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パナソニック、エアコン内部の油分まで自動で分解・低減するエアコン「エオリア Xシリーズ」

 パナソニックは、エアコン内部に高濃度のナノイー Xを充満させ、付着した油分まで分解・低減する「新・内部クリーン」機能を追加した「エオリア Xシリーズ」11機種を11月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、26万円前後〜41万円前後(税抜)。

エオリア Xシリーズ

 史上最高濃度の独自イオン「ナノイー X」を搭載したルームエアコン。内部にナノイー Xをたっぷりと充満させることで、付着した油分まで分解・低減させるという。油分を低減させることで、カビの栄養源となるホコリの付着を減らし、内部のカビの発生を抑制する。

 また、エアコン未使用時でも常にカビの生えやすい環境を見張り、自動でエアコン内部を乾燥し、ナノイー Xを充満させてカビを抑制する「カビみはり」機能を搭載した。

 さらに熱交換器には、独自の「ホコリレスコーティング」を施してホコリの付着を防ぎ、自動で洗浄するという。そのほか、クロスフローファンに施した防汚・防カビコーティングは、防汚や防カビ効果のほか、除菌効果も認められ、防カビ加工製品認証マークであるSIAAを取得。2018年以降モデルから引き続き、エアコンで唯一「日本アトピー協会推奨品』マークも取得済みだという。

 AI機能も進化し、ワンボタンで快適な自動運転を行なう「AI快適おまかせ」運転を実現したとする。従来モデルでも、季節や室内外温度、日射、人が感じる温冷感など、様々なセンサー情報から「快適おまかせ」運転を搭載。新モデルでは、住宅環境(気密性、断熱性)や気象情報、各曜日の生活パターン、ユーザーの好みの運転情報の分析機能に加え、運転結果の学習を繰り返すことで、ユーザーの住宅や生活パターンに合った快適性と省エネ性を自動で判断し、さらに快適な自動運転を行なうとする。

リモコンの「AI快適おまかせ」を押せば、AIによる自動運転がスタートする

 新たに、室外機付近の外気温が50℃の高温でも、安定した冷房運転を実現できるよう、室外機の圧縮機などの制御を見直したという。逆に厳しい寒さの下でも、霜取り運転中でも暖房が止まることなく運転し続けるという。

 そのほか、運転終了後などにフィルターを自動で掃除し、取ったホコリを屋外へ自動排出したり、取ったホコリをダストボックスに溜めていく「フィルターお掃除ロボット」を搭載。

 無線LANを搭載し、外出先からスマホで電源のオン/オフが可能。スマートスピーカーにも対応するため、音声によるエアコン操作も行なえる。

 室内機の本体サイズは799×385×295mm(幅×奥行き×高さ)。適用畳数に応じた11モデルが用意される。冷房時の適用畳数は6~29畳、冷房能力は2.2~9.0kW、暖房能力は2.5~10.6kW。