ニュース

パナソニック、外気温-25℃の寒冷地でも55℃の温風を吹き出せ、暖房を止めずに霜取りできるプレミアムモデルのエアコン

 パナソニックは、暖房を止めずに霜取りできる「ハイブリッド エネチャージシステム」を搭載した、寒冷地向けエアコン「Eolia(エオリア) フル暖エアコン UXシリーズ」の20年度モデルを9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、29万円前後〜39万7,000円前後(税込)。

エオリア フル暖エアコン UXシリーズ

 外気温-25℃でも最高約55℃の温風を送り出せ、霜取り運転中も暖房を止めずに暖められる「ハイブリッドエネチャージ」を搭載した寒冷地向けのエアコン。

 温風をたっぷりと吹き出す高効率フォルムとロングワイド気流で、足元温度を約43℃に暖められるという。外気温-15℃でも最高吹き出し温度は約60℃、同-25℃でも最高約55℃のパワフルな温風を送り出す。

 暖房オンから設定温度への到達時間を、同社2018年モデルとの比較で約10%スピードアップさせ、より早く部屋を暖められるとする。

外気温-15℃でも最高吹き出し温度は約60℃。足元までしっかりと暖める

 「ハイブリッドエネチャージシステム」を搭載し、室外機の霜取り中でも暖房を止めずに部屋を暖める。運転中の排熱を蓄熱して室外機の霜を溶かす機能で、必要に応じて、冷媒加熱ヒーターが自動でオンして霜取りをアシストするという。

室外機の霜取り中でも暖房を止めずに部屋を暖める「ハイブリッドエネチャージシステム」を搭載

 また室外機は凍結防止ヒーターを備え、室外機内で溶けたドレン水が凍結し、室外機が動かなくなる事態を防止。溶けたドレン水を素早く排出する工夫を施しているとする。

 さらに、リモコンの「キープ暖房」ボタンを押すと、弱い暖房で室温を約10℃にキープし、部屋が冷え切ってしまうのを防止。人がいる時と同じ強さの暖房はもったいないけれど、暖め治すのに時間がかかるから、停止したくないといった外出時や就寝時に役立つ機能だという。

室外機に凍結防止ヒーターを装備
リモコンの「キープ暖房」ボタンを押すと、弱い暖房で室温を約10℃にキープし、部屋が冷え切ってしまうのを防ぐ

 そのほか、カビ菌や花粉など空気中のさまざまな汚染物質を抑制する「ナノイーX」、節電効果を高める「ひと・ものセンサー」や「おへや学習機能」、「エコナビ」、着替えや帰宅時にパワフルな温風で素早く暖める「もっとモード」などを搭載する。

 無線LANを搭載し、外出先からスマートフォンでエアコンを遠隔操作できるのも特徴。エアコンの電源をオンオフできるため、帰宅前にアプリからエアコンを付けて、部屋を暖めておける。また、エアコンを消したかどうかなども確認可能。

 室内機の本体サイズは799×385×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は、2.5kWクラスが799×299×630mm(同)、2.8〜7.1kWクラスが849×319×699mm(同)。

 ラインナップは、「CS-UX250D2」(冷房時のおもな適用畳数が8畳)/「CS-UX280D2」(同10畳)/ 「CS-UX400D2」 (同14畳)/「CS-UX560D2」(同18畳)/「CS-UX630D2」(同20畳)/「CS-UX710D2」(同23畳)の6モデル。

霜取り運転中の室温低下をやわらげる「TXシリーズ」を発売

 同社は霜取り運転中の室温低下をやわらげる「暖気チャージシステム」を搭載した寒冷地向けエアコン「Eolia(エオリア) フル暖エアコン TXシリーズ」の20年度モデルを9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、17万円前後〜27万円前後(税込)。

エオリア フル暖エアコン TXシリーズ

 「暖気チャージシステム」は、霜取り運転前に暖房を強めて、あらかじめ暖かさをチャージするシステム。霜取り中の室温の低下をやわらげるという。

 そのほか、「ナノイーX」、部屋内の日射の変化に合わせて運転パワーを制御する「日射センサー」、「おへや学習機能」、「エコナビ」、「もっとモード」などを搭載する。

 室内機の本体サイズは798×239×295mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は、799×299×630mm(同)。

 ラインナップは、「CS-TX220D2」(冷房時のおもな適用畳数が6畳)/「CS-TX250D2」(同8畳)/「CS-TX280D2」(同10畳)/ 「CS-TX400D2」 (同14畳)/「CS-TX560D2」(同18畳)/「CS-TX630D2」(同20畳)の6モデル。