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換気中もエアコンつけっぱなしでOK? 新しい夏に向けダイキンがエアコン節電情報リニューアル

ダイキンが「換気に関する実態調査」を実施

ダイキン工業は、男女559人を対象に「換気に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。調査により、換気とエアコン冷房の両立という新たな夏の空気の困りごとの存在が明らかになった。そこで同社は、WEBサイトコンテンツ「エアコン節電情報」をリニューアル。換気中にエアコン冷房はつけっぱなしで良いかなど、夏に気になるエアコンの節電情報や上手な使い方を紹介している。

まず調査では、緊急事態宣言解除後も自宅で換気をしている人は約9割にのぼったという。一方で、これから夏に向けて換気中に気になることとして「部屋が暑くなる」や「エアコンの電気代」が上位に挙げられた。

WEBサイトコンテンツ「エアコン節電情報」をリニューアル

また「エアコンを運転している部屋で窓を開けて換気する場合、あなたはエアコンを消しますか、つけたままにしますか」という質問に対して、一時停止派は36.5%、つけっぱなし派は39.2%でほぼ同じ割合になった。

同社によると、エアコンは電源を入れた時に最も電力を消費するため、一般的に推奨されている1時間に5~10分程度の換気であれば、つけっぱなしにしておいた方が省エネになるという。

換気中のエアコンは、つけっぱなし派・一時停止派がほぼ同じ割合
1時間に5~10分程度の換気であれば、エアコンはつけっぱなしの方が省エネ

またエアコンのフィルターを1年間掃除していないと、消費電力が約25%増加するという調査結果もあるとする。エアコンは部屋の暖かい空気を吸いこんで、冷たい空気にして吐き出すことで、部屋を涼しくしている。そのため内部のフィルターが目詰まりすると、吸いこむ空気の量が少なくなり、部屋を冷やすのに多くの電力が必要になるという。

同社は、無駄な電力消費を防ぐために2週間に1度のこまめなフィルター掃除を推奨。フィルターのほこりは掃除機で吸い取り、汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、よく乾かすといいとしている。

ほかにも公式サイトでは、「帰宅したら部屋を換気して熱を逃がす」「風量は自動設定にする」などのエアコン節電情報を公開中

フィルターを掃除していないと無駄な電力を消費してしまう
2週間に1度のフィルター掃除で節電できる