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日立、室内機も室外機も凍結洗浄してキレイにするエアコン「白くまくん」
2019年9月3日 16:19
日立ジョンソンコントロールズ空調は、業界で初めてエアコンの室外熱交換器を自動で掃除する「白くまくん プレミアムXシリーズ」を、10月末に発売する。価格は25万円前後〜40万円前後(税抜)。
ラインナップは、冷暖房時6畳程度の「RAS-X22K」から、同8/10/12/14/18/20/23/26/29畳程度までの全11種(12畳程度のモデルが2機種あり)。
室内機の熱交換器やファンを凍結洗浄して、自動で機内をキレイにするルームエアコン。
新モデルでは室内機だけでなく、室外機の熱交換器も、ファンの逆回転と凍結洗浄によって定期的に汚れを落とす「室外熱交換器自動お掃除」機能を搭載。これらにより、性能低下による無駄な電気代の発生を低減するという。
「室外熱交換器自動お掃除」機能は、運転停止後に室外機のファンを運転時とは逆の回転をさせる。これにより、運転中に吸い込んで機内に付着した大きなホコリを、はがすとする。さらに、定期的に熱交換器を凍らせ、蓄えた霜を一気に溶かして汚れを流す「凍結洗浄」を行なう。
室外機の「ファン逆回転」は、運転を停止した際に毎回行ない、大きなホコリをはがしとる。一方で「凍結洗浄」は2カ月に1回、5〜20分ほど行なうことで、小さなホコリを洗い流すという。重要なのは、付着したホコリを長期間放置せず、こまめに洗うこと。こまめに洗浄することで、ホコリを落としやすく、熱交換器をキレイに保てるとする。
また、室内機については従来機と同様に、熱交換器を凍結させ、その霜を一気に溶かすことで汚れを流す「凍結洗浄」と、ファンに付着したホコリをブラシで落とす「ファンロボ」を搭載。
さらに、室内機内部の温度と湿度を常にモニタリング。カビが成長しやすい環境になると、内部にプラズマイオンを充満させ、カビの成長を抑制するという。また、内部の湿度を約30%以下、温度を約40〜50℃に維持することで、短時間で効果的にカビを死滅できるとする。
こうした「カビバスター」機能と、「凍結洗浄」、「ファンロボ」との組み合わせで、エアコン内部を常に清潔に保てるという。
また引き続き、暖房や冷房機能では、「くらしカメラ AI」を搭載。室内の人の位置や在室時間、活動量や周囲の温度、家具の位置や形状を識別。その上で暖房では人の足元を中心に温め、冷房では冷風を直接当てる・当てないを選択できる。それぞれの人が快適に過ごせるよう、体感温度に合わせた気流コントロールを行なうという。
同社によれば、デザインについては、上面から下面まで継ぎ目や段差の少ない形状で、清掃性の向上と、すっきりと見えるよう目指したとする。センサー類やリモコン受光部なども、横に通したスリットに集約して、シンプルにまとめたという。