飯は5.5合サイズのみ。1升サイズは2合約20分となる。
冷凍用のごはんがおいしく炊けるプログラムも搭載。白米よりも時間をかけて吸水し、ベタつきを抑えつつ芯までふっくら炊きあげ、冷凍保存してもおいしさを保つという。
毎日の手入れは内なべ、着脱式のスチームキャップ、内ぶたの3点のみ。パーツの取り外しも簡単でスチームキャップは食器洗浄機でも洗える。内なべは取っ手付きでスイッチをオフにしてすぐに取り出して洗える。
本体天面は凹凸が少ないため拭きやすく、「お手入れシボフレーム」加工により、「おねば」がついてもはがれやすく、毎回の手入れもしやすいという。
本体カラーはオフブラック(JPI-A100のみ)と、オフホワイトの2種類。本体は360度どこから見てもスマートなデザインとしている。
大型の液晶ディスプレイも新たに搭載。従来品JPC-H型に比べて大きさが約1.5倍になった。また、ボタンの文字の大きさも約20%アップすることで、快適な使い心地を実現するという。
5.5合炊きの本体サイズは約252×302×211mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5.4kg。最大消費電力は1,200W。1升炊きの本体サイズは約275×329×242mm(同)、重量は約6.5kg。最大消費電力は1,350W。
同じく8月21日に、「ご泡火炊き」や「少量旨火炊き」などを省いたモデル「JPI-B型」も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5.5合炊きの「JPI-B100」が49,800円前後、1升炊きの「JPI-B180」が52,800円前後。いずれもカラーはディープブラウン。