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夏本番の前に確認したい、各メーカー推奨「エアコン試運転」の方法は?
2020年5月18日 08:30
日差しが強くなり真夏日も出始め、本格的にエアコンを使い始める季節が到来しつつある。そんな中、エアコンの各メーカーが、シーズン前の「試運転」を呼びかけている。
これは例年、夏になってから、問い合わせや点検・修理の申込みが集中するためだ。本格的シーズンに入ってから不具合を見つけて点検・修理を申し込んでも、メーカーがすぐに対応できない場合がある。
本格的シーズン前の今だからこそ、部屋のエアコンが、快調に作動するかどうかをチェックしておきたい。
そこで今回は、主要メーカーが推奨する試運転の方法や、お手入れの注意点をまとめた。
富士通ゼネラル(ノクリア)
富士通ゼネラルが推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・温度を「18℃」に設定
・運転モードを「冷房」にして運転開始
・しっかりと冷風が出ているかを確認
また運転確認のほかにも、その前後に行なうべきチェック項目が分かりやすくまとめられている。
富士通ゼネラルのエアコンには、「点検運転」機能を備えているモデルが多い。気になる点がある場合には、こちらも試してみて欲しい。
例えば、ノクリア「SVシリーズ AS-SV56K2」の取扱説明書には、点検運転を行なう方法が記されている。リモコンの「点検ボタン」をボールペンなどで軽く押すと、約30分の運転が開始されるという。その際に、冷風や温風が出ているか、異臭や異音がないかを確認する。また、異常が検出された場合は、本体のお知らせランプが点滅するとする。
まずは手持ちのエアコンの取扱説明書を確認し、「点検運転」機能をチェックしてみよう。取扱説明書は、下記サイトでも確認できる。
パナソニック(エオリア)
パナソニックが推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・「室内温度より3℃以上低く」設定する
・運転モードを「冷房」にして30分以上運転させる
以上の試運転を行ないながら、風が出なかったり、すぐに止まってしまったり、風が臭う、またはエアコン本体からの水漏れや異音がないかをチェックしていく。
リモコンを含むエアコンの不具合がある場合は、下記サイトを確認。各症状に応じた対処方法が詳細に記されているので、まずは試してみよう。
そのほか、LINEアプリで「@panasonic_aircon」を友だちに追加すると、AIが相談にのってくれるという。
ダイキン工業(うるさら、リソラなど)
ダイキンが推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・温度を最低温度「16〜18℃」に設定
・運転モードを「冷房」にして10分ほど運転する
・冷風が出ているか、以上を示すランプが点滅していないか確認
・さらに30分ほど運転し、室内機から水漏れがないかを確認
・異臭や異音がないかも合わせて確認する
そのほか下記サイトでは、フィルター清掃の必要性や、節電につながる設定温度の目安、室外機の周辺に物を置かないようにするなどの注意点を解説している。
そのほか「AI故障診断」でも、エアコンに関する相談が可能。試運転の上、気になる点がある場合には、活用してみよう。
日立グローバルライフソリューションズ(白くまくん)
日立が推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・温度を「16℃」に設定
・運転モードを「冷房」にして運転開始
・冷風が出ているかを確認
・室内機の「タイマー」ランプが点滅していないか確認する
・そのほか、室内/室外機からの異音、室内機からの異臭がないかを確認
上記に記した症状が出た場合は、下記サイトに記してある、それぞれの対処方法を、まずは試してみよう。
シャープ(エアレストほか)
シャープが推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・温度を「18℃」に設定
・運転モードを「冷房」にして運転開始
・冷風が出ているかやランプなどが点滅していないかなどを確認
下記サイトでは試運転の方法のほか、症状(状況)別の対処方法が記されている。なんらかの不具合があれば、使用しているエアコンの型番を確認したうえで、まずはサイトを読んでみよう。
三菱電機(霧ヶ峰)
三菱電機が推奨する試運転の方法は、以下の通り。
・温度を「16℃」に設定
・運転モードを「冷房」にして運転開始
・10分程度運転して、室内機の吹き出し口から冷たい風が出ているかを確認
・さらに20分程度運転して、室内機から水漏れがないかを確認
・異臭や異音がないかも確認する
下記サイトでは、試運転の方法のほか、その前後に行なうべきチェック項目が分かりやすくまとめられている。合わせて確認してほしい。