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耐えられる? 夏本番のエアコン故障、予防のためにできるたった1つのコト

 夏の真っ盛りのエアコン故障なんて、考えたくない話。そんな最悪の事態を回避する方法を、ダイキン工業が発表しました。

 ダイキン工業が全国300人のエアコンユーザーへ行なった調査によれば、エアコンが壊れて点検や修理を依頼したことがあるのは26.7%。なんと4人に1人が経験していました。壊れた内容を具体的に聞くと、1位「冷風が出なくなった」50.0%、2位「電源は入るが動かなくなった」22.5%、3位「運転ランプが点滅した」15.0%という結果に。故障の内容で最も多いのが、夏の故障と分かりました。

エアコンの点検・修理を依頼したことがあるのは、なんと4人に1人
エアコン壊れの内容は「冷風が出ない」が最多。夏は要注意

 実際に点検・修理を依頼した人が、困ったり大変だったのは、1位「修理の人が来るまでに日数(時間)がかった」26.3%、同率1位「来てもらう日の調整に困った」26.3%、3位「修理代金が予想より高かった」20.0%となりました。それ以外の困りごとも含め、壊れたエアコンは、その日のうちに直らないことが多いことが分かります。

エアコンの点検・修理の困りごとからは、当日の修理が難しいことが分かる

 そこで、ダイキン工業がオススメするのが「エアコンの試運転」。特に夏本番前の5~6月に試運転しておけば、故障があっても、夏の暑い時期が来る前に、修理や買い替えが可能というわけです。

エアコンの試運転経験者は3割しかいない
エアコン試運転の時期は6月が最多。初夏のうちがおすすめ

 また「試運転」とひと口に言っても、正しいやり方が大切。エアコンが付いただけでは不十分なのだそう。室内機だけでなく、室外機の圧縮機が正常に運転していることを確認する必要があるそうです。そのため試運転は、2つのポイントを守って行ないましょう。

・冷房の最低温度に設定
・30分程度の運転

 また試運転のときは、「冷風がきちんと出ているか」だけでなく、「異常を示すランプが点滅していないか」「異常な音が出ていないか」「異臭が出ていないか」「室内機の水漏れがないか」のチェックも忘れずに。

 ユーザーに対して行なった、エアコンの試運転に関する「エアコン スイッチオンテスト」の正答率は50.8%。正しい試運転のやり方を知って、エアコンで涼しい夏を過ごしてください。

「エアコン スイッチオンテスト」で、正しい試運転の方法を知ろう